「今日の1曲」2022.04.29 - 05.05
4月29日(土・祝)
今日の1曲 は、1980年代半ばごろの、イギリスのニュー・ウェイヴ/ブルー・アイド・ソウル系バンドのヒット曲です。
全英2位を獲得したこのバンドのデビュー・アルバムからのシングル・カットでした。この曲の他にもヒットが生まれて、バンドの人気は高いものがありました。
この後、いくつかのヒット・アルバムはあったものの、次第にバンドは勢いを失って、1989年には解散してしまいました。
1984年のヒット曲でした。19時ごろに。
【You’re the Best Thing (1984)】
スタイル・カウンシルのヒット・デビュー・アルバム “Café Bleu”(『カフェ・ブリュ』じゃなくて『ブル』だと思うんですけど)からのシングル・カット曲。アメリカではあまりヒットしませんでしたが全英チャートでは7位になっています。
4月30日(日)
今日の1曲 は、1960年代の後半に出たアメリカのロック・バンドのヒット曲なのですが、この曲は元々ジャズの曲なんですね。それもいわゆるスタンダード・ナンバーというのではなくて。
同じく1960年代後半に書かれたジャズのインストルメンタル・ナンバーだった曲でして、そちらのオリジナルの方もジャズとしては異例の(?)ヒットになったものでした。で、今日のバージョンはそれに歌詞をつけて歌って、そちらもヒットになったという曲なんですね。
いくつかのヒット曲のあるバンドなんですが、名前だけ聞くとイギリスのバンド? と思うんですが、ちょうどブリティッシュ・インヴェイジョンで色んなイギリスのバンドがヒットを生み出した中、それにあやかった名前にしたとかいう話です。
1967年のヒット曲でした。19時ごろに。
【Mercy, Mercy, Mercy (1967)】
ジャズ・ファンにはキャノンボール・アダレイの演奏が有名な、ジョー・ザヴィヌル作曲のファンキー・ジャズのヒット曲。このザ・バッキンガムズというイギリスのバンドのようで実はアメリカのバンドのバージョンは全米5位まで上りました。
5月1日(月)
今日の1曲のオリジナルは1960年代の初めごろに、アメリカの有名男性カントリー・シンガーが歌ったものですが、それを何年か後にポップ/ロック・バンドがカバーしてヒットさせたバージョンで。
この曲、他にもアメリカやイギリスの有名なグループがカバーしたりしてるんですが、最終的に一番ヒットしたのは今日のバージョンでした。歌っているバンドは1950年代終わりごろから1970年代まで活躍したアメリカのバンドでした。
元々高校時代に結成されたバンドだったそうですが、1960年代にいくつかの全米トップ10入りするヒット曲を遺しています。今日の曲もそんなトップ10入りを果たした曲の1つでした。
1968年のヒット曲を、19時ごろに。
【Turn Around, Look at Me (1968)】
オリジナルは1961年にグレン・キャンベルが歌った曲。その後レターメンやビー・ジーズもカバーしていますが、最も成功したのは、こちらのペンシルヴェニア出身のグループ、ザ・ヴォーグズのバージョンで、全米7位になっています。
5月2日(火)
今日の1曲 は、1960年代の中ごろに生れたアメリカのロックンロール・バンドによるヒット曲です。このバンドののデビュー曲でもあり、最大のヒット曲でもありました。
いわゆるガレージ・ロックのバンドでしたが、そのサウンドにホーン・セクションなどを加えてポップな感じを出していたのが特徴で、デビューして間もないころは全米トップ40入りするヒットを放っていましたが。
どうもメンバーの出入りが激しかったようで、分裂状態になったりもして、だんだんと勢いがなくなっていき、1970年には解散してしまいました。
1966年のヒット曲でした。19時ごろに。
【Time Won’t Let Me (1966)】
アウトサイダーズはクリーヴランド出身のバンドで、スターファイアーズという名で高校時代の1950年代後半から活動していましたが、この曲の発売前に名前を変えたのだそうです。この曲がメジャー・デビューとなり全米5位のヒットになりました。
5月3日(水・祝)
今日の1曲 も、1960年代中ごろに出た曲ですが、今日の曲はアメリカのロック・バンドによる、当時流行りのいわゆるサーフ・ロック系のミリオンセラー・ヒット曲でした。
このバンドはナッシュビル出身の人たちで、今日の曲は彼らのデビュー曲であり、彼らの最大のヒット曲でもありました。その後トップ100入りする曲はいくつか遺していますが、数年で活動を停止しています。
当時人気だったクルマが欲しいとか買いたいとかいう内容の歌詞ですが、私なんかがタイトルだけ見ると日本のマンガ(あるいはドラマ)かよと思ったりもして……
そんな1964年のヒット曲を、19時ごろに。
【G. T. O. (1964)】
ロニー&ザ・デイトナズは、ナッシュビルで結成されたサーフ・ロック系バンドで、この曲がデビュー曲でした。全米4位になるヒットになりましたが、この曲が彼らの最大のヒットでした。ポンティアックのGTOが欲しい、絶対買ってやるという曲です(笑)
5月4日(木・祝)
今日の1曲 はアメリカのロックン・ロール・レジェンドの1人による曲なんですが、この曲は200以上のカバー・バージョンが存在するそうで、そのうちの1つです。
オリジナルが書かれたのは1950年代終盤ですが、今日のバージョンは1960年代中ごろにレコーディングされ、全米トップ10上位に入りました。おそらくカバー・バージョンの中では最もヒットものではないかと思います。
歌っているのは、こちらもアメリカのロックン・ロール・スターの1人である白人男性シンガー/ギタリストで、彼にとっての最初の大ヒット・ナンバーでもありました。
1964年のヒット曲を、19時ごろに。
【Memphis (1964)】
オリジナルはチャック・ベリーで、その他にも数々のカバーのある曲。ビートルズもレパートリーにしていました。この前年にも別のバージョンがヒットしていますが、こちらのジョニー・リヴァーズのバージョンがおそらく最もヒットしました。
5月5日(金・祝)
今日の1曲 は、1960年代中ごろのアメリカの男女のデュエットによるヒット・バラード・ナンバーです。この曲、元々はアメリカの曲ではなくて有名なフランス人男性シンガーソングライターによるものでした。
その曲に英語の歌詞がついて、英語圏でもヒットし、今日のバージョンの数年前にも別のカバーがヒットしたりもしてるんですが。そんなわけで、このフランス人の曲としては世界的に最も有名な曲の1つとなっています。
今日のバージョンは、アメリカの男女R&B/ソウル・シンガーのデュエットによるものです。この2人のデュエット・アルバムからのシングル・カットでした。
1964年のヒット曲を、19時ごろに。
【Let It Be Me (1964)】
原曲はジルベール・ベコーの “Je t’appartiens” という曲。英詞がつけられ数多くのカバーのある曲です。エヴァリー・ブラザーズも歌いヒットさせていますが、このベティ・エヴァレットとジェリー・バトラーのバージョンは全米5位になりました。
好きな音楽を紹介したり、演奏したり、音楽をテーマにした笑えるショートフィクションを書いています。ジャムセッションが好きなので、そのネタが多いです。