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子どもと一緒にツリーハウスをつくります(vol.1)

こんにちは!
山中 陽(あきら)です!

錦江町の地域おこし協力隊としての活動も残すところあと8ヶ月ほどになりました。

協力隊としての最後のまちづくりの活動として、今年度、錦江町の子どもたちや住民さんたちと一緒に公園にツリーハウスをつくります!!

今回のプロジェクトの経緯を少し長くなりますが紹介します。

きっかけは2020年6月。錦江町は子どもの数は減っていますが、町内にも子どもたちが遊べる公園がいくつかあります。

ただ、その公園には遊具が全くなく、実際に遊んでいる子どもたちをみることは滅多にありません。公園の存在自体知らない子どもが多い現状です。

「遊具を設置すれば子どもたちにとって楽しい場所になるのか?」「滑り台?ブランコ?何を設置すれば良いのだろうか?」

と、大人たちが議論を交わしていました。

議論を重ねていくうちに1つの考えが出てきました。

「公園を使うのは大人じゃなくて子どもたち。じゃあどうしたら良い公園になるかを考えるべきなのは大人ではなく、実際に公園を利用する子どもたちなのではないか

子どもたちが楽しく利用する公園を作るのに今まで通り大人が案を出して設計を行い、施工するのではなく、今後利用するであろう子どもの意見を反映し、子どもたちに主体的に考えさせる方が、町にとってより良い居場所をつくることにつながるのではないか。

ということで公園の活用方法について子どもたちに呼びかけました。

すると、小学3年生〜5年生の10人の子どもたちが集まりました。

そして2020年の8月〜9月に4回の検討会を行いました。

8月12日 第1回検討会:「誰のため」「どんな」遊具をつくるか

自分たち以外にも公園を使う人はいる、公園を使う人は誰なのかを考え、自分たちだけでなく、その人たちが喜ぶ公園にするためには、どんな遊具があれば良いかを考え、意見を共有しました。

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8月18日 第2回検討会(合宿1日目):ものづくりを通して愛着や責任感を感じる

実際に自分たちでいろんな人が使う物をつくることを通して、使う人への配慮や、つくった物に対する愛着、いろんな人が使うものを代表して考え、提案し、提供することの責任感などを感じてもらいました。この活動では錦江町にオープンしたばかりのゲストハウスに、子どもから大人まで使えるベンチをつくりました。

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8月19日 第3回検討会(合宿2日目):必要な遊具、設備を考える

自分たちが代表して町の公園を考えている責任感を持ち、改めて何を提案するかを考えました。

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9月5日 第4回検討会:それぞれの遊具が必要な理由をまとめる

どうして公園にその遊具があれば良いのか、誰が喜ぶのか、理由を深掘りしていきました。また、錦江町長、副町長、教育長、町民さんたちに提案する練習も行いました。

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9月16日 町長、副町長、教育長へ提案

これまで考えてきたことを錦江町長、副町長、教育長へ提案しました。
なかなか集まって練習する時間もありませんでしたが、子どもたちみんな堂々と提案することができました。

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9月28日 まちづくり町民講座:町への提案とこれまでの活動を錦江町民へ発表

錦江町で定期的に行われているまちづくり町民講座の場を借りて、錦江町民への活動報告会、提案を実施しました。

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錦江町に提案した結果、子どもたちの提案することも受け止めてくれて子どもたちのがんばりは認めてくれました。

ただ、提案に対して、「この活動、提案を応援してくれる人はいるのか?」という疑問が生まれました。

子どもたちも提案はしたけど、「提案して終わりだろうなぁ」「結局理想を伝えたけど、実現はしないんだろうなぁ」という気持ちを持っていました。

そこで提案したことを実現するために、実際に応援してくれる人がどれくらいいるのか可視化するために、子どもたちに「クラウドファンディング」に挑戦しようと提案しました。

本来のクラウドファンディングの目的である資金調達ではなくて、「1ヶ月で支援者100人」を目標にクラウドファンディングに挑戦しました。

プロジェクトのタイトルは

「ぼくらの公園には木しかない」

1ヶ月でなんと166人の人が応援してくれました。

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この結果を受け止め、今年度錦江町にツリーハウスをつくることになりました。

今年度ツリーハウスを完成させることが目的ではなく、みんなで提案したツリーハウスをみんなで一緒に楽しみながらつくる過程にこそ価値があると考え、8月から月に1回土日に住民さん参加型のワークショップを行いながら年内の完成を目指します。

第1回WSチラシ ver.2

町内外問わず、大人も子どもも一緒に楽しめるプログラムにしてみせます。

興味のある方はぜひご連絡いただきたいです。

Instagram→https://www.instagram.com/akira12.06/
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これが自分が錦江町の地域おこし協力隊としての最後のまちづくりの企画になるかと思います。

ぜひぜひ一緒にまちづくりを満喫しましょう!!

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