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2023年10月5日 ドイツで忘れていた日本的丁寧さ

最近、夜、大好きな台所をぴかぴかにして1日を終えるのが小さな楽しみで、10年前にドイツに来て、仕事や起業のばたばた、子育てのどったばたで忘れていたていねいさを思い出したような気がします。

特に子供が生まれたあとは、「丁寧な生活(笑)、そんなのできるか」と、日々しなければいけないことを効率効率と目をぎらぎらさせて殺伐とこなしていました。もうなんていうかブルドーザー。家族からしたら怖かったでしょうね w

ドイツに移る前の京都時代は、月刊誌の天然生活を読んで「丁寧な生活美しいなあ〜」なんて憧れていた時期もあったのだけどなあ。ドイツに移ったばかりの頃は、宅配便の荷物を投げる配送員や、レジを通した商品を投げる店員にショックを受けて、心を痛めまくっていて、今でも悲しいですが、もう日常です。さすがに自分では投げないけれど w

子供が大きくなって、ちょっと落ち着いて、最近どこかで知ったか、それともAmazonが勧めてきたのか、書道家の武田双雲さんの『丁寧道』という本を手にとり、今日読み終わりました。

そう、急がば回れなんですよね。丁寧にした方が気持ちいいし、まわりにもいいんですよね。義務感からやっても何もいいことないし、私も何か義務感からやられたらいやです。著者のお人柄もあってか、素直にアドバイスを受け取れそうです。

日本的丁寧さ、義務感から丁寧にしようとするときついですが、ある種職人敵に楽しみながら丁寧にするのは心地よいです。

そんなこんなで今晩も使い終わった台所に感謝しつつきれいに磨いて、ヨガをして寝ます。

ゆっくりゆっくり丁寧に、でも野心やわくわくも忘れずに生きたいと思うのでした。

写真: 最近仕込んだ白味噌です。ヨーグルトメーカーの底の温度が高いようで若干色が濃いですが 😅 京都のゆったりやんわりした何かを思い出す良いお味です。

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