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令和元年 阿蘇神社御田植神幸式

年間を通して執り行われている阿蘇神社の農耕神事の中でも最大級の神事である御田植神幸式(通称おんだまつり)は、阿蘇神社に祀られている神々が神輿にお乗りになって神社周辺の青田を巡って稲の生育具合を見て頂いて豊作を祈願するお祭りで、国重要無形民俗文化財に指定されています。

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神事自体は10時開始ですが、早めにスタンバイしておこうと7時前に神社へ到着してお参り。
田男・田女・牛頭の田植え人形を始めとする、行列供奉者が掲げるお道具が鎮座しておりました。

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行列供奉者の中で最も注目を帯びるのが、こちらの白装束を纏った女性達。
神事へと向かう一瞬でさえ凄まじいシャッター音が響き渡ります。
白装束の女性達は、阿蘇十二神・火の神・水の神の十四神のお食事が入った唐櫃を頭に乗せて運ぶ役割を担う宇奈利(うなり)です。

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そして神幸行列が始まります。

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神輿の下をくぐると1年健康に過ごせると伝えられており、御賽銭を供えてくぐっていく風景が見られました。
(楽しそう!私もくぐりたい!!と思いつつ、でっかいバックパックを背負っているので断念)

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神職の方々、早乙女姿の女の子は馬に乗って行列にくわわります。

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田植え人形を掲げる子供達。
楽しそうに神事に取り組む姿に顔が綻ぶ。

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見た目華やかな宇奈利さんですが、相当の重労働だと思われます・・・
合間にちょこちょこ小休憩はあるのですが、本当にお疲れ様でございますm(__)m

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一の御仮屋に到着。

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ここで言う田植えとは、御田祭の神事用に特別に育てられた稲を神輿に向かって投げる事を指します。
神輿の屋根に多く稲が乗る程その年は豊作になると伝えられており、私も気合いを入れて投げてみましたが、神輿とは全く違う方向に飛んでいってしまいました(笑)

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二の御仮屋でも田植えに参加。
大量の稲を頂いたにも関わらず、やはり屋根には乗らず・・・
難しいけれど楽しいから良いのです←

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青田。
後方の建物は阿蘇やまなみ病院阿蘇グリーンヒル介護老人保健施設で、神幸行列を心待ちにしてらしたであろう利用者さんのお姿が・・・
宇奈利さんは利用者さんの頭に唐櫃を乗せる仕草をされていて、とても微笑ましかった。
(望遠レンズ持って行っていたのに装着してなかったので、この一瞬がアップで撮れませんでした・・・無念)

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門前町商店街を抜けて、阿蘇神社へ還御。

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そして、最後の田植えです。

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因みに神輿に乗らなかった稲を実際に田圃に植えると虫が寄り付かないと言われており、見物客を含めた多くの方々が持ち帰るのだそう。
近くにいらした方とお話しましたが、昨年持ち帰った稲はちゃんと収穫出来たとの事!
そのお米、とても御利益がありそうだ。

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成就祭を終えて御田植神幸式は終了しましたが、夜は境内で中江岩戸神楽の奉納が行われるとの事で、折角なのでそちらも鑑賞する事に。

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五方礼始、柴曳、五穀舞(この日はお菓子を振る舞って下さいました(何故か2回も手渡しで頂いた/笑)、最後は八雲払い。
ISO400のフィルムだったのでちょっと撮影は厳しかったのですが、最後にとても楽しませて頂きました!

今年の御田祭は阿蘇神社・国造神社ともに神幸行列は中止となり、神事のみ行われたのだそうですが、次にまた神幸行列が行われる際には、今度は国造神社に伺ってみたいと思います。


最後まで読んで頂き、有難うございます。


【撮影機材】
Canon EOS-1V
Canon EF17-40mm F4L USM
Canon EF24-105mm F4L IS USM
FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400

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