でき太くん三澤のひとりごと その64
三澤です。
私は今の仕事を通して、子どもたちひとり一人が自分の目標や夢などに迷うことなく向かっていける自己肯定感や、能力を育てていくサポートをしていきたいと考えています。
そのためには、学年枠にとらわれることなく、ひとり一人のお子さんのスタートラインをしっかり見極め、ひとり一人にあった学習プログラムを構成していく必要があります。
そして、教える教育の弊害を避けるために、子どもが「自分のちから」で学習を進めることができる学習材の開発も必要です。
さらに日々の学習の様子やテスト内容を拝見させていただく中で、お子さんひとり一人の「学習の質の向上」もアドバイスしていく必要があります。
就学期は、教科学習においての成功体験が自己肯定感を育てていくことにつながりますし、学習の質を向上させ、学習した内容を確実に定着させていく技術を身につけることができれば、子どもは自身の力で自分の可能性をひろげていくことができます。
私はさらにここに教科学習以外の実感の伴う「経験」も必要であると考えています。
たとえば、夏休みのキャンプ。
親元から離れ知らない子ばかりがいるサマーキャンプに参加し、自分で友達を作り、思いっきり遊んだ経験。
少しきつい山登りの経験。
友達同士のトラブルをみんなで話し合って解決した経験。
カレーライスを自分で作った経験。
日が暮れているのに気づかないほど遊んでいた経験。
などなど。
できるだけ親やまわりの大人が先回りしない「経験」を子どもにさせてあげたほうがよいと思っています。
私たち大人は、子どものためについつい先回りして子どもに大変な思いや失敗をさせてないようにしてしまうものですが、子どもの成長にとっては大変な思いや失敗も大切な経験なのだと思います。
サマーキャンプも、友達もできずにひとりで過ごしていたらかわいそうと思って先回りしてしまったら、子どもは自分で問題解決する経験ができなくなります。
少しきつい山登りも、途中で疲れてイヤになってしまうだろうから参加は見合わせようとすれば、子どもは自分の限界ギリギリはどのあたりなのかを実感できる経験ができなくなります。
カレーライス作りも、包丁を使うのは危ないからといって経験させなければ、子どもは「自分でできた!」という達成感を味わう経験ができなくなります。
できるだけ大人が先回りしない、子どもが「自分でできた!」という経験を生活面でもすることができれば、子どもの自己肯定感はさらに向上し、自分の目標や夢に向かって進んでいけるようになると思うのです。
教科学習だけでなく、生活面での「経験」。
この2つがあることで、子どもはどんどん成長していくと思うのです。
私が生活面での子どもの「経験」で心がけていることは、ちょっと遠くから、できるだけ先回りせずに、子どもにすべてを経験させる。
そしてもしサポートが必要なら、見えないようにそっと手を差しのべるです。
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