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でき太くん三澤のひとりごと その68

先週、ベトナムに住む親御さんを対象としたセミナーのようなものを実施しました。親御さんの子育てに関する悩みに対して、ひとつ一つアドバイスをさせていただきました。

その中で私が言ったひと言に、親御さんがちょっとびっくりしたような表情をされました。

そのひと言は、「子育てに失敗はない」というものです。

冷静に考えれば、確かにはじめて聞く方はびっくりしてしまうかもしれませんよね。でも私はこれまでの経験を通じて、本当にそうだな、と思っているのです。


子育てに失敗はないのだから、まず思いっきり子どもと向き合ってみればいい。


まずは自分の感じていることを、しっかり子どもに話してみればいい。


失敗はないのだから、じっくり子どもの話を聞いて、まずはしたいことをさせてあげればいい。


ちょっとそのお母さんを後押しするようなつもりで、私が感じていることをお伝えしました。

失敗というのは、対象となるものをあきらめたときに生まれる言葉であって、対象となるものをあきらめずに、取り組み続けていれば、その取り組みは成功への過程であると思うのです。

99回うまくいかなくても、100回目でうまくいったら、その99回は「失敗」ではなく、成功への「過程」、大袈裟にいえば、成功への「歴史」とも言えますよね。

ごめんなさい、理屈っぽくって。

ということは、子育てにおいても、あっちにぶつかり、こっちにぶつかり、うまくいかないことがあったとしても、子どもとしっかり向き合って、ひとつ一つ問題と向き合っていけば、必ずお互い笑い合える日がくる。

子どもと話が噛み合わなくて、なかなか思うようにならないことがあったとしても、しっかり子どもと向き合っていくこと、ときには距離を置いたりしながらでも、ずっと子どもと向き合っていくこと。

そういうことをおこたったりしていなければ、子育てに「失敗」はないと思うのです。

どんなに大変なこと、きついことがあっても、最後まで子どもと向き合い続ける。
これをあきらめない限り、必ずお互いが笑い合え、お互いを尊重できる日がくると思うのです。

人によって、そこまでいくのにびっくりするほど時間がかかることもあるかもしれませんが、あきらめない限り、それは成功への過程、歴史になるのです。

その過程、歴史のサポートをしていくことが、私の役目なのだと、改めて先日のセミナー後に感じました。


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