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でき太くん三澤のひとりごと その69

以前からこのコラムでは、ひとり1人のスタートラインから学習を進めていけば、どの子も必ず算数、数学ができるようになっていくということはコメントしてきました。

私がそう感じるのは、小学5年生で計算に指を使っていたお子さんでも、中学で上位の成績をとるようになったり、先天的に脳に障害があり、お医者さんから「2ケタの数の加減」ができるようになればよいほうと言われたお子さんが、方程式の文章題(中学1年生相当)ができるようになったりと、びっくりするような成長を遂げるお子さんたちを見てきたためです。

この成長を支える上でもっとも大切なものが、「わが子を信じる」ということです。

びっくりするような成長を遂げたお子さんには、必ずそばにわが子のことを信じている親御さんが一緒にいてくださいました。

普通、お医者さんに「2ケタの数の加減」ができればよいほうと言われたら、

「そうか。。。そうなんだ。。。」

と思って、わが子にそれ以上のことを求めなくなってしまうものです。

ですが、その親御さんは「私たちが亡くなったあと、2ケタ以上の計算もできないとなったら、買い物や生活すら満足にできず、騙されたり、虐げられたりするのではないか。そういうわが子を想像したら、死ぬに死ねない」という思いから、わが子の成長を諦めませんでした。

たとえ、3ケタまででもいい、九九だけでもいい。

少しずつでも「2ケタ」以上のことができれば。。。

そういう思いで、でき太を継続してきました。

結果、お医者さんの予想をはるかに超えて、方程式の文章題まで解法できるようになりました。

方程式の解法ができるということは、割合、速さといった概念がわかっているということです。割合、速さは大学生でも取りこぼしている方がいるくらいですから、このお子さんがどれだけ飛躍的に成長されたのかが想像できると思います。

このような成功例が1つ、2つであれば、それは奇跡という言葉で片付けられてしまうかもしれませんが、私はそういう事例を本当に数多く経験させていただきました。

そういう事例を経験させていただくたびに、

「人間ってなんだろう?」

「何が飛躍的な成長を支えているのだろう?」

という疑問が心に浮かびますが、今わかっていることは、ひとり1人のスタートラインから学習を継続すること(土日もクリスマスもお正月も)、そして、必ず側に「わが子を信じる」人がいることです。

学校の先生に、「今でも指を使っていますから、そろそろ支援級のこともお考えください」とか、「このままでは志望校受験は無理ですね」とか、「発達障害がありますから、これ以上の成長は望めないかと。。。」とか言われると、普通は不安や心配になるものです。

そして、この不安や心配が負のエネルギーとなって、毎日一緒に過ごす「わが子」に伝わっていきます。

親子は深い絆で結ばれていますから、いくら口で「がんばればだいじょうぶ❗️」、「あなたならできるよ❗️」といっても、不安や心配があるうちは、その言葉は子どもに届きません。言葉にしていない不安、心配のイメージだけが子どもに伝わっていくのです。

周りに何を言われても、周りがどう評価しようとも、わが子が0点のテストを持って帰ってきても、最後まで「わが子を信じる」こと。

これが、子どもにとって何よりのエールになり、学習に対するモチベーションアップにつながっていきます。

もしわが子の学習を見て、不安で心配でたまらなくなったら、いつでも私のところにご連絡ください。
その不安や心配を一緒に解消していきましょう。

そうすれば、わが子を信じるというすばらしいエネルギーを、大切なお子さんにそそぐことができるようになります。


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