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フランスで差別をうける

フランスには移民がどんどん入ってきている。アフリカ系、モロッコやアルジェリアなどの北アフリカ系、いわゆるアラブ。東ヨーロッパ。アジア。

来てみて気付いたが、ヨーロッパには根強い有色人種への差別が根底にある。

元夫は本人は全く無自覚だか、無意識のところでやはり、白人が優れていると思っている節があった。

それを言うと、全力で否定するので、本当に無自覚で、自分に限ってありえないと思っているのだろう。

わたしも差別を受けたことがある。道端で罵倒されたり、意地悪されたり、オーダー取りに来てくれなかったり、

完全に無視されたり、その時は腹がたったので、同じ言葉を三度繰り返し伝えた。そしたら、いい加減にしろと怒鳴られた。ほとんどパリの出来事

そしてアフリカ系やアラブ系も普段虐げられているから、自分たちのフラストレーションをアジア人を下に見て蔑視することで晴らしている人が多いらしい。特にパリ。

日本人の友人は、アフリカ系の人に、国へ帰れと罵られ、お前が帰れと思わず言ったらしい。後で面白くなったので、ネタにしていた。

他の友人はコロナの時に、至近距離でわざとらしいくしゃみをされて。唾液を飛ばされた。上のは笑えるが、これは笑えないケースだ。

とにかく、挙げればキリがない。


友人は子供を私立学校に通わせている。顔見知りなので子供と同じクラスの子のママに、一言おはようと伝えると、彼女はおもむろに空を見上げたそうだ。

次も日も、次の日も。空に何があるのですか?と聞きたくなるくらい空を見上げているから、2、3回目で無視されていることに気付いたそうだ。

そういう露骨な人、いるんだよね。

満たされたない人はどこにでもいるから一概には言えないけどね。

ある日、娘の遠足に付き添いで参加した。

私と娘が日本語で話していると、1人の女の子がこちらをチラチラ見て他の子たちと含み笑いをしている。

私が娘の名前を呼ぶと、日本語発音を真似をしてクスクス笑う。不快に思った娘はいら立ち、その子たちに抗議するが、無視されて嫌がらせは続いた。娘はさらに逆上して、激おこプンプン丸になってしまった。

1人で揺さぶられている娘が気の毒になり、私自身も悲しい気持ちになった。いい加減にやめろと、伝えたが、クスクス笑うばかりで私の言葉も届かないフリをする。

クソガキどもめ。

真剣に叱ることにした。

おい、おまえたち。君たちと私たちは同じ人間だ。ただ、違いがあるだけだ。文化が違うだけだ。違うってわかるか?嫌がっているクラスメイトにそれを続けるのか。意地悪なやつらだな。

難しいことは言わないけど真剣勝負だ。

1人の子がヤバイって顔で、もうやめようぜと他の子に言ってくれた。

知らないこと、共感性と想像力の欠如が差別を生む。あっけらかんと生む。

日本では、味わえないけど、される側になって、それを連鎖して何処かを吐口にする行為は愚かだと実感する。

でもさ、なくそうとしたらなくならないのかもしれない。隣り合わせになって自然に話してみたら通じ合った。とかさ、人と人は話したらいいんだよ。コミュニケーションはやめちゃいけない。

不快に思ったら、不快だと伝える。こうして欲しいと伝えるようにしたい。

(一言のコメントもなしに記事のリンクだけを頻繁に送ってくる人がいるのだが、これも、伝えた方がいいのか。。。)


そんなフランスの地方都市では、どこででも会話が始まったり、笑顔を交わしたりできる人も、たくさーんいるから。そういう人とのコミュニケーションはすごく楽しい。


日本帰国時、美味しい大福が売り切れていて、残念な気持ちだったので、横にいた同じように大福を楽しみにしてガッカリしてる人に、

売り切れちゃいましたね。

って話しかけたら、ドン引きされたんだよね。

こんな軽いジャブ、華麗に受け取って、また軽いジャブお返ししてよー。会話しようよー、今のあんたの気持ちわかるのは、わたしだけだよー

と思ったな。


フランスヨーロッパの人々は自国最高、eu最高という思いがあると思う。

それっていいなと思う。でも都市部は本当に荒んでる人多い。自分最高に上がるために他が下がるのは違うと思う。

その一方で、もし道で誰かがなにか理不尽にされてたら、それを周りが注意してることもよくあるし、誰かを守るために、声を上げられる人がとても多い。

私も、この辺の反対をいくベクトルに関して、整理整頓がまだできていない。

人の目がある限り、変なことにはならないっていう安心感がある。騒いでる子供をどこかの大人が注意するし、可愛がってもくれる。道行く人と笑うし、冗談も言い合う。これ、昔の日本もそうだったな。。と気づいたら、なんか悲しくなってきた。


これから日本に戻るから、私いろんな人に話しかけるのやめないからね。



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