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全てのNoterに捧ぐ【週刊連載第1回】

こんにちは、あきです。
本マガジンで取り扱うのは「Noteで記事を書いている方々は情報発信で食べていける。」というお話です。


ここで語る内容は全て私自身が実際に半年間でライターとして安定した収益をあげるまでに実際に行った行動やマインドセットです。

筆者の経歴や実績に関するバックグランドは前回の記事で簡単に説明しています。とても短い記事ですので読まれていない方はこちらの記事をどうぞ。


上記記事を信用性の担保としていただけると幸いです。

さて今回は第一回ということで、まず最初に情報発信において「どこでマネタイズするのか。」この点についてお話ししていこうと思います。

それを最初に知ってもらうことでnoteを利用してどのようにお金を稼ぐのかという全体像を知ってもらえればと思います。また記事を読んでいただければ、なぜ私がnoteで書く記事を全て無料で公開するのかもわかっていただけると思います。
では早速、始めていきましょう。

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マネタイズにはフェーズがある

まずnoteを活用して稼ぐということについてお話する前に最も大事なことについて触れておきます。
それは「情報発信はどのようにしてお金を稼ぐことができるのか。」という事です。


この点をきちんと理解しておくことでnoteをどのように活用していけばいいのかという道筋も自然と見えてくるからです。

まず最初に全体を見通す上で知っておかなくてはならないのが「マーケティングファネル」です。

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これはビジネス用語の一つなのですが、広い受け口から出口に向かうにつれて小さくなっていく漏斗の構造から来る用語です。

小学校の頃、理科の授業で行ったろ過の実験を覚えていますか?

濁った水や異物の入った液体などをろ過装置に流し込むと、間に設置した木炭などが汚れを吸収して綺麗な水がろ過装置の出口からでてくるという実験です。

売りたい商品をユーザーが認知して関心を持ち、購入に至るまでの過程が、ろ過装置が水を綺麗にしていく原理に似た構造であることから「ファネル=漏斗」と呼びます。

漏斗の上層は受け口が広く、流し込んだ液体にも変化は起きませんが、下層にいくほど浄水されていき、綺麗になった液体だけが小さな溝から排出されます。

これをビジネスのフローに置き換えると、下記の画像のようになります。

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最も上の層は認知されているというだけで当てはめることができるので最も受け口が広く、下に行くほど商品を売り出す人への関心が高まって行きますが、受け入れ容量は小さくなって行きます。

これはあらゆるビジネスで商品を売るために想定する顧客心理を段階的に表した図であり、広く集客した見込み客をふるいにかけて成約の段階に向かうに連れて徐々に少数になっていくことを見通すことができます。

noteを用いた情報発信からマネタイズに繋げる際にもこのマーケティングファネルを用いることができます。

まず集客をSNSで行い、noteの記事に誘導して、そのあとに見込み客に行動を起こしてもらいます。
請負ライターであればこの見込み客は企業や法人などになり、
個人ブログなどから収益をあげたい場合の見込み客は一般の方になります。

図にそれぞれの段階をあてがうと以下のようになります。

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この図からわかるように情報発信には収益を得られるようになるまで段階的なステップがあるということです。

また全ては一番上の層に当たるSNSの部分を肥やすほどに集客率は高くなるため、下の層で発生する収益の相対地も高くなります。

ただ注意点としてはこのSNSだけを頑張っても直接的な収益に繋げるのは難しいということです。

もちろん世の中には一般人でもフォロワー数が1万人を超えるアカウントをもつ方もいますし、その規模になればSNSだけを伸ばしていても、多方面から収益を見込めるでしょう。

しかし、1万人以上の規模にするには相当の労力と期間も必要です。

ふとした呟きが運やタイミングが噛み合ってバズるという現象も起きることもありますが、それを狙って行うのには経験や知識が必要になってきます。

なのでもっと少ない労力と期間で確実に収益をあげるにはSNSと並行して中層部以降の階層を作り込むことです。

そうすることでフォロワー数が3桁から4桁の規模であっても十分に安定した収入を得ることは可能です。

実際に僕のアカウントは半年間更新をしていなかったこともありますが、Twitterは900人ほど、このnoteのアカウントも1400人です。

それでも情報発信やライター業だけで毎月30万円以上の収益があります

またこの収益はSNSより下の部分の仕組みを作り込んで4ヶ月ほどで出せた成果です。

つまり各フェーズ毎で何をするか理解して行動することで、誰でもこのくらいの収益はあげられるようになるということになります。

どこで稼ぐかを明確にする。

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さてマネタイズには段階があり、各段階で行うべきことが何かを知ることが大事だということがなんとなく理解してくれたかと思います。

ここからはもう少し突っ込んで各フェーズでの目的についてお話を進めていきます。


まず人は情報を開示されることによって、何に対してお金を払おうとすると思いますか?

昔は情報商材というビジネスが成立してたりもしましたが、インターネットが普及した現在ではそこへの価値はほぼ頭打ちです。それどころか知りたい「情報だけ」ならネット検索で無料で手に入るので、情報の入手にお金を払う価値はないと感じている人も多いです。

では現在情報発信で実際に収益をあげている人たちはどこでお金を取っているかというと、情報を知った後の「行動意欲」と「場所代」です。

例えば英語の上達方法だったり、ダイエットのメゾットなどこれらのノウハウに関する情報ならインターネットで検索をかければ、とても詳しい情報も無料で手に入ります。


もちろん有料noteのような課金を必要とする記事もあります。有料なだけあって内容もより詳しく網羅的に記載されていたりもするのですが、正直そういった文字の情報にお金を払う価値を感じない人が多いのが現実です。

しかし情報を知っただけでは知識はついても知恵にはなりません。英語の上達方法を理解しても実際に「行動」を起こさないと実力は身につかないし、ダイエットのノウハウを知っても実践しないと痩せる事は出来ません。

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この「行動」を起こすことが多くの人にとっては難しいのです。なのでその「行動意欲」に動機をつけるためにお金を払います。

本気で英語を上達したいなら英会話スクールに通う、本気でダイエットしたいならライザップに入会するなどが良い例です。

会員となる方達は「行動意欲」を強制的にでも作り、行動を行う「場所」を提供してもらえることに対してお金を支払います。


つまり情報発信により行き着くべき収益化のゴールは顧客をこの二つに導くことです。

個人で稼ぐことに置き換えた際、具体的にどういうことがそれに当たるかというと

行動意欲」ならコーチングやコンサル業務、
場所代」ならコミニュティやオンラインサロンの経営です。

あくまで一例ですが、現在SNSを使った情報発信を軸に個人で稼いでいる方はおおよそこれらに当てはまる何かを行なっています。


専門的な知識を発信する方などはまず無料でその情報を出し惜しみせず公開して、そこに有益性を感じた人たちがフォロワーになっていきます。

情報を公開するほど、フォロワーはその方への信用度が蓄積していきます。
そしてこの人に頼めば、自分も同じような「結果」を出せるかもしれない。

そう思ってくれたフォロワーはその人にお金を払ってでもコンサルを受けたいし、月額制のコミニティにも参加したいと思ってくれます。

この流れが先ほど説明したマーケティングファネルの下層部に繋がっていく顧客の心理です。

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そして、ざっくりまとめると情報発信でのマネタイズは図のように3層になっています。それぞれ異なる目的があり、上層部のSNS部分をどれだけ肥やせるかが全体的な収益にも関係してきます。

ではここから、それぞれの階層で行うべきことを順番に説明して行きます。


 ファネル1

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【行うこと】
SNSを用いて自分の宣伝、もしくは記事の宣伝を行い、多くの人に自分の発信する情報(ブログ記事など)を知ってもらう。フォロワーを増やすために継続的に更新も行う。
【SNSからの派生】
1. 経験や知名度、信用値を担保にコンサル
 効果:△〜◎(フォロワー数による部分が大きい)
2.企業からのスポンサーなど
 効果:△〜◎(フォロワー数による部分が大きい)

自作のコンテンツや記事の場所と誘導するのが主だった目的になります。
なのでここだけでお金を生み出すのは難しいです。しかし、ここを頑張るほどに全体的な収益の見込みは上がると言えます。


 ファネル2

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【行うこと】
ブログ記事、ポートフォリオなど、自分のオリジナルコンテンツを作成。
【自作コンテンツからの派生】
1.信頼で収益を得る。
 効果:◯
2. 有料記事を販売する。
 効果:△〜◯

ここで得れる収益は一過性のモノで持続性はあまりありません。具体例としてはフォロワー数や自作のコンテンツの質を担保に企業などからの委託執筆を請け負うことができます。記事に対しての価値提供となり、継続すれば収益は確実に上がっていきます。

自作コンテンツそのもので収益を得る場合はnoteの有料記事の販売などもここに当たります。しかし、この値段は言い値でつけれますが、上限があります。そして持続的に売れ続けるのは少々手間がかかります。ただし前段階での宣伝効果(フォロワーの数)の見込みが大きい場合は別です。


 ファネル3

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【行うこと】
信用を担保に顧客に行動する動機を与えたり、場所を提供する。
【信用の担保からの派生】
1.顧客の行動で金をとる。→効果:◎
例:顧客の行動意欲をサポートする、指導コンテンツの販売など。
2. 顧客に場所を与えて金を取る。→効果:◎
例:コミニュティ、オンラインサロンなど
3. 顧客に行動意欲と場所を与えて金を取る。→効果:◎
例:コーチング指導、個人指導、グループ指導など

このファネルまで入ってきた顧客からは持続的な収益をとても得やすくなります。
例えば指導コンテンツの販売なら、既にあなたの出すコンテンツに価値を感じてくれているので高額であっても購入してくれる確率はかなり高くなります。

またコミニュティなどに関しても同じで参加することに結果を期待してくれるので、継続して会員になってくれるでしょう。個人指導に関しても同じく継続性が非常に高く、ここまでくればあなたの提供するコンテンツは宣伝せずとも購入してくれるでしょう。




上記のファネルに沿ったマネタイズはあくまで何かしらの分野で一定値以上のスキルが備わっていることが前提ではありますが、自らの知識や経験を情報として発信して、マネタイズするという仕組みを作ることになります。

ちなみに僕が現在行なっているライティング業の中心は委託執筆なので、ファネル2の部分になります。

それでも毎日3時間から4時間の作業で月収にして20万から30万程度の収益になっています。副業として考えれば十分な収益と言えるのではないでしょうか?


この委託記事執筆の業務は少ない準備期間でもすぐに収益が出せるのが魅力です。

現段階で自分にはそんな特化スキルなんてない。そう思っている方もいるかもしれませんが、心配はいりません。
この連載を通してお伝えするのは誰でも実現ができるマネタイズ論です。スキルがないと感じている方々でも大丈夫なテクニックをしっかりとお伝えしていきますのでご安心ください。

具体的な方法論については今後の連載にてお話ししていきます。


情報発信でマネタイズする一覧

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マネタイズを段階で分けると情報発信で稼ぐ方法は色々と存在することがわかっていただけたと思います。
最後にこの記事で紹介した稼ぎ方を一覧で紹介します。

全部で5つあり、より詳しいことは次回以降で掘り下げていこうと思います。


 1.SNSで稼ぐ

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難易度 :★★★★★
費用対効果 :★★☆☆☆ - ★★★★★

難易度5としたのはTwitterやInstagramなどのSNS以外の自作コンテンツなどを一つも作らずにSNSオンリーで稼ぎたい場合の難易度であるためです。
スポンサーや企業から案件がくるくらいの影響力をもつことを目的とするため、少なくても1万人のフォロワーは必要だと思います。しかし、他のことと並行してマネタイズを考えていけば、数百人のフォロワーでもマネタイズはしていけます。どういう目的で扱うかがとても重要になってきます。


 2.記事委託(ライター案件)

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難易度 :★☆☆☆☆
費用対効果 :★★★★☆

僕がSNSでの発信をやめていた半年間で行なっていたのは主にこれです。記事請負なので書いた記事は自分のもので無くなるので、そのあとの利益は記事作成を依頼してくれた方にいくのが普通です。しかしここで稼ぐ最大のメリットは費用対効果に大変優れている点です。バイトに近いですが、1文字1円以上の案件で5000字程度の記事を毎日書くことができるのであれば、10万から15万円は安定して稼ぐことができます。案件の取り方はまた追ってお話ししていきますが、やろうと思ったその日から収益化が見込めるので、すぐに成果が出るのも魅力的です。

 3.有料note

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難易度 :★☆☆☆☆
費用対効果 :★★☆☆☆

noteのアカウントさえ作れば誰でもできる最も簡単でシンプルな稼ぎ方です。しかし、まとまった収益をあげようとする場合はSNSで一定数以上のフォロワーを獲得する必要があったり、広く宣伝が必要なためすぐに稼ぐのには向いていません。また情報発信は他人からの信用値を高めるために行うことでもあるので、信用がない無名の方が出す有料noteは簡単には売れません。作ること自体は簡単ですが、稼ぐのは難しい媒体です。


 4.ブログ記事アフィリ

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難易度 :★★★☆☆
費用対効果 :★★★★☆

個人でブログを経営する場合、ブロガーと呼ばれる方々の大半はこのアフィリエイトの収益が主な収入源となります。WordpressやFC2などのレンタルサーバーを用いて行うのが主流です。これはGoogleの検索流用もかなり大事になるため、オリジナルのドメインよりもレンタルサーバーの方が上位に来やすいからです。安定した収益を得るにはライタースキルやサーバーの知識以外にもSEOや Googleのアルゴリズムについても勉強が必要になるのでそれなりに根気のいる媒体です。


 5.コミニュティ、個人指導

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難易度 :★★★☆☆
費用対効果 :★★★★★

一度仕組みが回り始めれば最も安定した稼ぎ口ではありますが、顧客がつくまでには段階的なステップを踏む必要があります。またすぐには収益化はできないので同時並行で他の事も進めていくことをお勧めします。一度この仕組みをしっかり作り込めば、SNSでの発信内容であったり、自作コンテンツを作る意味や目的が明確になるので何をするにしても情報発信で稼ぎたいのであれば最終的なゴール地点をここに定めておくと発信内容がブレにくくなります。


まとめ

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今回は全体像の説明ということでWebライターを含む情報発信を用いた稼ぎ方を紹介しました。
バラバラの媒体に見えてこれらは全て相互で関連性があり、それぞれの媒体で情報発信を行う事で自分のブランディングをすることが可能です。特に個人で稼ぐためにはとても重要なことです。本稿で紹介した情報発信の媒体の活用方法は具体例を交えて次回以降で順番に説明していきます。



最後にここまで長々と記事に付き合わせておいて言う事ではありませんが、一つお伝えしておきたいことがあります。


この連載記事を読んだだけでは情報発信を通して稼ぐことができるとは僕は思っていません。
100人のうち90人くらいはなるほどな、とは思いつつも明日からまた変わらない日常を送っていくでしょう。本気で稼ぎたいと感じて「行動」を起こした10人の内、確かな「結果」を出せる方が1人いたら僕はこの記事を書いてよかったと思います。


本当に稼ぎたいという気持ちがあるのであれば、この記事を通して感じたことを自分でまとめて、ぜひ今日から「行動」に移してみてください。



次回の更新は2週間後の7月13日を予定しています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた次回の記事でお会いしましょう。




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