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これが真の正攻法!?英語力0から4ヶ月で現地のカレッジに入学できた嘘みたいな勉強法。

こんにちは、今回は私の実体験に基づくお話です。他の記事でも何度か書いていますが、私はオーストラリアに来るまで英語に凄まじい苦手意識を持っていました。

ですが、オーストラリアでデザイナーになりたかったので死に物狂いで英語を習得しました。

そしてオーストラリアに来て半年後に現地のカレッジに入学しました。

現地のカレッジは当然ですが、オーストラリア人の生徒と一緒に英語でデザインを学ぶので誰でも入学できる訳ではありません。
デザインのスキルを証明する作品集と一定値以上の英語力を証明する資格が必要になります。

その書類の提出期限の締切日から、私が英語習得に費やせる時間は4ヶ月でした。

つまり私はその4ヶ月でほぼ0に近い英語力を現地のカレッジに入学可能なレベルまで引き上げた訳です。

ちなみに日本にいる間はほとんど勉強してこなかったのでオーストラリアに来てからの4ヶ月だけしか本当にやっていません。。

そしてその4ヶ月で実績したことは主に3つ。

•人と話しまくる
•独り言いいまくる
•声真似しまくる

8割がこれだけです

なかなか信じがたい話かもしれませんが、相当ストイックに時間を管理して努力すれば英語力は加速的にあげることができました。

本稿では私がいかにして短期間で英語力を爆上げしたのか、その実体験をなるべく詳しくお話ししていこうと思います。


1. 想像以上に意味不明な英語

5年前、日本でデザイナーとして働いていた私はある日、在日のカナダ人と仕事をする機会がありました。
その時の彼らの働き方や仕事に対する価値観に感化されて英語圏(正確には日本以外ならどこでも)でデザイナーの仕事がしてみたくなりました。

ちなみに当時の私は英語なんてこれっぽちもできません。

しかし、決心したからにはやるしかない。そう思ったので

それから英語圏の様々な国の働き方やデザイナー事情をいろいろ調べた末に、3年計画でオーストラリアでデザイナーになることを志しました。

最初の一年は資金稼ぎのため、日本でデザイナーを続けてました。

昔から英語は苦手だったので、同僚や周りの友たちからも英語の準備もこの1年間の間にして置くべき。と散々言われていたのですが、
どこから来るのかわからない謎の自信から、この1年間は一切の勉強をしませんでした。。

英語はオーストラリアに行けば自然に身につくもんだと決めつけ、デザインの仕事をこなす事だけに尽力したのです。

そして一年が経ち、オーストラリアに渡航。いきなり専門学校には入れないので語学学校で英語を勉強することからスタートしました。

しかし、問題はオーストラリアに降り立ったところから発生します。

英語が全く聞き取れないのです。

そして案内版の英語表記の意味もろくにわからないので、オーストラリアにきた瞬間、全ての文字が読めなくなり、全ての言葉が意味不明になるのです。

この絶望感は想像を超えていました。

渡航前は意識的に洋楽を聞き、ハリウッド映画を日本語字幕で観ていたのにも関わらず、全く持って英語が耳に入ってこないのです。

携帯もSIMが日本のモノなので使えません。

ありとあらゆる力を尽くし、1時間で到着できるホームステイ先に4時間かけて到着しました。

心配がるホストマザーの言葉全てにシカトを決め込み、自室に入ってベッドに倒れこみ枕を濡らしました。。

自分の無力さと他人の喋る言葉が何一つわからない絶望感に覆われ小学生ぶりに泣きました。

数日後、語学学校の入校式でも
教室に入り、開口一番ネイティブの先生の質問「What is your name?」が聞き取れず、

I'm fine, thank you

と口走り、わたしはFineとして語学学校生活をスタートさせました。

この日、自身の英語力の低さをひしひしと痛感し、猛勉強の日々が始まりました。



2. 英語嫌いはそもそも勉強方法がわからない

とにかく英語を避け続けてきたわたしは英語の勉強方法すらわかりませんでした。

Google先生に相談すると、とにかく英語に沢山触れろと教えてくれたので、英語の本を片っ端から読み漁りました。

しかし、そもそも英語の語彙や知識がなさすぎるためにほぼ理解できず、集中力が続きません。


そんな時でした。

中学生の頃に寝る間も惜しんで読みふけったハリーポッターを思い出します。
最初に映画を観てどハマりし、本も全巻揃えて中学生ながらあのボリュームの本を10回以上読み返していました。

映画も本も内容は頭にこびりついていたこのシリーズの原文は英語ではありませんか。

そう閃き、本屋に行って買いに行きました。

すると、驚いたことに書いてある英語がなんとなく理解できると、そのシーンの情景が頭に鮮明に浮かんで来るのです。
映画の中の呪文や台詞回しが英語で言えるようになりたくて真似してたおかげもあって記憶の点と点が徐々に繋がっていく感覚を覚えたのです。

原文は英語なのに読み進めるとゆっくりですがしっかりと頭に入ってきました

そこから英語の文章の構造、流れ、文法などを感覚的に覚えれたことにより、Googleで調べた「精読」という勉強法に可能性を感じました。

デザイナー時代に培った持ち前の集中力を生かし、最初の1ヶ月間はひたすらハリーポッターを読み続けました。


3. 上達の為に何が大事なのかに気づく

変化は二週間目くらいから徐々に起こり始めました。

意味不明だったホストマザーや学校の先生の英語が部分的にですが、しっかりと頭に止まるようになってきたのです。

そして映画のセリフをひたすら声に出した真似学習した甲斐もあってか、自分の発音が通じるようになってきたのです。

オーストラリアに来てから1ヶ月過ぎた頃からは世界が変わりました。

まずクラスメイトには自分の言ってることが通じる、相手の言っていることが理解できるようになり、ホストマザーの英語も確実にわかるようになってきたのです。

そこからはとにかく英会話をしまくりました

ひたすら社交的になるように徹し、英語を使える場に顔を出しまくりました。

そのころ、おそらく自分の中でインプットとアプトプットの重要性に感覚的に気づいていたのでしょう。

ハリーポッターを読破した後、私は意識的にとにかく英語を使う。ということを徹底しました

具体的に1日の行動を書き出すとこのようになります。

朝なるべく早く起きて今日使うと決めたフレーズを独り言で練習する。
学校に行ったら授業中はとにかく発言しまくる。
放課後はなるべく自分より英語が上手な友達と二人きりでカフェに行く。
夕飯前には帰宅し、晩御飯でホストファミリーに絡みまくる
自室に戻って学校の宿題、Youtubeの音声付き英語童話を声に出して読む
明日使ってみたいフレーズや単語をメモしてベッドに入る。

平日はこのルーティーンを2ヶ月ほど徹底して行いました。

そして休日はIELTSという試験の勉強に全ての空き時間を費やしました。


4. 主に精力的に取り組んだこと


:フレーズを独り言で練習する。
学校:授業中はとにかく発言しまくる。
放課後:自分より英語が上手な友達と二人きりでカフェに行く。
晩御飯:ホストファミリーに絡みまくる。
自室:Youtubeの音声付き英語童話を声に出して読む。
就寝前:明日使ってみたいフレーズや単語をメモしてベッドに入る。

先ほど、書いた生活ルーティーンの中でも特に意識してしっかり行ったのは

独り言と音読です。


まず「独り言」というのは

その日聞いた友達や先生、ホストファミリーの発言の中でいいな。と思ったフレーズをメモする癖をつけていました。
リスニングが不安な時は相手にその場で聞き返して確認もしていました。
それを寝る前にまとめて、そのフレーズで簡単な文をいくつか作ります。

そして次の日の朝にそのフレーズを使って独り言を言う。ということを毎日やっていました。
この独り言というのはわかりやすくいうと、スピーチみたいなおしゃべりです。

相手が目の前にいることを想定でその単語やフレーズを使って相手を納得させるスピーチをするのです。

例えば、「make sense」というフレーズ。これは日本語でいうと、せやな。とか せやろ? のように相手に同意したり、同意を求める際に使います。

To be honest, I need to say one thing to you, it make sense to stop smoking. Because your condition looks like so bad today, As far as you continue doing it, you don't seem to be getting any better. Is it make sense??

このくらいでいいです。


実際これを口に出して発音して自分が言いやすい表現に落とし込みます。

そして朝に覚えたフレーズをその日の内に実践の英会話の中で使います。

これを毎日3、4フレーズずつ行えば、1ヶ月で100フレーズくらい使える表現を増やせる訳です。

次に「音読」ですが

必ず音声付きの文章を使っていました。
Youtubeにいくらでも無料教材はあるので使わない手はありません。

意識してたのはなるべく自分が知っている話だけで行っていました。
特に初めの頃のオススメは童話です。

なぜなら前知識がある話の方が理解しやすいので、全文を理解するために割く時間が短縮できるからです。
加えて、あまり一つ一つの動画に時間をかけ過ぎないの方が集中力が続きます。

結果的にこなす教材の数が増えるので学習の質も上がるからです。

まとめると

一人で学習する時間は独り言と音読
そして会話相手がいる時はとにかく積極的に英会話をしました。

これを3ヶ月ほど徹底的に続けた結果、そこには自信を持って英語の試験に臨んでいる自分がいました。


おわりに

いかがだったでしょうか?

人と話しまくる
独り言いいまくる
声真似しまくる

私の4ヶ月の猛特訓の実態はこの3つの繰り返しです。
最初の1ヶ月は基礎力をつけるためにハリーポッター全巻を3週ほど読みましたが、そのあとはひたすら喋り倒すことで英語力を付けました。

その結果、渡航して4ヶ月後にIELTSという英語の試験を受けて、専門学校に入学できるだけの英語力に到達することができました。

実際4ヶ月で成果を出すにはかなりの根気と集中力が必要でしたし、もう二度と同じ事をやりたくはありませんが、、

今回紹介した方法を実績すれば誰でもメキメキ上達できると思います。特に初心者ほどオススメしたい方法です。


また今回紹介した私の実績を元に作ったカリキュラムを私の運営するオンライン塾で提供しています。

詳細を書いた記事もありますのでぜひこちらもご一読ください。


英語の勉強に行き詰まってる方はぜひ参考にしてみてください。

では また別の記事で

記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです