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岐阜の予備校に勤めてた人間が、塾・予備校選びについておすすめを紹介!岐阜駅前エリア

はじめに

初めまして、私は2024年の4月末まで予備校で校舎長をしていました。
それ以前は、大学での勤務、武田塾でのバイト、家庭教師をやっていたり等と教育業界での長い経験があります。

その上で、忌憚なく言わせてもらうと、塾業界は本当にめちゃくちゃなことが罷り通っていると言わざるを得ません。


よくあるめちゃくちゃポイント

  • 学校の授業に付いていけてない学力なのに、集団塾をオススメする

学校で、数学だけでも週5時間以上の授業があるのに、週1-2回の数学の授業をさらに予備校で受講させます。授業を聞いてもわからないから困っているのに、授業を増やす。焼け石に水です。授業がわからないのであれば、(当然ですが)授業を増やすのを辞めましょう。ただ、説明担当者は入塾させるのが仕事なので、本当に自分に合った塾に辿り着くのは困難です。プロからすれば、受験に困っていて、塾業界について明るくない顧客を誘導するのは比較的容易いです。

  • 塾の説明をする担当者がそもそも受験に詳しくない

それどころか、教えられないケースまである。
個別や映像系フランチャイズでは、教える担当は、バイトの大学生か映像。
個別指導型あるあるだが、どこもバイトの大学生が時給1000円ほどで教えているが、料金が塾によって全然違うし、受講者が払っている金額はずっと高い。(武田塾やキミノスクール、HOMESなどは高め。スクールIEや明光義塾、トライなどは安め)どこも「講師の質にこだわっている」など言っているが、1ヶ月ほどの研修をして、大学生任せの指導をしてマージンをとっているだけの業態。

  • 体験と実際の担当者が違う

ほぼ詐欺。優秀な講師や社員を体験で担当させるが、入塾すると別の担当がつく。
映像授業型の予備校でも、わかりやすいと感じさせる講義を体験用として用意。

  • すぐ潰れる

岐阜駅周辺の新しい予備校はすごい速さで消えては生まれを繰り返している


受験業界から退職して、一歩引いた立場だからこそ言えることを本音で記載します。長くなりますが、ネットで塾選びを悩んでいる方にはためになる情報だと思います。



正しい塾・予備校の選び方とは?


知名度や料金で塾を選択して、悲惨な結果になっている高校生を何人も見てきました。「1年間○○(とある有名予備校)に行っていました」と言いながら基礎すらできていない生徒が、受験ギリギリに来ていました。
予備校の犠牲者をつくらないために、できる限り情報を伝えられたらと思います。

ネットで今この記事に辿り着いている方は様々な「塾紹介サイト」を見ていると思います。が、信用しすぎてはいけません

塾のおすすめを紹介しているサイトには、塾の会社が自社を最後におすすめする記事が多くあります。(ステルスマーケティング 通称ステマ)
もしくは、お金を払うと上位に出してくれるような、ランキングサイトも多いです。
また、私が働いていた予備校では、生徒に景品を渡してランキングサイトやGoogle MAPのレビューを書かせていました。Googleの星の数を見て選ぶ方も多くいるようで効果的なようです。

少子化により一層加熱する受験ビジネスの中で、本当に結果が出る塾を選ぶことは難しくなっています。

さて、この現状でオススメの予備校は・・・


案内するサイトにはご注意ください
正直言って、万人にオススメできる塾・予備校はありません。

学力にあわせて選ぶのがベストだと考えています。

と、いっても一生に数回しかない塾選び、情報がなくて困っていると思います。
簡潔に答えだけ知りたい!という方には申し訳ないのですが、ブラウザバックをしてください。とりあえず資料請求して料金表を貰おうという人は塾業界のカモです。
余談ですが、資料請求しても料金表は  “安さを売りにしている塾”  しか送ってくれません料金が高いところは直接説明を聞きに来た際にしか見せてくれません(じゃないと入ってくれないので)

学力別!これで塾を選ぼう


大学受験において、塾は大きく分けて4種類分けられます。
①集団授業(河合塾,駿台,キタン岐阜予備校など)
②映像授業(東進,マナビスなど)
③個別指導(名門会,トライ,HOMESなど)
④自習型(武田塾,慶早進学塾,キミノスクール,GIFTEDなど)

①→④という順番で台頭してきています。
個別指導の中でも自習型と言われるような「自習」をメインにした塾が近年は、多く見られます。流行りですね。

集団授業型

適正偏差値55〜65  勉強が得意な人向け

学校の授業に付いていけている人のみオススメします。もしあなたが勉強に悩んでいるのであれば、無駄な時間を過ごすことになること間違いなし。授業を聞いてもわからないから困っているのに、授業を増やすのはやめましょう。予備校のレトリックにハマってはいけません…。
既に全統模試や進研模試で全国偏差値60ぐらいあり、旧帝大目指しているよ!という人には強い味方です。学校の授業じゃ簡単すぎて満足できない人はこちらです。


映像授業型

適正偏差値50〜65  学習習慣が身についている人向け

映像の長所は自分のペースで進められること。そしてそれは短所でもあります。自己管理が苦手で毎日勉強をコツコツすることができない人は、映像を溜めてしまいます。期限間近に一気に見て、二度と見直すことがありません。
そもそも映像を見るだけでなんとかできる生徒は、スタディサプリ(通称スタサプ)がおすすめです。約2万円です。月額じゃありません。年額です。
安いから微妙なんじゃないの?
という不安もあるかもしれませんが、英語の関先生の講義など、某予備校の講師よりも格段に優れています。(ただレベルが高いので基礎は固めた上で見る必要はあります)
でもみなさん、高いからいいと思う人が多くいるそうで、質問もできないのに高額な映像授業塾に行きがちです。


個別指導型

適正偏差値40〜50  勉強ができない人向け

個別指導型は、オススメできない塾の方が多いです。小中学生であれば学習範囲が狭いので週2,3コマの個別指導でなんとかなりますが、高校生となると週に2,3時間教えてもらってなんとかなる教科はありません。
主に大学生のバイトが担当する個別指導塾は、格安でやっているところも多いです。ただ予備校は高いからとそのような個別塾に入れると塾に入っている安心感は得られますが、効果は出にくいです。

(大学生が担当している=質が悪い ではないのですが、当たり外れが激しく、あたりに見えても本当は理解していないのに解答を見ながらそれっぽく答えているケースが多くあります。東大など、有名大学であっても教務力は担保されません。そして教務力を見破るのは勉強が苦手な人には困難です)

名門会のようなTOMAS系列がやっている個別指導塾は、講師がバイトではないため、ある一定の質が担保されています。本当に学力を解消したければ、せめてバイトが主力でない個別指導塾を選ぶと良いです。(ただ高額になります。1科目だけでも、相当な額になりますが、当然1科目だけ受けても焼け石に水ですので、数科目必要にはなるので月額10万は軽く超えていきます。)


自習型

適正偏差値50-55 モチベがあり、指針だけほしい人向け

自習型の長所は、映像型と似ており、自分のペースで進められることです。そして同じように短所でもあります。
また、映像よりもテキストベースで学習できるため、本から学ぶことができる人間であれば圧倒的に早いです。文章の読解力も高まるため、国語力もあがります。大学で、文献をあたる作業で活かせます。本が読めるのであれば、基本は参考書で進めるのが吉だと私自身思っております。
映像はわかったと感じさせることが仕事になっているため、復習がおろそかになり、実際の点数には結びつかないケースが多々あります。
自分で参考書を読んで進める必要があります。そもそも読書が苦手という生徒は苦労します。これが最大の短所ですね。

近年流行りの自習型ですが、他にも難点がいくつかあります。
たとえば自習型の走りである武田塾の仕組みをお伝えします。
武田塾では、ルートと呼ばれる “参考書をどの順番でやればいいのかを決めている宿題リスト” があり、これを受験までの日数で割って宿題を出します。そして週明けには確認テストを行い、80%が取れていれば次の宿題を出します。

参考書はどのような生徒であっても、原則同じものをやります。そして理解力やその子に足りないものを問わず、一律的に渡すために、生徒が求めている教材とは異なるケースが多く発生します。

一週間の宿題のあとの確認テストに受からなければ一生進まないため、ひたすらに暗記をしてきます。
宿題と全く同じコピーを毎週のテストでは出すので
(1)ア(2)ウ(3)ウ(4)エ・・・と、本当に丸暗記をしてきている生徒もいます。

手段と目的が入れ替わり、受験に合格するよりも目の前のテストに受かることが目的となり、来週には何も残っていないというケースが起こり得ます。

そもそも毎週の小テストが意味ないのは学校での英単語の小テストを通してわかっているはずです。1年生から3年生まで毎週2回ほど単語テストをやるのに、単語帳の3割も覚えていない人が8割でしょう。宿題を出されたものを何も考えずにやるだけなら学校が出す宿題と変わりません。(戒め)


まとめ

長々と書きましたが、もし既に勉強が得意で、もっと向上させたいということであれば大手の集団塾がオススメです。オールドなスタイルですが、学校の授業が簡単という層にはうってつけです。
勉強が得意でないが、なんとかしたいということであれば、どこがいいのかの見極めが非常に大事なります。私が担当した生徒でも、入塾時偏差値30台でどこにもいけないと言われていた生徒が、卒塾時には偏差値60を超え、国公立と難関私大に一年で合格した実績があります。
その生徒が、河合塾の夏期講習に申し込もうとしているのを必死で止め、映像と個別指導の合わせ技をしました。映像をスタサプで取り入れ、個別指導を私が担当することで、全てをひっくり返すことができました。

「勉強ができない」にもグラデーションがあります。どのような状態なのかを、ヒアリングできればまた細かくオススメできる箇所もあるかもしれません。

自習室さえあれば大丈夫!ということであれば、私が作った自習室カフェを使っていただければと思います!(唐突なPR)

また、学習相談は自習に来られる方であれば受けますので、HPのお問い合わせよりご連絡ください。どこの塾からもお金をもらっていないため、本当にお勧めできる塾をご提案できたらと思います。
(学習相談の際に、お力になれると感じれば個別指導のプランもご提案させていただくことも可能です。慶應、関関同立、旧帝大の合格実績を多数持っています。)


では!以上!(多方面から怒られないか心配)


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