見出し画像

【NZ事情】エコとかオーガニックとかビーガンとか。

ニュージーランドに来て2週間が過ぎた。

インスタに投稿したディーバカップやビーガンコンドームへの反応がすごくて、改めてニュージーランドに来て、私が「エコとかオーガニックとかビーガンとか」について感じていることをつらつら書きたいと思う。

フレキシタリアン生活を始めた

画像1

フレキシタリアンとは、基本は植物性食品を中心に食べるが、時には肉・魚も食べるという柔軟なベジタリアンスタイルを取る人のこと。セミ・ベジタリアンとも呼ばれ、日本では「ゆるベジタリアン」とも呼ぶ。動物性食品を食べてよいとする頻度は特に決まっていない。英語のスペルは“flexitarian”で、 “flexible”(柔軟性) と“vegetarian”(ベジタリアン)を組み合わせた造語。(https://ideasforgood.jp/glossary/flexitarian/ )

私はもともと菜食主義でもないし、むしろお肉大好きだし、ビーガンとか、ベジタリアンとか、もちろん知ってはいたけど、自分が「そうなる」とも、それを選択しようとも思っていなかった。

ビーガンは単なるダイエットではなく意思表明

でも今回の旅で、25年前に姉が大学時代にホームステイしていたお宅で暮らすことになり、その家族がお父様の病気を機に10年ほど前からビーガン生活にしていると聞いて、私もこの機会に学んでみよう、自分もやってみようと思って自然と馴染み始めた。

ビーガンとは、一切の動物性食品を口にしない「完全菜食主義者」のこと。徹底した菜食主義を貫くヴィーガンの思想は、一言でいうと「人間は動物を搾取することなく生きるべきだ」という考え方です。そのため、肉や魚はもちろん、卵、チーズ、バター類、はちみつ、ゼラチンなども一切口にしません。なぜなら卵や乳製品は、それを生み出す鶏や牛を苦しめたり、早すぎる死をもたらしたりするものだから。そう、ヴィーガンという生き方の根底にあるのは動物愛護の精神であり、ここが健康志向から生まれたベジタリアンとの大きな違いなのです。(https://zexy-kitchen.net/columns/312)

ちなみに私のニュージーランドの家族は、「健康のため」がスタートだったけど、色々聞いたり読んだりしてみると、ビーガンが単なるダイエットではなく、"主義"であることや、”意思表明"であることを改めて知った。

私は牛乳も飲みたいし、チーズやはちみつも食べたいし、せっかく海の近くにいるからシーフードも食べたい。だからビーガンではなく柔軟に菜食主義を取り入れる「フレキシタリアン」生活を始めた。

画像2

2週間だけど、やってみるととてもいい。肉を食べたときのような湧き上がるエネルギーではなく、穏やかで優しい気持ちが増している感じがする。さらには「意識的に」食事を摂るようになったのも良い傾向だと思う。

「コンポスト」が日常にある暮らし

ちなみにこっちに来てからほぼ毎日自炊をしているのだけど、エコの観点から「コンポスト」が日常にある。

画像3

野菜のゴミやコーヒーのカスやティーバック、何でもポンポンとコンポストに入れていく。蓋を開けるとコバエみたいなのかうわぁーーって出てくるんだけど、なぜか気にならない。なんでだろう。日本だったら気にするのに。

こうやって環境に適応していったり、毎日の当たり前を見直すことになる。

前にnoteで書いたように、こっちではオーガニックがファッションじゃなくて暮らしの一部なのだということも体感している。(note: ねばならないから、解放される

ビーガンコンドームにディーバカップ

ネイピアで出会った、Full circle eco store が衝撃的感動だった。

画像4

所狭しとエコでサステイナブルな商品が並んでいる。

画像5

画像6

画像7

画像8

品揃えだけじゃなく、質素な店内にもお店の一貫性を感じる。すべての商品にメッセージがあって、それを読むだけで勉強にもなる。プラスチックケースに入ったシャンプーやボディーソープはひとつもない。

ちなみに私が感動して、思わず買って帰ったのはこの3つ。

①エコフロス

画像9

毎日使うフロスも身体にいいものがいい。なんだか蚕みたいで、パッケージもかわいい。

②ビーガンコンドーム

画像10

確かにコンドームもビニールだよなとか、身体に直接入れるものが化学的なものを使っているのは嫌だよな、とか。こういうコンドームをさらりと使ってる男性っていいよな、とか。思うことがたくさんあった。

③ディーバカップ

画像11

THE HELLO CUP IS A COMPLETE GAME CHANGER WHEN IT COMES TO PERIODS.

中々日本でははじめる機会がなくて、こっちに来て探していたのだけど、やっと出会えた!パッケージも可愛い上に、何よりブランドメッセージが素敵だ。

ディーバカップ(月経カップ)については、「生理用品に選択肢を」というメッセージで、illuminateを立ち上げたハヤカワ五味さんの記事がとても参考になる。(https://note.com/hayakawagomi/n/ne55b2fb8eeec)

私は昔から生理痛が本当にひどくて、ロキソニンをラムネのように食べる生活をずっと続けてた。ナプキンはかぶれるから若い頃から使えなくてタンポン派。

オーガニックタンポンと布ナプキン

でも数年前に同僚からおすすめされて、オーガニックタンポンと布ナプキンに切り替えた。

画像12

私はこのオーガニックタンポンに救われて、今では化学繊維のタンポンを入れるとそれだけで痛みが増す。でも日本ではあんまり売ってないからiherbとか海外の通販でいつも買っている。

さらに夜とか出かけないときは布ナプキン。洗うのが面倒だけどかぶれないし、肌に触れるのも気持ちいい。切り替えてから生理痛のひどさや、生理のときの血の質とか量も変わった。やっぱり身体に直接入れるもの、しかも一番デリケートな部分に触れるものだから、化学物質が入ったものは良くないのは当たり前だなと思った。

生理になると、気になるのがごみの多さ。包装材、粘着テープや高分子ポリマーなど、プラスティックが多く使われているナプキンやタンポンを大量に捨てることは、エコフレンドリーとは言えない。その点、月経カップは洗えば繰り返し使用できるから、生理中のゴミはゼロ。そして再利用が可能、つまりナプキンやタンポンを毎月購入する必要がなく、出費を抑えられるメリットも。

生理のたびに出るゴミも気になってたし、タンポンの周りにあるプラスチックのカバーもいらないよなと思ってた。natracareのタンポンはプラのカバーもなくてめちゃくちゃ小さくて持ち運びも助かる。ポケットにいれてウロウロできるし、生理です!と言ってるようなナプキンポーチもいらない。

ディーバカップは自分で試してみて良かったら、いくつか友達にも買って帰りたい。

最後にNZのオーガニックフード事情

画像13

同じくネイピアで出会って、あまりに感動して二日連続通った上に、毎日行きたいと思ったアレルギーフリーフードのお店。

Hapi(https://instagram.com/hapinz?igshid=1oaz2mhw06b8)

画像14

画像15

コールドプレスジュースも600円程度でお手頃。さらにオーガニックチャイを自家製アーモンドミルクで頼んだら、これまで飲んだチャイでダントツで美味しかった。豆腐のサルサタコスも絶品。

画像16

ファッションでオーガニックを選んでいるわけでもなくて、それが生活になっていてスタイルになってて素敵だ。メニューに書かれている、ゴミやカスタマイズに関する文章にも一貫したスタンスを感じて気持ちいい。

画像18

「環境にいいこと、カラダにいいことをせねばならない」ではなく、「いいものだから選ぶ」「美味しいから食べる」それが私には大事。

画像18

エコとかオーガニックとかビーガンとか。

それはファッションやトレンドを越えて、今ここにいる私が何を選びたいか。未来のためになにを選択するかということや、モノはこれ以上いらないよなって考えることや、なんとなくではなく意思を持って自分が選ぶこと。消費は地球や未来や人生の意思表明であることを実感することなのだと思う。

ついこの間まで興味の対象じゃなかったことが突然日々の当たり前になっていく。


イスラエルに行ったときにも同じようなことを感じた。

画像19

手が伸ばせば届く世界にさえ足を踏み入れられない|オア明奈 #note https://note.com/akinaorr/n/nd94129ba8006

知らなかったことを知る。試す。馴染む。

世界に触れて自分の当たり前を壊す。意思を持って毎日を選択する。それが面白くて。年に1か月の休みをとって「暮らすように旅をする」を毎年続けてる理由なのだと思う。

あぁ書きたいことが溢れるってこういうことなのでしょうか。今度は友達と始めたシェアクローゼットについても書きたい。今回の旅も服の趣味や思考が似ている友達と服を交換して持ってきたんだけど、それがめちゃくちゃいい。新しい服を買わなくても服をシェアして楽しめたら最高。

こんな感じでニュージーランドのエコやオーガニックフード事情も、私なりにこれからも書いていけたらなと思う。

-----------------------------
過去のグレートジャーニーも含めて、私の「人生を祝う旅」の様子はインスタでアップしてます。NZの様子も徒然と自分用のライフログのようにまとめてます。よかったらぜひ。

https://instagram.com/akinaorrtrip?r=nametag










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?