見出し画像

大学院のこと(10) (進学・留学体験談)

香港の大学院でジャーナリズムを専攻した一個人として、4つの簡単な問いに答えを出してみた。

Q、大学院は必要か不要か?(存在意義)

A、私は今でも、大学・大学院は、当たり前だが必要だと思っている。学術研究機関としての大学・大学院は、多くの調査や基礎研究を担っている。データ分析、思想の構築、新しいテクノロジーへの貢献など、私たちの生活のベースとなる多くのものを生み出しているからだ。学者が書く論文は、人類の進歩をいろいろな面から支えているし、研究成果に触れることは、刺激的で面白い。

Q、大学院(修士課程)で学ぶ意義はあるか?

A、何を学ぶかによる。専門的な知識に触れて、研究したり、創造したりするのであれば、学ぶ意義はあると思う。一方で、入門的な知識や技術については、大学院ではなく独学か専門学校で学ぶ方が効率がいい。

Q、大学院(修士課程)でジャーナリズムを学ぶ意義はあるか?

A、ジャーナリズムを学ぶ意義はないが、人によっては学位を取得する意味はある。

Q、海外留学に意義はあるか?

A、あると思う。

今回は3つ目の問い「大学院でジャーナリズムを学ぶ意義」について、実体験をもとに考えてみたい。



ここから先は

4,415字

身の回りの出来事や思いついたこと、読み終えた本の感想などを書いていきます。毎月最低1回、できれば数回更新します。購読期間中はマガジン内のす…

身の回りの出来事や思いついたこと、読み終えた本の感想などを書いていきます。毎月最低1回、できれば数回更新します。購読期間中はマガジン内のす…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?