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【イベントレポ】コミュニティを楽しむためには、関係性をゆるく紡いでいくこと。

「SUSONO」の関西出張イベントに先日行ってきました。

「SUSONO」って何だろう、と真っ白な気持ちで参加しました。思い返してみるとこの「薄い動機」こそが重要なんだなと思い、私なりにこのイベントをまとめてみることにしました。


そもそも…
SUSONOとは「ゆるやかにつながり、心地よい暮らしの文化圏をつくる」ということをコンセプトに、つながる共創コミュニティ。

全然関係のない話かもしれませんが、僕の趣味についての話をさせて下さい。それは「子どもと一緒に行きたくなる日帰り温泉へ出向くこと」。


僕の友人は3児の父で、男手一つで3人の子どもたちを育てています。だから同世代の友人と遊びに出かけることもなかなか難しい。そんな彼と2ヶ月に一度くらいのタイミングで「日帰り温泉へ行く」という不思議な関係性が暫く続いているのです(最近いけてないから早く行きたい)。


他にも5〜6つほど年の離れた大学生さんや一回り上の30後半〜40代前半の人生の大先輩たちとの食事。そんな人たちと仲良くなって、気がつくと普段話さない様な深い話までしてしまうことが最近増えてきているのです。


「なぜなんだろう?」と最近モヤっと考えていました。そんな時、susonoという存在を知りました。

・・・

参加のきっかけは、仕事を通じて知り合ったカメラマンからの紹介。

ちょうど関西でイベントが実施されるとのことでしたので、一歩だけ踏み出して、どんなコミュニティなのか、何が自分をこの場所に引き寄せたのかを明らかにできればじっくり耳を傾けて知ることにしました。


テーマは「コミュニティを楽しむための方法」

抽象度が高いテーマのため、ゲストの佐々木さんが最初の問いかけをしてくれました。そもそも現在佐々木さんは現在様々な場所を移動しながらの3拠点生活しているそうです。そして色んなコミュニティと関わりを持つことが非常に多く、その中で感じたことをポツリとSUSONOの他3名のゲスト、そして会場の参加者に投げかけてくれました。

参照|共創コミュニティ「SUSONO」関西出張イベント


「利害関係がないこと」がいいんじゃないのかな。

-(佐々木俊尚さん)
例えば自分が属しているコミュニティには会社、家族、夫婦、シェアハウスetc。常に利害関係が生じる関係性が生活しているとどこにでもあると思うんです。会社はまさに利害関係の上で成り立っているし、家族も喧嘩や些細な事でギクシャクしたり。要は物理的な距離が近すぎる事が問題なんじゃないかなと思いますね。


もちろんSUSONOも有料会員同士のコミュニティなので、利害関係がないとは言い切れません。ただ同じ職場同士の人同士ではないので利害関係なく付き合える心地よさがあります。それがコミュニティを楽しむ一つの要因なのではと思います。


-(藤田華子さん)
そうですね、先ほどイベント前にお話していたのですが社会人になってからできる友達ってすごく大事ですよね。


何者でもなかった頃の肩書きのない自分を理解してくれる関係性。

-(伊佐知美さん)
高校の時の友達って「自分が何者でもなかった頃の肩書きのない自分を知ってくれている」からすぐ価値観を共有できるんですよね。でも社会人になってからだとそれがなかなか難しい。だからこそこんな場所が必要だなと思いますね。


ここ3~4年くらい自分でもコミュニティを作って運営したり、運営するためにどうしたらいいかって勉強のために参加したりしていました。もちろん、仲間もできるから参加していたのですが、下心として「仕事につながるんじゃないか」っていうのもありました。


でも関わっているのは「自分の友達ができる」って事と「友達になりたいと思っている人が沢山いる」事が本当に良いなと思いますね。


年齢や職業ではなく、価値観を通じて繋がれる。

-(藤田華子さん)
「マウンティングを取られない」って本当に素晴らしいなと。このコミュニティに参加している方は年齢層が中には20代の「カフェの店員をしています」って可愛らしい子から60代の現役をリタイアされている方まで幅広く関わってくださっています。その二人が仲良く談笑している様子がまた素敵な関係なんです。


-(鳥井弘文さん)
価値観軸で繋がれるので、インターネットを通じて同世代と繋がることの方が多いんです。メディアを4つ旗印に掲げ、何となく興味がある人たち同士が自然と集まってきてくれているのでお会いした瞬間から共感できる点が多いんですよね。


住む場所や年齢を超えて、コミュニティに参加できるのは面白いなと思います。逆に「仕事に繋がるんじゃないか」という下心を持たずに関わっているから「仕事に繋がっている」のだろうなと思います。


実際SUSONOで出会った方にカメラマンお願いしたいと思って依頼したこともありますし。


結局、何が軸になっているか。

-(佐々木俊尚さん)
そもそもサロンの多くは「目的を重要視すること」が多い。例えば有名なところでいうと「ホリエモン」や「はあちゅう」のサロンだと話の論点が「いかにお金を儲けるか」ということに着地することが多い。


このSUSONOを始める前に「21世紀の教養を身につける議論型コミュニティLIFE MAKERS」で様々なゲストを呼んでいるんです。ただ基本的にゲストが話して終わる形なんです。


だから共通する価値観や考え方を軸に、送り手と受け手が同じ目線に立ってつながれる文化圏、コミュニティができたらいいなと思ったんです。その流れでSUSONOにグレードアップした時にベースとなる考え方が出来たんだと思うんですよね。ではその共通する価値観とは皆さんにとって何なのでしょうか?


「一つの共有物に染めない」ということ。

これがとても大事なことなんじゃないかと私は思いますね。 


-(ゲスト、参加者一同)
なるほど。 


-(佐々木俊尚さん)
いろんな「裾」があっていいじゃないですか。加えていうなら「気持ちよく暮らしを作りたい」とか「気持ちのよい仲間と一緒にいたい」というある種の「心地よさ」です。そこで繋がっていると安心できるということですよね。


私が生まれた場所は大阪南部の玉出小学校出身。言い方が悪いかもしれませんが一言で言うと「ガラの悪い町」なんですよね(大好きな街ですよ)。


でもそんなガラの悪い町にたまたまハンバーガー屋さんを見つけたんです。そこにはすごくお洒落で可愛らしいボブカットの女性がいて、その場所だけ離れ小島みたいなオアシスだと思ったんです。


それが一昔前の「雑誌みたいだな」と思ったんです。

昔「オリーブ」って雑誌があって、女性向け雑誌なんです。周りがヤンキーしかいない中で「私がこの本を買って読んでいる時間が唯一世界と繋がれる心のオアシスなの」と思っている感覚と近いですね、と「北欧・暮らしの道具店」というメディアの社長である青木さんとLIFE MAKERSの対談時に話してたんです。


つまり時々、世界とつながっている実感を持てる感覚ですね。

点在している共通の価値観の人を繋げていくのがかつての雑誌だったんですよね。でもその力は現在無くなってきています。だからこういったコミュニティで共通の価値観を持った人たちがつなげていく役割になれるんじゃないかなと思っています。 


-(鳥井弘文さん)
「ホリエモンさん・はあちゅうさん」のサロンってコンセプトがしっかりと立っていて、それはカチッとしたベンチャー企業に近いなと。


一方で地方ではコンセプトを立てると偏った人たちしか集まってこない。だから生態系が生まれやすくするためには、インターネット砂漠の中でオアシスが必要なんです。まだまだ圧倒的にそんなコミュニティが少ないなという感覚がありますし。


生態系が循環するコミュニティが沢山立ち上がって、勝手につながっていくといいなと思います。まだ実験段階ではあるのですが、そういう場所を目指せたらいいなと。3ヶ月たって徐々に徐々に生まれてきているなと思いますね。 


-(藤田華子さん)
わたしは普通に考えて、佐々木俊尚さんの隣で自然と話ができていることがいいなと思ったんです。例えば、先程の話にも出てきた「ホリエモンさん・はあちゅうさん」という圧倒的なトップ、人生のロールモデルとなる様な先輩方にお近づきになれるってやましい考えが生まれるのが普通だと思います。


でも自然に「さっきまで体調悪そうだったけど大丈夫?」って尊敬できる人生の大先輩から言って貰える関係性の方が凄いことだなって思ったんですよね。


実はみんな「気軽につながれるための土台」が欲しいんだな。


つながったら関係性をゆるく継続させること

-(鳥井弘文さん)
人生単位で人と関わることって重要なんだと思います。例えば北海道に行けば「あんな人が居たし、行ってみよう」とゆるくつながっておく事がとても大事なんだなと思います。


会社員同士でしか一年を通して(時間やコミュニケーションの差はありますが)、その人のことを深く理解していることってあまりないですよね。誰が何を知っているか、ということを知っていること(=トランザクティブ・メモリー)が誰かとつながって行く上でとても重要になっていくんじゃないかなと。 


ちょうどまさに僕がこのSUSONOに訪れた理由も「関係性の継続性があったから」なんだとこの時、理解しました。

トークイベントが終わった後、佐々木俊尚さんにある質問をしていました。


(-僕)
「SUSONO」ってどんな背景からその名前になり、生まれたきっかけがあればお教え頂けませんか。


-(佐々木俊尚さん)
僕は、好きでよく山に登るんです。

登る前に街並みが見えますよね。そして少し山に近づくと山裾から頂上までが今までと違う角度から見えたりする。さらに富士山で5合目まできたら、違う景色が見えて麓の見え方も変わっていく。


そうやって人生という大きな山で出会う人やモノの価値観に触れて生きていくことが本当に大事なんじゃないのかなと会話していくうちに、メンバーのひとりが「SUSONO」っていいねと名前がパッと決まったんですよね。会話をしていく中で気づいたらやろうよって事になっていたんです。

・・・

山の頂上の綺麗なフォトジェニックスポットに情報が一極集中する世の中。


でも本当に大事なことは山裾から梺へ、徐々に山を登って行くグラデーションが重要。実際の写真には写らないプロセスが人生においてかけがえのない価値なんじゃないかと思う。


その過程で出会った人との関係性を紡いでいく、継続していくことが僕なりの答えなのかもしれません。


あ、コチラもご興味ある方はぜひ。

参照|「SUSONO」公式サイト


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【現】諦めず誠実なクリエイティブサポートを行う小さなデザイン事務所「坂彬光制作事務所」主宰. 【略歴】起業▶︎Web制作会社▶︎無職▶︎シェアハウス管理人▶︎週3兼業▶︎フリーランス(現在)【事業領域】資料作成(#ドキュメントコーチ)・Webディレクション・各種デザインなど。