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距離感と皮膚感覚

近すぎても、遠すぎても不自由なもの、
他人との距離感。

全般的に距離感つかむの苦手!という人もいれば
特定の相手、シチュエーションになると
距離感を見失う、という人もいますが、

どんな場合にせよ
距離感がなくなっているときって、
自分の境界線を見失っています。

はたまた、距離感が失われるから
境界線も失われる、といってもいいかもしれません。

「境界線」はいろんな捉え方がありますが
とりあえず「皮膚感覚」って思ってみてください。

相手の問題に過剰に反応してしまう
ついつい世話を焼きすぎてしまう
自分のことより相手を優先してしまう

優しくて、真面目で、熱心な人に起こりやすい。

「他人事」と「自分事」の
区別がつかなくなっているとき、

相手と自分を隔てる
皮膚の感覚はなくなって、
脳が相手との距離感を
適切に知覚できなくなっています。

私の体験だと、
こういうときは自分の輪郭がぼやけて、
皮膚の中に納まってるべき
エネルギーが外に拡散していくような
感覚があります。

頼まれてもないのに
自分のエネルギーを分け与えてしまう。
だからすごーく消耗してしまう。

こんなふうに
相手に向かって自分が前のめりに
なっているのに気付いたら、

自分と相手のあいだにある
空間の距離を思い出してみてください。

見えない、透明な空気の層の
厚みを感じてみる。

または自分の胸と相手の胸の間に
定規があるのをイメージ。

空気の厚み、定規の長さが
ここだ!というところに落ち着くと
不思議と皮膚の境界線も
ぱちっと復活します。

部下と話すとき
お子さんや旦那さんと話すとき
とくにぐらつきそうな話題のときは
意識してみてください。

皮膚の境界についてはこちらでも書いています。

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