チーズ好きになったきっかけ


今日は、チーズ好きになったきっかけについて書きたいと思います。

昔はあまり好きではなかった

実は、私は昔からチーズ好きだったわけではなく、良く食べるようになったのは20代後半からです。

小さい頃、スライスチーズや6Pチーズ等のプロセスチーズがよく食卓に出ていたものの、柔らかいチーズが歯に詰まる感じがどうも苦手でした。

嫌いと言って残すことが許される家庭ではなかったので、出されれば食べてはいたものの、思い返せばどちらかというと嫌いな食べ物の部類。

今でもあまり変わらず、プロセスチーズを自分から買うことはありません。

大人になってお酒を飲むようになってから、スーパーで売っているスライスされたミモレットをワインと一緒につまむのが好きになりました。ちょっと値が張るので、頑張った日のごほうびのような存在。

他のナチュラルチーズも興味があったものの、20代の頃はお金もなく、友人と外に飲みにいく時意外、あまり触れることはありませんでした。


チーズが生活の一部になった、留学生活

チーズとの付き合い方がガラッと変わったのは、28歳でイギリスへ大学院留学をした頃。


留学したばかりの頃、イギリス人4人とハウスシェアをしていた私は、キッチンを使う度、彼らの食事に興味津々でした。

食材や調理方法にも様々な発見があって面白かったのですが、一番目に止まったのがチーズ。

忙しい平日でも、わざわざチーズを削ってパスタにトッピングしていたり、大きな木のカッティングボードいっぱいに様々なチーズを乗せてテレビを見ながらつまんでいるのを見て、チーズのある食事がとても魅力的に映ったのです。


ヨーロッパでは、日本と比べるとより豊富な種類のナチュラルチーズが手に入り、しかも安価で買うことができます。

当時、ロンドンのスーパーには、イギリス国内やヨーロッパで作られた様々な種類のチーズが並び、ブリーチーズ100gで2ポンド(当時300円程度)程度で買うことができました。

私費留学だったためにた常に節約する術を探していた私にとって、チーズは安価で手軽にとれるタンパク源にもありました。

ハウスメイトの真似をしてサンドイッチにジャムと一緒に入れてみたり、サラダやパスタに使ってみたりしているうちに、気づけばチーズは冷蔵庫に常備する大事な食材になりました。

特にパルミジャーノは、パスタ・サラダには欠かせず、ワインのおつまみにするのも大好きで、

帰国してから、イギリスの4-5倍するパルミジャーノの値段に驚愕。

以来、毎日ナチュラルチーズを食べるような贅沢はできなくなってしまいましたが、イギリスにいる時のチーズ生活は今でも恋しく、ヨーロッパに行く度にチーズを買い溜めてこようと考えています。


カルシウム源としてチーズ

生乳で作られるチーズは、カルシウム源としても優秀な食材。その事実も私がチーズに魅了される理由の1つです。

少し話は変わりますが、昨年96歳の祖母が転倒し、左足の大腿骨を骨折しました。

元々、祖母は高齢で筋力が低下して右足も痛めていたため、骨折する以前から廊下を行き来するだけでも一苦労という状況。息子である父と叔母は、体に負担をかけて手術を受けさせるべきか、手術を諦め寝たきりの生活を余儀なしとするか、悩みました。

結局手術をすると決断したのですが、その決定打となった理由の1つが、祖母の骨密度。検査で、祖母の骨密度が50歳相当であることがわかり、術後の回復の早さが期待できたのです。

これには、親族皆驚きました。
常に「脚が痛い」と訴えていた祖母を見ていた私たちは、祖母が強い骨の持ち主だとは思いもしなかったのです。

しかし、改めて祖母の食生活を辿ると、ヨーグルトやホットミルクを毎日摂取し、チーズをよく食べていたことを思い出しました。乳製品をしっかりと取る長年の食生活が骨の健康を支えていたのです。

その後、祖母は無事手術を受け、今では車椅子は必要であるものの、ゆっくり歩くこともできています。

これをきっかけに、私は祖母に学び、乳製品をもっと取ろうと意識するようになりました。

牛乳を飲むのがあまり好きでなかったため、乳製品からほど遠い生活を送っていた私は、ヨーグルトとチーズをもっと食べていこうと意識するようになりました。

チーズには、牛乳を凝縮して作っているので、カルシウムがたっぷりです。
美味しいだけでなく、健康に嬉しい食材であるので、もっとチーズを食べて深めていきたいという気持ちになりました。


以上が、私をチーズを好きになったきっかけです。


コロナウイルスがおさまったら、ヨーロッパへの旅行を計画して、好きなチーズを思い切り味わいたいなと思います。それまで、少しずつチーズの勉強をしておきたいと思います。

早く平和で安全な世の中が訪れますように。

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