南東欧旅行記_Day 16~18 モスタルから40時間かけて京都へ
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南東欧旅行を終えて、京都の自宅へ向けて大移動です。
モスタル→サラエボ→ドーハ→クアラルンプール→関空→京都
モスタル→サラエボ
早めに目覚ましかけて帰国荷造りしました。ホテルのお部屋が広すぎて、朝からお部屋の中を行ったり来たりすることになってしまいました。
クッキー、はちみつ、バラジャム、石けんなどをお土産に買ったのですが、あまりかさばらず機内持込サイズのスーツケースに余裕で収まってよかったです。
5:30ごろにホテルをチェックアウトして、歩いてモスタル駅へ。早朝のモスタルも美しかったです。
モスタル駅もサラエボ駅同様にしがないカフェしかありません。早く駅についてしまって、何もやることがなかったです。私のように早めに駅で電車を待っている旅行者はたくさんいました。
電車が発車する30分前になるとチケット窓口がオープンします。
6:36モスタル発の電車でサラエボへ。
モスタル駅からサラエボに向かう電車は2番線から出発します。
往路は進行方向前方車両しかドアが開かなかったですが、復路は後方車両しかドアが開きませんでした。
平日の早朝で、電車は空席が多かったです。
発車したらすぐに検札がありました。往路ではAに丸印をつけられたのですが、復路ではレトロな片手パンチで穴をあけてもらいました。
往路は車内で歌謡曲が流れていましたが、復路は無音でとっても静かな車内でした。ほとんどの人が車内で寝ていました。
前日に買っておいたパンを食べたり、ウトウトしたりしていたら、あっという間にサラエボに到着。
予定時刻よりも20分遅れて9:05頃の到着でした。
私にとってはいい思い出がないサラエボ駅です。また高額タクシー料金を支払うのは精神的にイヤなので、メータータクシーに乗ろうと心に誓っていました。
スーツケースを持っているので駅でタクシーの客引きの方に声をかけられましたが、お断りして大通りを目指してスーツケースを持って歩きました。
歩きながら気づいたのですが、サラエボ駅前はアメリカ大使館です。流しのタクシーを拾うために立ち止まると銃を携帯した警備員の視線が一気にこちらに向くので、アメリカ大使館の敷地外のところで流しのタクシーに乗車しました。
今回は赤いタクシーで、乗車前に「メーターですよね?」と確認してからスーツケースをトランクに入れてもらいました。
乗車と同タイミングで土砂降りになったので、濡れずに済んでよかったです。
サラエボ駅前のアメリカ大使館付近からサラエボ空港まではメーター料金で16.20マルク(=1,300円)でした。
サラエボ→ドーハ
サラエボ空港からはカタール航空でドーハに向かうのですが、往路同様にオンラインチェックインができなかったので、空港カウンターでのチェックインとなりました。
チェックインカウンターでVisit Japan Webの登録が完了している画面を見せるように言われました。
カウンターで確認されるまでVisit Japan Webのことを完全に失念していたので、ちょっとあせってしまいました。
旅行前に旅行の登録だけはしておきました。
日本語の画面を見せてもカウンターの方は分からないだろうなと思いつつ、スマホの画面を提示して、4月でVJWの運用は終わって、今は任意で税関申告だけ登録できるようになったことを説明したら、完了画面を提示しなくても大丈夫でした。
往路関空で11キロだったスーツケースは復路では11.7キロに増えていました。化粧水やボディクリームを消費して軽くなったけど、ハチミツやジャムを買ったので重たくなりました。
ここで嬉しいことがありました。
気付かないうちにカタール航空のステータスがシルバーにランクアップしていて、ビジネスクラスラウンジを3回使えるようになっていました。
この日は朝早く起きたし、体調がイマイチよくなかったので、ラウンジが使えるのは本当に助かりました。
チェックインが終わったので、手元に残っていたマルクをユーロに両替しました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ出国手続き完了後は両替所がないので、マルクを手放したい場合は到着エリアにある両替所で両替する必要があります。有人両替カウンターが2つ横並びでありました。
48マルクが24ユーロになりました。マルク/ユーロは固定レートなので端数の0.54ユーロが切り捨てられただけで、ほぼ手数料なしです。
ボスニア・ヘルツェゴビナの出国は、まず搭乗券のチェックを通過して、次がセキュリティチェックで、最後がパスポートコントロールでした。
一日に数便しか発着しない小さな空港なので利用者も少なくて、あっという間に出国手続き完了でした。
ラウンジは1つしかなかったです。
コーヒー、ソフトドリンク、アルコールなどの飲料とサンドイッチ、シリアル、ナッツ、ケーキ、クッキーなどの軽食がありました。温かいミールはなかったです。
ラウンジ利用者は3~4組ほどで静かでした。
出国後の制限エリアにはカフェが1店あるだけでした。
免税店は香水売り場がかなり広くて、タバコやリンツチョコなどの免税店定番商品もありました。
ボスニア・ヘルツェゴビナ名産品は少しだけ売られていました。
サラエボ空港は搭乗ゲートが8つで、大型ジェットに搭乗するためのボーディングブリッジは2本しか見当たらなかったです。
私のフライトのように空港建物から徒歩で飛行機に乗り込むスタイルが多そうです。
ボスニア・ヘルツェゴビナを観光している時はほとんど見かけなかったのに、サラエボ発カタール行きのフライトは中国の方ばかりでした。
搭乗したらCAさんに声をかけられて「Ms. Akiko 私はCA責任者です。何かあればいつでも声かけてくださいね」と挨拶されて、びっくりしました。たぶんカタール航空のステータスがシルバーになったので挨拶に来てくださったのだと思いますが、人生初めてのことでどうリアクションすればよいか分からず、とりあえず微笑んでみました。
9割くらいの席が埋まっていたのですが、幸い私のお隣が空席でゆっくりできました。5時間のフライト中はほとんど寝ていました。
ドーハで乗り継ぎ
現地時間18時にドーハに到着して、7時間40分の長時間乗継でした。
乗継が8時間を超えるとホテルが無料で利用できるのに、20分の差で大違いです。ルールなので仕方ないです。
空港ラウンジかスパのシャワーを利用しようかなと思っていたのですが、トランジットツアーデスクの前を通ったので、何となくのぞいてみました。
カタール航空が実施しているトランジット観光ツアーも乗り継ぎが8時間以上のケースを対象としているのですが、ツアーデスクの方が20時スタートのツアーは空きがあるから参加してOKとおっしゃるので、流れでツアーに参加することにしました。
前回参加した時は無料でしたが、今回は99レアル(=3,800円)でした。
カタールの入国前に2度目のセキュリティチェック(1度目は乗継エリアに入る時)がありますが、液体物の没収はありません。危険物を持っていないかのチェックを受けて、パスポートコントロールを通過します。
カタールは家族単位で入国審査していました。多くの国では家族であっても一人ずつの入国審査が実施されるので、珍しいと思います。
パスポートにはスタンプとバーコードシールが貼られました。
カタール入国後はウェイティングゾーンで待っていたらツアー開始時間にカタール航空の方が迎えに来てくださいました。30人くらい参加者がいたと思います。
20時にも関わらず空港ビルを一歩出るとカタールはむっと暑い空気です。
気温は38度でした。
大型バスでカタール航空のスタッフさんのガイドを聞きながら夜のドーハをめぐりました。
前回ドーハでトランジットツアーに参加した時とは街並みが随分変わったように感じました。2022年のサッカーワールドカップで地下鉄の整備が進んで、ホテルやオフィスビルも増えたのだと思います。
ツアーは車窓観光がメインで、下車観光は3カ所でした。
Museum of Islamic Art
美術館は外観を見るだけで、10分間の写真撮影タイムが設けられました。
Katara Cultural Village
文化多目的施設内を歩いて見学しました。とっても暑いので、後半は早くバスに戻りたくなってしまいました。
Souq Waqif
大きな市場で45分ほど自由時間がありました。
ペット市場、スパイス市場、金市場や飲食店などがたくさんありました。
支払は現金のみのお店もありますが、ATMがたくさんあるので必要になったら引き出せます。
カタール航空のスタッフの方が「モロッコやエジプトのようにしつこく売りつけないから気軽にお店をのぞいて下さい」と説明していたのがおかしかったです。モロッコやエジプトのうっとうしい接客は世界共通認識なのですね。
*ラクダとの接触は避けるように呼びかけられています。https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C106.html
ツアーカウンターで一緒になった中国人ご夫婦とおしゃべりしながら観光したのですが、18時間も乗り継ぎ時間があると言っていました。ご夫婦は途中でツアーを離脱して、予約してあるトランジットホテルにタクシーで行ってしまいました。カタール航空のスタッフの方がタクシーのサポートもされていたので、そんなこともできるんだと勉強になりました。
市場での自由時間が終わって集合時間になったのに、戻ってこない参加者がいてバスの中で待ちました。バスの中に荷物を置いたままなので、待つしかない状況でした。もし自分のフライトまで時間がなかったらソワソワしたと思います。
ツアーは開始から3時間後の23時過ぎにカタール空港に戻りました。空港到着後はすぐにカタールを出国しました。
トイレで着替えたり、免税店をのぞいたりしていたら、意外とすぐに搭乗時間になりました。
ドーハ→クアラルンプール
日付が変わって6月14日深夜1:50カタール発QR4991はマレーシア航空のオペレーションでした。
チケットはカタール航空で予約していて、シルバーステータスになったので優先搭乗が可能でした。
狭い飛行機の席に早く着くメリットはないと思っていて、飛行機には最後に乗り込みたい派だったのですが、初めて優先搭乗を利用させてもらって、快適だということを知りました。早めに機内に入ればゆっくり荷物整理できるし、頭上物入も空いているので慌ただしくなくてよかったです。
幸いこのフライトでもお隣が空席でした。このフライト中にまた目の調子が悪くなってしまい、ほとんど寝ていました。
クアラルンプール乗り継ぎ
KL(クアラルンプール)でも7時間半の長時間乗継でした。もともとはマレーシアに入国してマスジットジャメやムルデカ広場に行く予定にしていたのですが、飛行機の到着が1時間遅れてしまったし、目の調子が悪いのでKL観光は諦めました。
往路の乗継時間でKLサテライトビルは散歩しつくしたので、バスに乗ってサテライトビルからメインビルまで行ってみました。
普段はエアロトレインでビル間を移動するのですが、メンテナンス中のようでバスでの移動でした。バスは空港内をぐるっと大きな弧を描いて走るので、時間がかかりました。10分くらいかかったような気がします。
メインビルのトランジットエリアは広くなく、すぐに見終わってしまったので、マレーシアに入国しました。入国審査は何も質問されなかったです。
鼎泰豊でお茶飲んで麺料理とスイーツをいただきました。久しぶりのアジア料理で美味しかったです。
3時間ほど滞在したマレーシアを出国して、サテライトビルに戻って関空行きの飛行機を待ちました。
クアラルンプール→関空
搭乗ゲート前が混雑していたので満席かと思ったら、空席だらけのフライトで3席を独占して横になって眠れました。
日本帰国
Visit Japan Webの税関申告を入力してQRコードが生成されることをKLで確認しておいたのですが、日本に到着した時にサイトを開こうとしたら404になってしまいました。
KLで確認した時点でQRコードのスクショを撮っておけばよかったのですが、仕方がないので紙の申告書を手書きしました。
早く自宅に帰りたくて関空から京都へ、JRはるかで移動しました。出発直前までオンラインではるかの割引チケットが買えるのは助かりました。
疲れていて乗車後すぐに寝てしまったようで、気づいたら京都駅に着いていました。
ちょっとここで、空港からの交通費比較
関空から京都駅 はるか 1時間半 2,760円
ブカレスト空港から市内 バス 1時間 3レウ=90円
ソフィア空港から市内 地下鉄 35分 1.6レフ=120円
ベオグラード空港から市内 タクシー20分 3,000ディナール=3,900円
サラエボ空港から市内 タクシー20分 相場は30マルク=2,250円
やっぱり、はるかは高いと思います。それでも世界中から観光客が京都に来るので値下げはしないでしょうね。
ブカレストとソフィアではクレカタッチ決済で空港から公共交通機関に乗れました。日本でもオープンループが普及することを切に願っています。
モスタルのホテルを出発して約40時間かけて京都の自宅に戻ってきました。
大きなトラブルなく楽しい旅行ができて、よかったです。
帰国後最初に食べたのはコンビニのツナマヨおにぎりでした。
お肉は当分食べなくてもいいです。
帰国後は目の充血も喉の痛みもかなりよくなっていて、ほとんど症状は無いと素人判断したのですが、念のために病院へ行きました。目薬や飲み薬を処方していただいたので、ちゃんと飲み切って元気になりました。
海外旅行保険会社へLINEで連絡してから1週間後に、自宅に保険金請求用紙が届いたので、必要事項を記入して郵送提出したら、数日後には保険金支払いの通知が届きました。スピーディーな対応がありがたかったです。
Tripcoin
6月13日~15日
📝南東欧旅行まとめnote
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