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ATP Finals 2022 トリノで観戦_4_トリノのホテルと会場アクセス

2022年9月に全米オープンテニスをテレビで見ていて、「テニスを現地で観戦したい!」と思い、ネットで観戦チケット、飛行機チケット、ホテル予約をポチポチして、11月にイタリア・トリノへ行ってきました。

トリノで宿泊したホテル

2022年9月下旬に、11月中旬にATP Finalsを観戦するために5泊するホテルを探したのですが、ほとんどのホテルが満室でした。おそらく大会運営関係者や観客でトリノのホテルは埋まっていたのだと思います。サッカー・ユベントスのホーム試合があったのも影響していたのかもしれません。超高級ホテルか市内中心部から離れたホテルしか空きがない状況でした😢
各種予約サイトで調べまくって、会場まで頑張れば歩ける距離にあって、お手頃なホテルということで、Booking .com  で CAMPUS SANPAOLO TURINを予約しました。
Booking.com Genius3となっているためか、ホテル直サイトで予約するよりも、Booking .comのアプリで予約した方が安価でした。
そしてPCでBooking .comのサイトで予約するよりも、Booking .comのアプリで予約した方が安価であることに、この時初めて気づきました。もしかすると過去にPCから予約してしまっていたかもしれないです。散々ホテル宿泊しているのに、気づくの遅すぎ。

予約したホテルは学生寮が複数棟ある巨大な施設の一部分がホテルになっているというユニークな宿泊施設で、ホテルのフロントの方は寮に住んでいる学生のサポートもしていました。施設内にあるコインランドリーは学生だけでなくホテル宿泊客も使えます。施設内にカフェやレストラン、自炊するための共同キッチンもありました。カフェはカプチーノ1.40ユーロとめちゃ安くて、助かりました。
また、ホテルの前には巨大なスーパーもあって、お惣菜やフルーツなど買えて、とても便利でした。
市内中心部からは離れているので、観光目的でトリノへ行かれる方にはおすすめしませんが、パラアルピツアーでのスポーツ観戦でトリノへ行かれる方にはおススメできるホテルです。

普段、海外旅行では、ホテルで朝食は食べずに現地のカフェなどで朝ごはんを食べるのですが、今回のホテルの周りがあまりカフェやレストランの選択肢がなくて、5泊中4回もホテルの朝食を食べました。レパートリーは少ないものの、毎日違うタルトやフルーツがあって、美味しく朝ごはんをいただきました。

朝食会場はこじんまりとしていたのですが、どの時間帯に行っても、ATPの関係者でいっぱいでした。みなさん首からIDをつけていたり、会場内の案内係りの制服を着ているので、一目瞭然。関係者が多く宿泊しているということは、観戦客にも便利でよいホテルと言えるのではないでしょうか。

ホテルのフロントの人には「テニスを見に来たの?」と聞かれたので、「そうだよ、よく分かったね」と返したら「この時期にトリノに来る人はみんなテニスだよ」と言われました。

ホテルの部屋にあるテレビはマルチチャンネル対応していて、24時間ずっとテニスの試合を放送するチャンネルもありました。ATPの試合はリアルタイムではなく、半日後くらいに放送されていました。

ホテルからATP Finals会場までの移動

試合を観戦した3日間の交通手段はこんな感じでした。
1日目はGoogle Mapsの提案通りにバス+トラムで会場へ行って、Limeのキックボードで帰ホテル
2日目は歩いて会場へ行って、Limeのキックボードで帰ホテル
3日はホテルから中心部までバスで行って、カフェに寄ってから無料トラムで会場へ行って、試合後はLimeのキックボードでリンゴットエリアにショッピングへ行きました。

どの方法でも20~30分ほどで移動できました。

試合後はトラムやバスが混むので、歩いて中心部方向へ移動している人もたくさんいましたし、私のようにレンタルで移動している人もいました。試合会場の外にレンタルのスクーター、電動自転車、キックボードなどがたくさん置いてありますので、移動手段がなくて途方に暮れるということはないと思います。

トリノの公共交通

トリノではバスとトラムに乗るにはタバッキで予めチケットを購入しておく必要があり、車内でチケットを買うことはできないです。いざバスに乗ろうとしてえ、チケットを買いたいときに近くにタバッキがなかったり、朝早い時間帯はまだタバッキが開いていなかったりするので、買える時に2枚くらい買っておくか、72時間チケットなどを買っておいた方がいいです。
アンドロイドユーザーの方はGTTのアプリがあるので、アプリでチケット購入することも可能です。私はiPhoneユーザーなので、アプリの恩恵を利用できませんでした😢
バスはクレジットカードで乗車できる路線も増えているようです。日本で買ったイタリアのガイドブックでは8/55/56/58/68の5路線しかTap &Goが使えないと書いてありましたが、実際には他の路線でも使えました。詳しくはGTTのサイトで確認できます。
ローマの地下鉄も同じような仕組みになっていました。自分のクレジットカードを改札やバス車内の読み取り機にかざすと100分チケットと同じように扱われ、一日に複数回かざしても、1日乗り放題チケット金額を上限として、それ以上は費用が発生しないようになっていました。とても便利でした。
世界中の街でクレジットカードで公共交通機関に乗れたらいいのに、と常々思います。


海外旅行の楽しみ キックボード

海外旅行に行ったら、よく電動キックボードで移動しています。トラムやバスが混雑していたり、本数が少ない都市てはキックボードがとても便利です。便利なだけじゃなくて、風をきって移動するのがとっても気持ちいいです。
今回トリノで利用したLimeのアプリに過去の履歴が残っているので、見てみたら、ニュージーランドのクライストチャーチ、スウェーデンのストックホルム、ポーランドのワルシャワでも利用していました。
都市によってどの会社がメジャーなのかが異なるので、Limeの他にUber、FreeNow、Boltのアプリもスマホに入れています。海外旅行に行く前にストリートビューを見ればどの会社がメジャーなのか、なんとなくわかるので、アプリを入れて、クレジットカードの登録を済ませておけば、行った先ですぐにキックボードを使えます。(あ、スマホがオンラインである必要があります)

日本ではまだまだ台数が多くないですが、ヨーロッパの多くの国では、街中そこらじゅうにキックボードが停めてありますので、とても気軽に利用することができます。お子さんがいたり、荷物が多い時はおススメしませんが、天気がよくて、石畳ではなく舗装された街ではキックボードを利用してみてください。とっても気持ちがよいです。

トリノは石畳がすくなく、アスファルトで舗装された道が多く、自転車専用道もあちこちにあって、キックボードでの移動が快適でした。

ATP試合会場からホテルへ移動したあとのLimeアプリ画面


試合会場からホテルまで3.6ユーロでした。バス・トラムと比較すると高いですが、待ち時間ゼロですし、混雑したトラムに乗らずに済むと思えば、価値あると思います。
キックボードの料金は距離ではなく、利用時間に応じて決まります。通常時はロック解除=利用開始で1ユーロかかるのですが、キャンペーン期間中でロック解除の1ユーロが無料になっていました。

1分あたり0.21ユーロ

Limeアプリで目的地を設定して、画面を見ながらライドすれば、一方通行進入禁止なども画面上でアラートしてくれるので、とても便利です。

もしまたトリノへ行くとしたらどのホテルにするか

試合約1週間前の11月8日に会場までのアクセスや当日の注意事項などの案内メールが届きました。(いつまでこのリンクが有効か分かりませんが、こちらからダウンロード可能です。)この案内によるとなんと、観戦チケットを持っている人はトラムの4番と10番が無料で乗車できると書いてありました。
詳細はトリノのトラムとバスを運行しているGTTのサイトに案内があります。
もっと早く知っていれば、4番か10番の沿線にあるホテルを予約したのに、今頃言われてもなぁ、と案内を受け取った瞬間は感じたのですが、実際にトリノ中心部から会場へ向かうトラムに乗ってみたら、激混でした。マスクをしている人がほとんどいないイタリアでしたが、トラムの中ではマスクをする人がちらほらいらっしゃいました。
期間中のトラムが無料だとしても、混むし、本数少ないし、まぁ、4番と10番の沿線上のホテルでなくてもいいかな、と思いました。

もしまたトリノへ観戦に行くとしたら、ポルタノバ駅近辺で探すと思います。試合会場に近いし、レンフェで他のイタリアの都市に行くとしても駅の近くだと便利だし、トリノの老舗カフェもたくさんあって、ちょうどよいエリアと思います。

ATP Finals選手宿泊ホテル

出場選手、補欠選手、コーチ、トレーナーはPrincipi di Piemonte | UNA Esperienzeに宿泊していたようです。現地でテニスヲタクに教えてもらった情報なので、もしかすると誤報かもしれませんが、おそらく正しい情報と思います。

ホテルの前で選手たちの出待ちをしているテニスファン

イタリア行く前からYouTubeでナダルの出待ちをしているファンの様子を見ていて、宿泊ホテルが映っていたので、ホテルの外観は知っていたのですが、トリノ中心部をふらふら歩いている時に偶然見つけました。

ホテルの入口にいたファンに話しかけたら、朝からずっと出待ちをしていて、選手全員とセルフィー撮れたと話してくれました。11月のトリノは結構寒いので、ずっと出待ちをするのはなかなか厳しいと思います。テニスボールとペンを持って選手を待っている人はたくさんいました。この写真では人は多くないですが、実際に選手がホテルに出入りする時の動画をみると、とんでもなくたくさんの人がいますので、サインをもらったりセルフィー撮れたらとてもラッキーだと思います。
多い時はファンが数百人はいたようで、ホテルのセキュリティの人に加え、警察もたくさん来ていました。

大会期間中でなければ、そんなに宿泊料金が高くないので、ちょっと驚きました。プライベートジェットで移動する選手たちですから、もっと高級なホテルを大会側が用意するのかと思いましたが、セキュリティの面などからこのホテルが選ばれたのかもしれないです。ホテルの前の道は一般車の通行を遮断してありました。


トリノ観光は次のnoteで

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