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家族が自分に与える影響〜ヒプノシスを体験して思ったこと

今日はヒプノセラピーの同級生と自主練の日でした。午前と午後に一人ずつ、違う方と年齢退行療法の練習をしました。年齢退行療法というのは、現在抱えている問題のもとになっているネガティブな感情や制限するような思い込み(「私は愛されない」など)を、その感情を初めに感じた場面に戻ってリリースしていくものです。

この効果がすごいのです。講義の中でもかなりリリースしてきましたが、今日はまた大きなものを手放した実感があります。そして、潜在意識というものの影響力の大きさを改めて認識し、ヒプノセラピーのパワフルさを体感したのでした。

私は今のところ、コーチングを主として提供していきたいと考えています。それは、私がそうしてきたように、ほとんどの問題は言葉の力で認識を変えることで解決できると考えているからです。そして、どんな人でもそうする能力を持っているとも感じています。それでも、特定の感情は、意識が手放すことを怖がるというか、見つめたくないという気持ちを持っているもので、そこに対して催眠療法を使うことは、とても効果的だと感じています。

年齢退行をすると、0歳から5歳、時にはお母さんのお腹の中にいた時の記憶に行き着きます。この時期というのは、親が濃密に関わっていることが多いですから、親との関係の中で生じた感情が、現在のしこりになっている感情の元になっていたことに気付きます。

面白いのは、思い出した場面が特にドラマチックな何かが起こった時のものではないことが多いということです。例えば、私が今日のセッションで思い出したのは(潜在意識が出してきてくれたのですが)、3歳の私が、父がせっせと働いているのをじっと見ている場面でした。もう一つは、母が妹を抱っこしていて、私は寂しいと思ったところでした。

どちらもごく普通の生活の一場面ですね。そんな場面から、私たちは何かを感じ、そこに意味や思い込みを見つけ、その意味を大事に握り締めながら生きているのです。その中には前向きな意味を持った出来事も沢山ありますし、その逆もあります。

それで思ったのは、幼少期の家族の関わりというのは、その後の人生に沢山の影響を与えるものだということです。そして同時に、それらの出来事から何を学びとるかは周りの人にはコントロールできない、完全に個人的なものでもあるということです。

いくら気をつけていたとしても、子どもがどの場面で何を感じるかは、親にはコントロールすることはできません。私の例でいえば、忙しく揚げ物をしている父と、それを見ている私がいた、ただそれだけが事実。そこで私が「お父さんは忙しいから話しかけちゃいけない。でも遊んでもらえなくて悲しい」と感じるのを、父に止めることができたでしょうか。私がそんなことを考えていると、父には知る由もなかったでしょう。それに、そこにいたのが私でなく他の子だったら、全く違うことを考えたかもしれません。

ですから、親の言動が子どもに影響を与えるからといって、神経質になり過ぎることも意味がないと思いました。いくら気をつけても、相手の感じることをコントロールすることはできません。子どもに愛と敬意を持って接することさえ心がけていれば、子どもはその子なりに何かを感じ、意味づけしながら成長していくのでしょう。

そして、どこかの時点でその意味付けや思い込みによって問題を感じることがあれば、その時にそれを解消して乗り越えていけばいいのでしょう。肝心なのは、過去に遡って「あの時のお父さんがああ言ったせいで私はこんなに苦しんでいる」と犯人探しをしないことです。犯人を見つけることには意味がありません。過去の思い込みを手放して前に進むことに意味があり、本当の癒しが生まれるのだと思います。

とてもパワフルで奥深い催眠療法の世界。どんどん興味が深まっていきます。皆さんにご提供するのは2月中旬からです。どうぞお楽しみに。

今日は結構大きな制限的な思い込みを手放したので、スッキリしつつも、夜になった今、疲れを実感しています。家族関係とヒプノシスについては、また改めて書いていきます。

お読みいただき、ありがとうございました。今日もあなたが自分らしくイキイキと暮らせますように。God dag!


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