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君達はどう生きる、還暦が見た感想。あり得ない映画館の出来事付き

夏のゴールドコーストはすでに28度。

昨日はこちらの映画館で
君達はどう生きるのか

日本語バージョンで見てきました。

こうして日本の映画を地元の映画館で見れる
それも日本語で

ありがたいです。

それも
宮崎駿監督のジブリが世界的に認められたおかげかと思います。
アニメの映画は人気があるので
こちらでも見れる様になったからです

とはいえ、
昼間の小さな映画館は
入った時には誰もいなくて
大丈夫か?と思ったのですけどね。

入る前にチケット買ったら
ローカルの映画館のメンバーになってるのだけど
誕生日には1ドルで見れる特典があって
それだけでメンバー会費になってるっていう

ありがたい料金で見てきました。

なので、ありえない事態も仕方ないかと思えるんですけどね。
いやいや
何回も映画見にきてるけど
これはなかった。笑

映画が始まる前にスクリーンには色々広告やら
次の映画の紹介がありますよね。

それが見えてるんですけど
音が

バックに流れてるのが
ずっとクリスマスソングで
次の映画の紹介も
ずっとそのままクリスマスソング

マジでこれこのまま行くのか?

わたしの他には六人ぐらいしかいなかったのだけど

誰も何もいわないし

んん????

そして突然
画面いはSONYの文字が

あれれ???
と思う間に
始まっちゃんじゃん!なのに
聞こえるのはクリスマスソング

流石に一人走って出たので
ああ〜!!流石におかしいのか?と

係の人が来てマイクで何か話してて

その間2分ぐらいかな?

突然声が流れ始め

最初からやり直しに。

ああ〜!!!オーストラリアあるあるじゃ〜ん
てか
みんな笑ってるし。
わたしも思わず笑ったけど

わたしはオーストラリアのこういうところは好きだったなって。笑

いやいや
笑えるわたしになってるのも怖いけど。

そんな始まりでしたが、

映画は無事に見れました。

なんともわかりづらいというか
解釈をどうするの?って作りなのは聞いてたけど
なるほどと。

唯一気になったのが

主人公の声のトーンと

お父さんの声が笑

主人公の声のトーンはきっとこうしたんだろうな

タイトルが
吉野原三郎の著書から取ってるそうなので
こちらを読んでみたくなりますね

生きるということがなんなのか?

80歳になった宮崎監督が何を言いたかったのか?

人生の最後に近づいた時に
何を見るのか?

それは

これから生きていく人たちへのメッセージなんだろうか

自分が駆け抜けてきたことを振り返って
その意味を考えてるんじゃないかと

ヒントは与えた
ここからは
みんな自分で考えて進んでほしい

自分の世界を作っていくんだよって
そう言ってる様に感じた

フリーレンも呪術廻戦も似たところがあって
自分がいなくなった後に何を後に残せるのか?

それを誰かに託すことができるのか?
自分の生き方を見て
残った人たちがどう生きていくのか
そう思ってもらえる生き方をしよう

そう言ってる様に思える

それが生きるってことなんだって

若い時には見えなかった

そんなこと考える時間も余裕もなかったし
そんな生き方が選択できてなかったし

自分がいなくなった後に
わたしは残せるものがあるのだろうか?

いろんな比喩を使ってると思うけど

母親は死んでないという

現実には死んでいることを受け入れられない

私たちは
そういう記憶の中で生きてしまいがち

そこに落とし込まさせられるものもたくさん周りにはある
というか

その世界そのものを作り出してしまう

宮崎監督は
映画という世界で
バーチャルな世界をつくりつつけてきたけど

大切なのは
現実を見て

現実の中で生きることを選択してほしいと

そう言ってる様に思えた
バーチャルがダメだって
今の世界でそんなことストレートにいえないしな〜

AIが進化して

この世界は
バーチャルと現実が重なり合って
どこにいるのかもわからない世界になりつつある

いえば
マトリックスの世界

頭の中のお花畑で生かされてる

現実の世界を見れる人が
ネオなんだけど

バランスの取れた積み木

それが
現実と
バーチャルと
あちらの世界と
どれもが重なっても
崩れない世界を作ってほしいと

そう言ってる様に

わたしには思えた映画でした

わたしもお花畑で生きてきた人だから
全然現実が見えてなかった

歳をとるということは
現実を知る身近なもの

年をとるとできないことが増えてくるからね

そして
確実に死には向かっている

そういう世界に
私たちは

生きているんだということ

だったら

どう生きるのか?

わたしは残された時間を
どう生きるのか?

選択をしていこうと思う

それができる世界にいることを知っているから

もう一回見ると

また違う見方ができる映画でしょうね

そして見る人によっても

感想は違うと思うので

これは還暦になったわたしの感想ですからね

若い時に見たら
どう思ったんだろうな

またいつか見たいと思います
必要なタイミングで



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