「違和感を大切にしなさい」と言われたはなし

2018年の夏の盛りに、友人の紹介で都内某所の占いに行った。
若い頃から占いの類は好きで、当たる占い師さんがいると聞けば足を運んだりしていたが、ここ10年くらいは行く機会がなかった。

その占い師さんに言われた大きな柱は2つで、そのうちのひとつ、「違和感を大切にしなさい」のはなしをしたいと思う。

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言われてみると、私はずっと自分の中の「違和感」をないがしろにしてきたように思う。
無視してきたというか、感じてもスルーしてきたというか、なんなら感じないようにしていたような気もする。

それもこれも「自分軸」ではなく「他人軸」で生きてきたからに他ならない。
つまり「自分をないがしろにしてきた」ということだ。

「他人軸」のメインは親で、他にも私に関わるすべての人間関係が当てはまるだろう。

占い師さん曰く、

「今まで外ばかり見てきたでしょう。これからは自分を見ることで世の中を見てください。自分とはどういう人間なのか見つめること。自分を大事な友人ととらえて考えてください。自分の好きなことをしましょう。自分の方に重点をおいて生活すると、パワフルになれます。」

「違和感を感じたらその意味を感じて考えるように。38歳頃から友人が入れかわります。」

とのこと。
(この占い師さんは、占い中、メモをとること、録音することを可としているので、一字一句メモしまくった。)

言われた時はあんまりピンと来なくて、なんのこと言ってるんだろう?くらいにしか思っていなかったけど、占いに行った翌月の9月から何の縁かnoteを書き始めた。

自分の思っていること、考えていること、ネガティブもポジティブも洗いざらい吐き出したい気分で、書くことで自分の考えを整理している。

あ、これが「自分とはどういう人間なのか見つめること」のひとつなのかな?と思った。

今までは外の世界、自分以外の人の顔色ばかり伺って生きてきた。
それを「外から内へ」視点を変更せよ、とのことだったのかもと気づいた。
自分をもっと大事にしたいという欲が芽生えてきた。

ちょうど友人関係も見直したいと思っていた時期で、なあなあになっていた人間関係を整理した。
私は今39歳で、たしかに去年あたりから、大切にしたい人、大切にしてくれる人を精査し始めた。
ずっと違和感を引きづったままお付き合いを続けていた人もいたから。

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「違和感」に注視すると、本当に自分の好きなことと嫌いなことがはっきり浮かび上がってきて、今までの判断とは全く異なる判断をする自分がいて、流されて生きてきた自分の人生が動き出した気がする。

あーもっと自分を大事にして生きていってもいいんだ、って素直に思えて嬉しい。
私が私の一番の友人であるべきなんだよね。
これからも自分が感じた「違和感」をしっかり見つめて、自分がどうしたいのか自分と相談するようにしたい。


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