7.注意をする時の言葉の使い方を変えてみる
久しぶりに処方された薬を服用することになりました。
禁止事項にアルコールと書かれていたのが目に止まりました。
当然知識としては知っています。
水割りやサワーなどと一緒に飲んではいけないと詳しく、わかりやすく説明文が書かれていました。
読むたびに、どんどんお酒のイメージが頭に浮かびます。すると、居酒屋で美味しいつまみやお酒が出てきたりするシーンがテレビに出てきます。
私の頭の中は、お酒のことでいっぱい。
ダメって言われる程、禁止される程、その言葉が繰り返し耳に入り、イメージされる程、どんどん飲みたくなります。
無事にお酒から引退をして、何年も経つので手を出すことはありませんでした。
ただ、目の前に好きなお酒があったりしていたら、手が伸びてしまっていたかもしれません。
例えば子どもたちが走り回っている時は
「はい。とまりましょう。ゆっくり歩きましょう!」と、「走る」ということばや「ダメ」「いけません」という言葉は使いません。
大人にも「これを忘れているよ!」ではなく、この間はこれをしてくれて「ありがとう」と
よかったことを伝える
感謝を伝える
相手が「できない」という気持ちや、自分でやっぱり〇〇なんだという気持ちを持たせないようにしています。
「僕不器用だから」と言われたら、「ここ素敵だよ。大丈夫よ。」と出来ているところを肯定します。
すると本当に次は凄く上手にできたりするのです。
大人も何も言っていないのに、思い出してくれたり、できるようになったりします。
私はたくさんの大人をフォローする仕事をしてきました。
自分のやり方を押し付けないで、
あくまでやり方の提案、相手のやりたいことを尊重する
否定しないで、
今現在を、今までを肯定する
このことを気をつけています。
不要な足枷となっているレッテルを剥がして(本人が望むなら)、別のその人が本当につけたい=こうなりたい自分をつければいいと思います。
何回も同じことを言わせないで!何度言ったらわかるの!
そう思った時は、相手にキレる前に、
自分が同じことを同じ言い方で説明していないか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
私は例えを変えたり、出来た時やその人が覚えやすいエピソードや言葉にしたりします。
地方出身の方に東京の駅のお話をする時は、
営業マンたちには、取引先の企業があったり、その人が好きなスポーツのスタジアムがあったり、「ああ!」と紐付けしやすいことを例えにしていました。
言葉を聞くと、その言葉から頭がイメージして、その現実をみつけようとしてしまいます
現実が変わらないから、見方を変えてみる。
使う言葉を変えてみる。
よくわかりやすいと言われるのは、私がそれだけ理解するまでに時間がかかる子どもだったからです。
地図が苦手な人には、本が好きだったら言葉で道を説明したり、オシャレが好きな人には、有名なショップを目印にお話をしたりします。
いくら強く言っても、心を閉ざされてもっと声は届かなくなります。(私は鍵かけて二度とあけません。)
だったら鍵をかけられないような話し方をすればいいのです。
もっとも人は言葉が心からか、上辺だけかなんとなく分かったりします。
そうなると、まずば自分に誠実に、心にゆとりが持てる生き方をすることから初めてみましょう。
1人イライラした人がいると、空間に伝染します。
逆に1人でもゆとりがある人がいることも、影響します。
自分の行動や発言、在り方や見方を変えるだけで、変わることはたくさんあります。
鏡を触っても寝癖は、自分の髪を触らないとなおりません。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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