Akiko Yamashita 山下亜希子
長いこと閉ざされていた箱を開けました。 閉じた時から一度も開けられたことがない箱。 半年前に開けようとして、その時はできなかった。 許可が出て、封を解いた。 一度も足を踏み入れたことがなかった場所。 行ってみたらとアドバイスされたけれど、一度もその先へと行けなかった道。 勇気を出して、踏み出してみた。 両方共大したことのない、普通のことなのかもしれません。 ただ私には、なんだか新しい始まりのような気がしたのです。 古い封印を解放し、道が開ける。 箱はいつ開けてもよかった
ドミノ倒しは、最初の1つをチョンと押して、そこから始まる。 全部を倒した訳でもなく、ただ最初の1つを押しただけ。 始まりというのは、実は小さな一コマで、気づかないような些細なことなのかもしれません。 私は最近、色んな人に会ったり、お話しをする機会が増えました。何か特別なことをした訳ではなく、なんだかわからないままどんどん世界が広がったのです。 いつもどおり、何も変えたつもりはないのに。 変化が見えるようになって、あれっと気づく。 それでもまだ変化の途中。 やがて、何のた
職場へ向かう階段を昇り降りする度に、私はいつも感謝しています。 立っていることも、座っていることもできない位両足が痛くて、その時に堪えながらなんとか降りて帰った記憶があるからです。 ああ、今日も階段が登れてありがたい。 登れない、降りられない、歩くのもままならない日があったからこそ幸せに思えるようになった。 そして、エスカレーターやエレベーターがあったら、それを使えばいいのにと思っていたかつての私。 その時は自分が命の危機が迫っているなんて知らなかったけれど。そのエスカレ
過去のことばかり思い出す。 しかもとても嫌なことばかり。 それが悩みの種でした。 前にもアドバイスをいただいていたのに、日常の動作の中では忘れていたことに気づきました。 ほんの少し目線を変えるだけなのです。 とても簡単ですぐに出来ること。 私は仕事でも、無意識の動作でも左下に目線を向けることが多かったのです。 そこであえて、反対側にある右上を見ることに変えました。 すると嫌なことをあまり思い出さなくなったのです。 思い出した時は、やはり目線が逆になっていたのです。
一番行きたくない場所へ、必要があって行ってきました。 自分の中の怒りを抑えるのがやっとでした。 帰宅しても怒りが収まらず、いつも家には怒りや悲しみは持ち帰らない。仕事にも持ち込まない、そう決めていたのにできませんでした。 食事をする気持ちにもならなくて、なんとか落ち着こうと掃除をしたり、入浴をしました。 湯船に浸かっていると、直感が教えてくれたのです。 因果応報、自分がしたいことは自分に返ってくる。 私は誰かの命を奪う程のことはしていないけれど。 イライラしてしまっ
生の玉ねぎをサラダで少し食べただけ。 レモン水をコップ1杯飲んだだけ。 玉ねぎは、頭痛、胃痛、腹痛吐き気と、かなりしんどい状態になり。 レモン水は、鋭い胃痛。 どちらの食べ物、飲み物についても制限はないし、アレルギーもなかったけれど。 飲んで薬の影響か、ただ胃が弱っているだけなのか、横になっていてもしんどい状態になってしまいました。 こうした方がいい、これがいい、 そう言われて試して、自分には合わなくて、後に病気になってしまったこともありました。 情報として知識を得る
たくさんの情報が溢れていて、色々な選択肢がある中で、その中から答えを導き出してもいい。 自分の内側から湧いてくる答えもある。 それは人生で深くて、大切な要素ほど、そうなってくるのだと思う。 私はこうなりたい。 今まであまり思ったことがありませんでした。 思い描こうとしても、できませんでした。 今は、どこに行きたい。 誰に会いたい。 こんなことをしたい。 あんなことをしたい。 自分の中から熱い気持ちが湧いてくるのです。 病気を治すことが先の見えないトンネルの中を歩いて
プラスマイナス0になる。 この人生の中で、そうでなければ魂の続く限り、トントンになるようになっている。 人との関わりが少ない時間もあれば、今週から突然色んな人と関わり合うようになったり。 だから焦ったり、短いスパンで悲しんだり、落ち込む必要はあまりないのかもしれません。 例えば、私は幼稚園、小学校ととても近い距離に住んでいました。 ところが中学、高校、社会人と、どんどん離れていきました。 徒歩数分から、電車で片道2時間位の差がありました。今は1時間もかからない位です。
「いつ止まるからわからないから、来た電車に乗る。」それが、いつも使っている電車を利用する時の私の統計結果です。 私は逆らって、すぐに来る次の電車にしようと乗りませんでした。 次はすぐ来ず、乗っても狭い通路ですれ違えないし、奥に詰めてくれないから鮨詰めの車両に乗ってしまいました。さらに混雑の中、無理やり降りようとする人に思いっきり2回もタックルされて。 私は通路を塞いでいたわけでもなく、避けようとしていたのに。 そんなことしなくても降りられるし、大きな駅だからすぐに発車するの
昨晩寝る前にしたこと。 「本当にそう⁉︎」 今の自分の当たり前になっていること、慣れていることに対して問いかけてから眠りました。 すると、それまでと世界が変わったように、一変したのです。 ここのところの私の生活は、限られた方たちとお会いして、少し会話をしたり、挨拶をする位でした。 一人向き合う時間が多かったのです。 私は一人でコツコツと取り組むことも好きなので、むしろ人間関係に疲れ果てて、もう大所帯にはいたくないという位の気持ちだった私にはありがたい位の生活でした。
ある朝、隣家の物置きに子猫が生まれました。その子たちがで歩けるようになると、自宅の庭にもやってくるようになりました。 人間には慣れていない。 窓から「かわいい!」と叫びたいのを堪えて、見守っていました。ずっと眺めていたい愛おしさ。 ある日、窓から紐を垂らしてみました。 すると子猫たちは、すぐに食いついてきました。 遊びに夢中になって、勢いそのまま自宅に入ってしまう。そして私を見て、驚いて逃げてしまう。 そんな日々を繰り返していました。 季節が移り、外で暮らすのはちょっと
集中するのが難しい時は、そうしなくてもいいことをする。 一人で周りに気を使わなくていい時に、音を出したり歩き回ったりしても大丈夫なことをする。 すごく当たり前のようだけれど。 集中できない時に、無理に力を出そうとしたり。 静かにしなくてはいけない時に、細心の注意を払うより。 元々集中できる時、静かにしなくても大丈夫な時にした方が、スムーズ。 それが流れに身を任せる、波に乗るということ。 最近は帰宅時に渋滞にはまることが多く、ただ乗車しているだけの私は、その間にできるこ
健康だけが取り柄です! 私も言える日が来ますように。 そんな私にも、骨折と虫歯が0だったおかげで、身体に金属が入っていないおかげで、MRI検査を受けることができました。 1年で3回も受けています。 私には、身体に金属が入っていないことは、何かに役に立つことではありませんでした。 長い人生、痛い思いもたくさんしたけれど、折れたなかったおかげでした。 子どもの頃、そろばん教室に通っていて、伝票とか役に立つのかと思っていたけれど、大人になって突然経理職を兼任することになって、伝
ソフトテニス部でまだコートを使って自主練なんてできなかった頃のこと。 よく壁打ちをしていました。 校則なんて存在しないような自由な学校で、怒られたこともなかったから多分大丈夫だったと思いますが。校舎に向かってボールを打って、跳ね返ってきたボールを打つ、その繰り返しをしていました。 人生壁打ちみたいなもの。 私は今、夢や目標に向かって、人生の大きなターニングポイントにいる日々努力を重ね続ける方たちと共に過ごしています。 何年か前の私は、努力なんて報われない!と自分の人生を
寝る前、朝起きた時、心配や不安が頭や心を埋め尽くしそうな時、私はいつも声に出したり、心の中で言うようにしています。 「日々にあらゆる面で、ますます良くなっていきます。」 一昨年、色んな検査をして身体もお財布も痛くなったのに、また今日も検査で両方痛くなる。 そんな時も言うようにしています。 両腕に針が刺さる失敗されて、血管さぐられたけれど。また造影剤でちょっと気持ち悪くなったけど。 この間より気持ち悪くならなかった。 痣だらけにはならなかった。 思ったより時間がかかって
仕方がない! 心配しても、不安になっても疲れるだけで、何も進展しないし、解決する訳でもないから。 落ち込まない! アスリートを見習って失敗しても、落ち込まないことにしました。悲しんでも過去はやり直せないから。 自信がない。 これが一番、自分を不幸にし続けていた最もたる原因でした。長い間、努力したり、何かを成し遂げれば得られるものだと思っていました。 その日は来ませんでした。 自信とは、当たり前すぎて信じようともしないこと。疑いようのないこと。 昨日は色んなところをはし