上司の一言に救われた話〜心配症は戦意喪失のもと〜

ライターあきこの裏の顔は、とある会社の社内研修担当者。
昨日、新たな試みについての企画書を上司に提出した。

どの辺が新しいのかというと、事前にほぼ何も決めないこと。
普段なら研修当日の流れをかなり綿密に練って臨むのが通例だ。
この教材を使って、当日は何時に開始してだいたいこういう注意事項を伝えて、この時間には〇〇を予定して…という風に。

しかし、今回予定しているのは先輩社員と後輩社員の座談会形式の研修。
双方向の自由なコミュニケーションを重視するために、あえて予定調和なしで進めようということになった。

当日講師を務める社員に、もちろん大まかな研修の趣旨は伝える。けれども実際のやりとりはその場になってみないとわからない。ライブ感を楽しみ、研修の行方は受講者に委ねることにした。

そんな研修。どうなるかはわからないけれどとりあえずやってみよう!と言ってくれる上司に心救われた。

人がやる気になっている時、リスクばかり気にされると戦意喪失してしまう。
そうわかっていても、相手から報告や相談を受ける立場になるとこの点を意識するのは難しい。

ついつい『この場合はどうする?』『もしこういうことが起きたら?』と思い巡らしたくなる。

私がマネジメントをする立場になるかどうかはわからないけど、いつか後輩や部下を持つことがあったら、相手を信頼して任せられる人でありたい。
相手の意欲を削がないように。

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