好きなことを、仕事に。
海外生活7年目、留学生フリーランスエンジニア。
最近は忙しくなってきて、ようやく、自分が憧れていたような働き方や暮らしを送れるようになってきたと思う。
だからこそ、今の僕が改めて感じること。
「一番好きなことを仕事に。嫌なことからは逃げる」
なんてのは、なかなかできない。一番好きなことを仕事にできれば良いけど、そういうわけにもいかない。僕の場合、一番好きなことは音楽だけど、これでは充分に稼げない。
もし、一番好きなことを仕事にできたとしても、自分の求める職種や給料、勤務形態であるとは限らない。さらに、その業界全体の経済が上昇傾向にあるのかどうかなどのトレンドも考慮しなければいけない。
例えば音楽を仕事にするなら、プレイヤーである必要はなく、楽器屋の店員や、ライブハウスのスタッフなんかでも良いのかもしれない。
でも、やっぱり僕はプレイヤーでいたい。とはいえ、プロの演奏家になれるほどの技術はない。今はパブにギターを持って行って、趣味で弾き語りをする程度。
だったら、別に一番好きなことでなくても、
ある程度、興味の度合いが高いものを仕事にすればいい。
だから、ガジェットオタクな僕は、エンジニアを目指した。
場所に捕らわれず、どこからでも働けるようになりたい、とも思った。
海外生活や独立なんて、リスクの塊でしかない。憧れの生き方を手にするには、相当の覚悟が必要だと感じる。
その過程には、死ぬ程勉強を続けた日々や、海外で仕事も見つからず孤独に過ごした日々がある。
そして、憧れの働き方をある程度実現できた今は、相当な重圧、プレッシャーと毎日戦っている。でも、これらから逃げると、同じように憧れも逃げていく。
「なんとかなる」ほど、世界は甘くない。英語が話せない海外生活や、技術が無いフリーランス独立は、本当になんともならない。
甘くない世界と真摯に向き合わない限り、本当になんともならない。
仕事も海外生活も、あくまで自分の描く生き方を実現するための手段だ。
別に、一番好きなことである必要はない。
一番好きなことは、趣味としてずっと、人生と共に続けていけばいい。
だからこそ、おもしろい。自分の力を存分に試せる世界にワクワクしながら、また明日😴
📷先日Dubboで泊まったホテルのバルコニー。久々の晴れで気持ちよかった。