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2016年の2月だったか。
僕が当時住んでいたシェアハウスに、短期の旅行者として彼女(フランス人)が来たのが2014年の年末。彼女はその年が明けるとすぐに帰国し、それから一年が経った。
僕はまだシェアハウスにいた。
僕はフリーランスのグラフィックデザイナーで、いつも家で仕事をしていた。我が家は2階建ての古民家で、2階が住民の寝室、1階が共有スペースとなっていて、僕はいつもその片隅にある通称“作業机」と呼ばれる一人用の机で仕事していた。
いつもの通り仕事をしていると、「ガラガラガラっ」と引き戸が開く音がした(古民家の我が家は、東京23区内だというのに鍵が無かった)。
彼女「Bonjour〜!」
でっかいバックパック背負った彼女がそこにいた。
僕「え、おかえり…!?」
とりあえずびっくりした。
遠く離れたフランスから来た旅行者に、まさかもう一度逢うなんて夢にも思わなかった。
で、恐る恐る自分のこと覚えてるかと聞いたら、覚えてると。
そりゃいきなりジュテームかます変態野郎ですからね。。。
ただ残念なことに名前は覚えていてくれませんでした。。。
その後どんな言葉を交わしたか、覚えていない。覚えているのは、彼女は変わらず美しかったということだ。
こうして再び、1つ屋根の下の同居生活(シェアハウス!)が始まったのであります。
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