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今年も酒造りが始まりました

残暑も落ち着き、ようやく過ごしやすくなってきました。個人的にはこの10月という季節が1番好きでして、というのも外を歩くと風に乗って何処からともなく金木犀の甘い香りがふわっとするんですよね。食いしん坊だからかもしれませんが、視覚よりも嗅覚で感じる刺激の方が多幸感を感じるようです。ビバ金木犀。

田んぼの様子

涼しくなってきたからか、今年から稲刈り後に水を張っている弊社の田んぼにも数は少ないですが色々な赤トンボがやってきています。

コノシメトンボ♂
ショウジョウトンボ♂
成熟途中で、成熟すると真っ赤っか
ヒメアカネ♂
アキアカネ♀未成熟

少しですが繁殖行動をしている様子も観察できたので、来年どれだけヤゴが増えたか楽しみです。

やってきました酒造りシーズン

酒造り用の米たち

さて、米づくりが終わったということは、お酒を造り始める時期がやってきたということです。続々と精米したお米が入荷しておりまして、『また今年も忙しくなりそうだぁ、ぐへぇ』と米の山を見て想うのもまたいつものこと。

お酒造りが始まって本日で1週間ほど経ちました。ようやく酵母培養装置の酒母を2本仕込むことができました。うち1本は自社米使用の生酛です。

生酛用掛米放冷中…
ある程度放冷したら特別に保湿しつつ約1日冷却させる
(米のβ化を抑える手法、埋け飯という)
麹と埋け飯した掛米を
混ぜる
水を入れて混ぜる。とても冷たい。
仕込み完了。粒立ちのよろしいこと。

これこら一晩表面が乾かないように時折混ぜて、翌日かの有名な酛すりをします(作業の様子は昨年の投稿にて)。

今年は一体どんな味わいに仕上がるのか、目標の味わいに近づけるのか、試合開始です。

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