見出し画像

トロントのいま① : Isolation

間が空きましたが、2回目の投稿です。

前回の記事を読んでくださった方、スキまでくれた方
ありがとうございました。

三日坊主にならない為(半ば自分の為)とはいえ、自分が発信したものに対して目に見える形でリアクションが返ってくるのは嬉しいものですね。

やはり人間の行動原理は、

自分が起こした”アクション”に対して”変化”が感じられること。

これに尽きると思います。

しかしこれが英語の勉強になると難しい、とも感じるわけです。
まあ、もちろん英語に限ったことではありませんが、
”勉強したこと”に対しての”成果”が見え辛かったり、”変化”が見えるまでのスパンが長いと、継続することに楽しみや意味を見出せなくなってしまうから。

今の時代はこれらのストレスが極端に少なくなっています。
インターネットで検索さえすればすぐ情報は手に入るし、SNSの投稿にはリアルタイムで「イイネ」や「ヨクナイネ」が返ってくる。
しかし一方で、私たちは瞬発的にフィードバックを得られなかった時のストレス耐性も無くなってきてるのではないでしょうか。

コロナウイルスで世界中が外出自粛のいまだからこそ、我慢強く継続していきたいと思いますので、よろしくお願いします。


さて、今回はロックダウンから2ヶ月弱が過ぎた、「トロントのいま」について何回かに分けて書こうと思います。
たった今起きている事や感じた事をリアルタイムで残せたらなぁ、と。


街のようす

画像2

現在日本も近い状況だと思いますが、トロントは日本より少し早い3/18からロックダウンで不要な外出を控えるように制限されています。そのため、私はダウンタウンの西部に住んでいるのですが、以前に比べると街に人がかなり減ってます。(当然ですが)
特に、ダウンタウン中心地の夕方から夜にかけては、人が街にほとんどいなくなります。

これは仕事(Uber Eats)の所で書こうと思ってたのですが、トロントに来てからの4ヶ月間で、海外の環境に対して一番緊張感を持ったのは、ロックダウン後のダウンタウンです。平常時のダウンタウンは、基本的にどこも一日中人で賑わっていて、人通りの少ない路地もありますが、あまり狭くはないこともあり、比較的人の目に触れやすいというのが私の感想でした。しかし、職場・店舗の閉鎖により、ダウンタウンを出歩く人も少なくなり、ホームレスや浮浪者(おそらくアルコールや薬物常用者)が多く目に付くようになりました。このような変化で、さすがに私も夜間のデリバリーの仕事に緊張感を持っています。私は日本にいる時から海外旅行が好きだったので、年に3,4回程海外に行ってたこともあり、外国≠危険という危機感は人より少なかったかもしれません。

画像3

このように書いていると外に全く人がいないように思われたかもしれませんが、天気が良い昼間はみんな外に出てきます。特に最近は陽も長くなり、気温も上がってきた事もあって、公園でおしゃべりや散歩する人がたくさんいます。カナダ人は平日でも暇さえあれば、公園の芝生やベンチでコーヒーとおしゃべりを楽しんでいます。

私のルームメイトもリモートワーク以外の時間はほとんど外にいます。なんならリモートワークもスマホ片手に散歩しながらやってます。
私自身も、はじめはカナダ人の真似事としてはじめた散歩が、日常の中の楽しみの1つになりました。

毎日公園を散歩していると、少しずつ花が咲いてきたり、桜の前で写真をとる人が増えてきたりと「こうやって春は来るんだなぁ」と発見の連続です。
私だけかもしれませんが、日本にいる時は自然に触れる事が少なく、自然に触れるのは田舎へ行ったり登山をしたりと、特別に時間を割いた時だけでした。たまに山とかには行くけど、近くの公園にはほとんど行かない、みたいな感じでした。

画像1

カナダ人含め欧米人は休み方をよく知っていると思います。こういう状況で、もちろんイライラするけど、どうしたら自分がリフレッシュ出来るかをよく知っていて、その方法として自然や日光に触れることを大切にしている気がします。自然に触れることは、心や体を整える為にしているのかもしれませんが、私はカナダの人たちにとって日常や生活の中にある一種の娯楽を楽しんでいるように見えます。

私の知り合いのカナダ人もみんな                   「公園に行ったらおしゃべりできるし、自然や日光に触れられるし、芝生で本だって読める。何より気分が明るくなる。」と言います。

確かに人間も光合成のように日光が必要なのかも、と感じますね。


トロントのいま①はこんなところでしょうか。次回、トロントのいま②(出来るだけ早く更新できるように頑張ります。)も、トロントのリアルタイムとして更新できたらなと思います。


最後になりましたが、タイトルに載せさせていただております”isolation”について。
コロナウイルスの影響の為、耳にする機会が多くなったと思いますが、現状のコロナウイルスにおける隔離に関しては”quarantine”の方がニュースなどでもよく使われているので正確かと思います。

今回、私が”isolation”と載せたのは、今この文章を書いてる間もラジオから流れてるJohn Lennonの曲「Isolation」について書こうと思ったからです。
有名なアーティストの曲なのでご存知の方も多いと思いますし、BeatlesとかJohn Lennonに関しては私より詳しい方もいっぱいいると思うので、曲の詳細には触れません。

私が取り上げた理由としては、現在のロックダウンの状況下でトロントの街中や地元のラジオでよく耳にするからです。もちろん、John Lennonは隔離生活をイメージして作った曲ではなく、自身の孤独を意味していると思うのですが、このロックダウン状況下で流れる「Isolation」は隔離生活を過ごす今の時代の私たちにとって響くものがあります。実際、ロックダウン後に音楽のイベントがなくなった事もあり、海外のアーティストはインターネット上でSTAY HOMEを呼びかけていますが、その中にも「Isolation」のカバーが多くあります。Dirty projectorsやJeff beck & Johnny Deppなどのカバーもおすすめですので、そちらも是非聴いてみてください。

それでは、皆さんSTAY HOMEで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?