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小説系(物語)

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創作の小説っぽいものです。短編だったり続きものだったり……。色々書いてみたいと思ってます。
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記事一覧

いっそのこと

いっそのこと

化け物のままだったら良かったのかも。
人になりたいと願い、
人として生きたいと願い、
人の皮を被って過ごしてきた。
化け物であることを隠して。
嫌われないように。
仲良く出来るように。
好かれるように。
皆の中に溶け込めるように。
目立たないように。
馴染めるように。
必要とされるように。
頑張って、頑張って、
化け物の部分を殺して。
嘘なのか。ほんとなのか。
偽りの姿で偽りの自分で偽りの世界を。

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誰の為の俺の幸せ?(一年近く前に書いていて下書き保存のままだった)

時々俺は誰かの内側にいるような
そんな気持ちになる。
誰かの思いに取り付かれたように。

解放されたいといつも願っている。
お前は誰だ?
俺の名前を気安く呼ぶ。
『ねぇ、翔』
「なんだ?勝手に俺の中に入るなよ」
『冷たいのね……』
そう言って消えてしまう。
いつもいつも……。

今日はイベントだ。
握手会だ。
沢山のファンの人が俺の為に
集まってくれる。
有り難いことだ。

『ねぇ!私よ!わかるで

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私はこん

これは我が家によく遊びに来てくれてた
犬のような性格のでも猫らしい性分の
半野良の猫こんちゃんの物語。

大きく伸びをして人工芝に爪を立てる。
ここの人工芝は爪研ぎにいい感じ♪
ガラッ!窓が開いた。
『こん!こんちゃん!来てたの♪』
あらあら。賑やかなのが来たわ。
『お母さん!こんちゃんいるよ』
いつも喜んでくれる。
『こんちゃん!大好き♪』
よく遊んでくれるし私も好きよ♪

私の右目は見えない。

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私の願う幸せ?

お母さんはまた寝てる。
いつも寝てる。
寝てるお母さんは幸せそう。
私はお母さんが幸せならそれでいい。
お母さんが大好きだから。
でも最近のお母さんは元気がない。
なんだか寂しそう。
どうしたのかな?
また好きな人が出来たのかな?
お母さんはたぶん恋愛体質なんだと思う。
男の人を好きになると
その人しか見えなくなるのだと。
私は邪魔をしたくない。
お母さんが幸せにならないのなら
私が邪魔なら私はい

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君の望んだ俺の幸せ

俺はいつからここにいるんだろう?
なにもないこの場所に。
君が望んだから俺は生まれた。
君の中に俺はいる。
俺は君だ。

君はいつも何処かへ行ってしまう。
悲しそうな寂しそうな顔をして。
俺はいつもどうしたらいいのかわからなくて。
俺になにが出来るのか?
君をどうしたら楽しませられるのか?
ずっと考えていた。

君は知らないだろう。
だって
俺にこんな風に考えることが
出来るなんて思ってもいないだ

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白昼夢

いつも通るこの道に小さな花が咲いていた。

あぁ、春だなぁと思った。
頬にあたる風もやわらかくて
ほんのりといい香りがして……。
ふと立ち止まり深呼吸してみた。

胸一杯に春の空気を吸い込んで……
(僕は目をつむっていた)
『ねぇ!』
ん?驚いて振り向くと
そこに髪の毛がボサボサの
女の子がいた。
『なにしてるの?』
「なにって……。深呼吸だけど?」
『ふぅ~ん?しんこきゅう?』
「そう。吸って~

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私の望んだ幸せ

私は自分の住む世界を自分の思い通りにしたかった。それはただの我儘。
わかってる。そんなことは出来るハズない。
だから私は夢の中に私の世界を作り出す。
そこでなら私の望みはなんでも叶う。

いつもいつも朝が来るのが嫌いだった。
朝になれば夢の世界から其処へ帰らなくちゃならないから。
私の居場所は其処じゃないのに。
どうして朝が来るんだろう?
其処はいらない。
こんな現実、消えてなくなればいいのに。

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