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LOUIS VUITTON & からのインスパイア

今日は発見がいっぱいで、ワクワクし通しだったイベントをシェア。


「LOUIS VUITTON &」

2021年3月19日(金)-5月16日(日)
4月25日(日)より 10:00-19:00(最終入場18:00)
東京都渋谷区神宮前6-35-6 jing
入場料無料/要事前予約


私はブランドものに全く興味がなく、一つも持っていない。一つも。でも15年以上前、このブランドのある企画展を取材したことの記憶が蘇ったこともあり、今回のエキシビジョンに興味を惹かれ、足を運んでみた。


展示内容もさることながら、ディスプレイのデザインや演出が本当に素晴らしかった。空間のデザイン、商品の配置、映像の使い方…それらを観られただけでも、行ってよかったと思った。表現のタネをたくさんいただくことができた。

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今回のエキシビジョンは、ルイ・ヴィトンの160余年におよぶ歴史を辿る旅のような構成になっている。その歴史の中にはブランドと、草間彌生さんや山本寛斎さんといった世界的に著名なアーティストから若きストリートアーティストたちまで、数多くのアーティストとのコラボレーションがなされ、その中からどんなものが生み出されてきたのかを知ることができた。

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その表現の数々を見ていて、一番に感じたのは、表現することは自由だなということ。思い込みの枠にとらわれている場合ではないなということ。


ルイ・ヴィトンでいえば、すでに確立し、支持されるデザインを持ちながら、常に新しい風を入れている。

確立されたブランドでさえ、いや、そういうブランドだからこそか、時代の流れと共に変化し続ける。それゆえに生き残り続けているのだ。

どういう表現が受け入れられるか、それは分からない。ただそのときにルイ・ヴィトンとして「いい!」と判断したもの、採用したものが受け入れられただけの話。

村上隆とのコラボレーションのモノについては、私は良さが正直分からなかった(買うつもりはそもそもないが、客観的分析として)が、それを「かわいい」と思って購入する人がいた。受け入れる人がいた。それだけのこと。正解はないのだ。

その時代、その時にいいと思って、創って、壊して、また新しい試みをして…そうやってルイ・ヴィトンは現在まで支持されてきた。それを目の当たりにできたエキシビジョンだった。

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もう一つ、印象に残ったのは、商品を製作する職人たちを追ったドキュメンタリー映像だ(その展示の仕方がまたカッコいい↓下写真)。

腕時計のパーツ1つの色塗りだけで一週間。ちょっとでも歪みがあったら戻されて一からやり直しさせられる。妥協が全く許されない環境の中で、あれらの商品の美が生み出されているのだ。

買うつもりはないが(しつこい 笑)高額になっても仕方あるまいと素直に思った。

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たまには自分の身近にはないものに触れると、大きな発見がある。ルイ・ヴィトンを好きな人も、そうでない人にもオススメしたいイベントのシェアでした。



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