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【山羊日記#15】朗読していただきました(感涙)

朗読のプロフェッショナルに
拙作「ウグイスが鳴いた日」を朗読していただきました。
夢のようです。
この作品は詩と小説のハイブリッド。
【詩小説】です。

そして、私にとって特に思い入れの深い大切な作品でもあります。


私はかねてよりこの作品の朗読化を夢見ておりました。
とはいえ焦っても仕方のないことでして、私は今のところ徹底的裏方にこだわりたく自ら朗読するという選択肢ははじめからなく、この作品が最も喜んでくれる形で音声として朗読されることを願っておりました。
私は朗読してほしい!と思える方に出逢うまで待つことを決めました。アンテナははりつつ。ご縁を信じて待ちつづけました。

私には以前より個人的に好きで視聴していたYouTubeの朗読チャンネルがありました。
朗読のプロフェッショナル。
俳優・ナレーターとしてご活躍されている西村俊彦さんの
『西村俊彦の朗読ノオト』

下記のリンクはサブチャンネルです。

その声と語りは穏やかで澄んでいて耳も頭も癒してくれる優しさに溢れており、西村さんにお願い出来ないだろうか、いやそんなこと叶うはずないじゃないか…と、渡辺真知子さんばりに迷い道をくねくねしておりました。


    勇気はある日突然に

そんなこんなでTwitterでは相互フォローであっても、ずっと朗読をYouTubeで堪能させてもらうのみの手の届かない遠い雲の上の存在でお声がけも出来ずにかなりの月日が流れておりました。

が、しかし、それは本当にある日突然でした。

ある朝目覚めたら
(あ!連絡しなきゃ!今日しなきゃ!!)

何か目には見えない力が背中をおしてくれたような…
想いを伝えることはとても勇気がいりますよね。
でも、もしもご縁があればきっと話は良い方向へ進みます。
西村さんからはいつも聴かせてもらっている朗読通りのおおらかで気さくなお人柄が滲みでたあたたかなお返事をいただきました。
個人と個人の関係で
【コラボレーション】として楽しんでみましょうと私の不安をかき消してくれる言葉をかけてくださいました。
本当に救われました。
(お返事はもちろん作品を読んでからの話です)

    はじめての朗読化

お願いして間もなく音声データが届きました。
(さ、さすが、プ、プロフェッショナル!)
        ↑
      心の嬉しい叫び

データを前に心臓はバクバクでした。

ま、まずは聴かせていただかねば…
なのですが…
き、緊張で頭がとっちらかって…ハァハァ

落ち着け…自分!

朗読、再生。ポチっとな

あぁぁぁ…………ああぁぁぁ……………

もう、なんといいますか…
感動の大気圏を突破しました!
あわあわです。
わちゃわちゃです。
アドレナリンドライブです!
そしてフリーズです。

はっ!!

返事をせねば!
あわあわ、頭がまわらん。
この極上の衝撃的感動がしっくりはまる言葉などなく、それでも出来るだけ想いを伝えねばとやっとこさメールを送信。

冷静になって、改めて思うのは自分で書いた一言一句変わらぬ文が別物に感じたことです。
生まれ変わるとはこのことなのか。
西村さんの朗読は魔法でした。
西村さんにお願いして本当に良かった…
あの時の直感をこれからも大切にしようと…

西村さんに作品を委ねました。
もう純粋に私の希望は西村さんならどう表現されるかに託したく、書き手の声は既に手を離れたらば異物だと感じたのです。
だから、この方に!でなければお願いはしないのだろうなと、はじめがすべてだとも教わった気がしました。
西村さんの提案で音楽も入れてみましょうということに、もっと素敵になるはず!と、お願いする形に。もう、おんぶに抱っこで申し訳なさすぎて…
そして、数日後、西村さんから編集してくださった完成版のデータが届きました。

あぁ、
良いぃぃぃ………

その5分間、また新鮮な気持ちで朗読の海を漂うのでした。

コラボレーションは最高なものになったと思っています。
それも判断するのは受け手の皆様なのですが、自信と勇気を少なからず西村さんと共有できたように思います。

そしてこちらが
西村俊彦×山羊アキミチのコラボレーション
【朗読】詩小説『ウグイスが鳴いた日』です。

西村さん
この度は私の作品のはじめての朗読化を快く受けてくださってありがとうございました。

山羊は嬉しすぎて鳴いております。



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