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なぜ旅をするのかと問われたら

Muse Kitchen藤岡亜妃です
先日「ダディ~!」と呼ばれました
おっ、とうとう性別超えてきたね!!!

わたしの仕事はこちらの記事をどうぞ↓

わたしは旅を愛しています♡
なぜこんなに旅をするのかもようやく気がつきました
そんなわたしの初海外の話をしようと思います

§ 初海外はロンドン

ちょっとサバイバルな幼少時代を過ごした私ですが、海外へ行きたいと思い立ち、短大2年の夏休みにロンドンへ約1カ月行きました。英語圏で英語を学ぼうと渡航先を選んでいましたが、父にイギリス以外はダメだと言われたので候補のひとつだったロンドンに決めました。

旅費はもちろん(?)自分で1年半貯めたバイト代です。飛行機も日系でなければいけないと父に言われたので、外資系の2倍は高いANAを選びました。(コントロール厳しかったねぇ・・・遠い目)

不自由だった幼少時代は良かったらこちらを↓

初めての海外旅行は19歳の一人旅♡期待と不安
がちょうど半分ずつでした。ホームスティしながら語学学校へ通い、帰国前にフランスへ移動し、フランスから成田へ帰るというスケジュールを組みました。

§ ステイ先のママとルームメイト

指定されたお宅で出迎えてくれたのはジャマイカ出身の黒人のママ!!大きいうえに見慣れない肌の色に戸惑ったことを思い出します。会うなり抱きしめてくれたママとは一気に距離が縮みました。

ママと♡お部屋もラブリーでした

イギリスの難点は食事がイマイチ・・・とよく聞きますが、ママの料理は『ジャマイカンおうちフード』!!!主食もごはんで、めちゃくちゃ美味しかったです!今でもママのごはんが恋しくなります。

イギリスで知り合った日本人のステイ先は冷蔵庫にあるものを勝手にどうぞ、というスタイルで、特に食事が用意されていなかったと言います。なので、わたしのステイ先は当たりでした。

ルームシェアをしたのはブロンドヘアーのドイツ人!かわいい彼女は語学学校の先生がカレシでした。ひゅ~ひゅ~~笑(←なんか昭和感満載)彼女は毎日忙しく遊びまわっていたし、クラスのレベルも違ったので、じっくりと話せたのは数回ほどでした。

§ 人種のるつぼ

語学学校にはさまざまな国の子が来ていました。子だけではなく、立派な大人たちもちらほらいました。仲良くなったフランス人のムッシューとはその後パリで再会し、お宅訪問も叶い、奥様やかわいいキッズにも会えました。

日本人以外に韓国、タイ、マレーシアから来たアジア人。ヨーロッパ各地の学生。興味深かったのはなんとかなるさ~的な陽気なスペイン人と、ナンパするために来たの?というイタリア人。彼らを見ていると、日本人の生真面目さがアホらしくさえ思えました。

瞳の色も肌の色もみんなそれぞれ、体格も大きい/小さい、背も高い/低い、多種多様な人間を目の前にして、客観的な視点で自分を見られるようになりました。これまでの自分はまわりと違うことに恐れを抱き、足並みを一生懸命揃えようとしていたことにも気がつきました。

§ ユーロスターでフランスへ

『週末にパリへ行かない?』そう誘われ、帰国前に行く予定だったフランスに2度行ける運びとなりました。3人でわちゃわちゃとパリ観光!エッフェル塔も凱旋門も街並みもどこを切り取っても絵になる街。本場のバゲットも美味しかった~♡

今はみんなママ!

フランスは英語が通じないとも言われますが、フランス語が出来なくてもなんとか過ごせることも体感できました。2週間後に一人で再訪するパリもきっと大丈夫、そうロンドンへ戻る車中で思いました。

§ ベルサイユ宮殿で迷子になる

無事に4週間の日程を終え、語学学校は修了!英語力はさほど上がりませんでしたが、コミュニケーションは言葉を軽々と超えることや伝わっていると感じられる体験は得難いものでした。

2度目のパリ滞在は朝食付きのB&Bを選択。自分の思うままに美術館へ出かけたり、公園へ行ったり、ベルサイユ宮殿にも足を運びました。豪華な装飾がほどこされた鏡の間、本物だぁ~!と泣きそうになるほど感動しました。

ベルサイユ宮殿には庭園もあり、とことことお散歩していると東屋のような建物や畑、召使いのおうちかな?わぁニワトリ??と赴くままに歩いていたら、、、

え???ここどこ????

1995年のわたし@ベルサイユ宮殿


完全に迷子になりました。。このときは迷子だと自覚するのが怖く、元来た道をなんとか戻ろうと試みましたが、なんだか全然違う場所にいるぞ、困った!!!!!どうしよう、どうしよう・・・

半べそをかきながらも、『今夜、湯船に浸かりながら、ちゃんとホテルに帰れて良かったねと労っている自分』を想像しながら歩き続けました。

途中、出会った農夫さん(?)に英語で話しかけて道を尋ねますが、かえってくる返事はもちろんフランス語・・・それでも身振り手振りでどうやらこっちっぽいな、とその方向へまたとぼとぼと歩き出す。見覚えのある東屋を見つけたときには泣けました。

§ 想像通りの未来

電車を乗り継ぎ、ホテルに戻り、湯船を張り、浴槽で足を伸ばした瞬間に『あ!想像したとおりになってる!!』うふふ、まさに望んだどおりになっているじゃないわたしの未来!

わたしはいつも苦難を強いられた場面で、この先の抜けきった自分や成長できた自分を想像するようにしています。大病したときもつらい検査のときもそうです。こうすることでふうっとその現実を俯瞰することができます。そして、いつもどこか心で思うのです。『これもネタになる!』人生に起きた出来事はネタにできたら昇華!ですからね。

余談になりますが、わたしはハラハラドキドキさせられる出来事が人よりもわりと多い気がしています。いつも直前でなんとかなるので大ゴトにはならないのですが、これも自分の魂が望んでいるからそんな現実になるのだと今は理解できます。なので、最近ではハラハラする場面になると、あぁまたやってるわ~とどこか冷静になっている自分もいておもしろいです。

§ 最後に・・・

『なぜわたしは旅をするのか?』

それは自分のために時間を100%過ごせていることを味わえるからなのだと思います。家族がいると、たとえ自分だけの時間を作ろうと意識しても、100%そのすべてを自分に注ぐことは到底できません。特に子育て中は自分の時間など微塵もありませんでしたもの…涙

けれども、旅に出ること=自分を解放できる、そう思うのです。すべての選択を自分でする。その選択のすべての責任を自分が負う。自由と責任は表裏一体であり、それを味わう。

自分を実感するために、旅と自分の人生を重ね、織りなすのが私の生き方。この先も一人でふらりと旅へ出ることでしょう。自分の人生の舵をこの手で今一度掴み直すためにね!

このあと、迷子になることを知らない笑顔の人



#わたしの旅行記



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