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わたしの仕事は第二の母ときどき娘

Muse Kitchen藤岡亜妃です。
今日はわたしのキャリアについてつづってみようと思います。

§ 転勤族の妻の悩み

就職をしてから4年で寿退社した私。寿退社という言葉も死語…ですね。笑
夫との出会いは東京でしたが、夫が大阪転勤となり、1年の遠距離恋愛を経て、結婚を決めました。元々、小学校の先生になりたかったこともあり、仕事を辞めて大阪市の非常勤講師として小学校で働く夢が叶いました。

1年半ほど働いたのち、娘の妊娠がわかったときには大きな子宮筋腫も見つかってしまい、非常勤講師は続けられなくなりました。担任を持って欲しいと言われた矢先でした。

真夏に娘を出産した後は育児に追われ、7か月後の春には東京への内示が出ました。通常、夫の会社の転勤サイクルは2~3年に一度のペース。とは言え、人によるので我が家がどんなペースになるのかは会社次第です。3月に内示が出され、4月1日には新天地へ行くのが通例です。

なので、毎年お正月が終わったころから気持ちがそわそわします。2月になると、それ以降の予定が一切立てられなくなります。次の春にどこで桜を見るのかわからないからです。

そんなこともあり、わたしは地に足をつけた働き方が選択できませんでした。これが『転勤族の妻の悩み』です。日々、子育てや家事をしながら悶々としていました。

§ 自己実現と大病

自己紹介ページでも少し触れましたが、自分にできる何かを探し、さまざまな勉強会や起業塾に参加。自分の強みは家族だと思い立ち、『愛され妻の秘訣』というブログをつづりはじめました。メルマガや講座も開催できるようになり、順風満帆に思えた日々でしたが、体を壊してしまいました。

自己免疫疾患である膠原病。その中でも『多発性血管炎』という国の難病にしていされている病魔に冒されました。自分と向き合う日々を過ごし、そのときしていたことをすべてをスクラップする決断をしました。

わたしにとって大切なものは自分と家族だということに気がついたからです。そして自分を癒すためにエネルギーを注ぐと決めました。

詳細はこちらにつづりました↓

§ これまでのスキルが活かせる仕事

少しずつまたエネルギーが満たされていき、妹から「お姉ちゃん、時給払うからうちで作りおき作って!」とオファーされました。冷蔵庫の中にあるものを組み合わせてごはんを作るのはお手のもの。わたしにとっては何のストレスもなく、ちゃっちゃとできることでした。

妹にも勧められ、検索してみると『家事代行』という仕事があることを知り、マッチングサイトに登録をしました。家事を手伝ってほしい方と家事のスキルを持っている人がつながるサイト。1回あたり3時間であること、自分の都合で日時を決められる自由度の高さも魅力でした。時給も最低賃金の1.5倍からスタート、やりがいも感じられました。

日々の当たり前と思っていた『家事が仕事になる』ことが驚きでしたし、あのひじきが美味しかったです!など感謝の気持ちを直接受け取れることもこの仕事の醍醐味だと思います。…家族はいちいちこんなこと言ってくれないもの!笑

§ 第二の母ときどき娘

お母さんに代わって、食事を作ったり、お部屋を片付けたりしていますが、子どもと一緒におやつを作ることもあります。お手伝いをさせたくても余裕がないママも多く、そんなママの代わりをしています。

昨年はご縁があって小学校受験をするキッズのお勉強もみたりしました。ときどき「ママ~!」「せんせい~!!」「あ、まちがえた、あきさん」と、こんなふうに一周回って呼ばれることもしばしば。笑

80代や70代のご夫妻のところでは、わたしは娘のようなお役目もします。スマホの操作の仕方をお手伝いしたり、カーテンの裾を縫い直したり、文章のお直しをすることもあります。

ただの家事代行ではなく、愛情のキャッチボールができる仕事だなぁとつくづく思います。自分の家族以外の家族がいる、まさにそんな感じです。

§ プライベートでも

家族とも友達とも違う関係性ですが、一緒にお出かけしたりランチをしたりすることもあります。お誘いを受けて日本舞踊の発表会へ行ったり、アーティストさんの展示会に行ったこともあります。わたしの知らなかった世界を教えてもらえることもあり、豊かな循環を感じます。

こちらの絵も我が家に仲間入りしました


そのほかに、先月は片付けの講座をしてほしいと言われ、マンションの貸しスペースで講座も開催しました。不思議なご縁で集まったメンバーでしたが、有意義な時間を過ごすことができました。

§ すべてはつながっている

鬱々と育児をしていたころの自分に伝えたいことがあります。「いままでのわたしの歩みがそのままキャリアにつながるから安心してね」と。思うような働き方ができずにもがいていましたが、すべてはつながっていた!

子育て中で悶々としているママや転勤族の妻の方に声を大にして伝えたい!家事が仕事になりますよ~って!しかも喜んでもらえますよ~~!!って。ちなみに、今では夫からわたしの働き方を羨ましがられています…笑
こんな働き方ができるのも支えていてくれる夫のおかげですね。 

§ 最後に

結婚して23年が経ちました。子どもも20歳と17歳です。いろんなことがありました。ここにきてようやく自分らしく生きることがわかりかけています。

子どもたちのおかげでわたしも視野が広がりました。立派な親にはなれていないけれど、子どもたちも本当にいい子に育ってくれています。子育てにがっつりと向き合えて悔いなし!と言い切れます。

先の見えないトンネルはありません

子育てママさん、パパさん、ファイト~~~!

#わたしのキャリア

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