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気になったニュース#22 【ビッグテックへの法規制でEUが合意】 2022.4.23

EUが巨大IT企業に違法コンテンツへの対応を義務付けるデジタルサービス法案に合意したそうです。

対象となるのは月間利用者が月間利用者が4500万人以上のサービスで、施行されるのは2024年とまだ少し先です。
主な内容としては、ヘイトスピーチや児童ポルノなどの違法コンテンツの削除、利用者に意図せず不利な判断をさせる「ダークパターン」の禁止、宗教などをもとにしたターゲティング広告の禁止、サービスの解約を加入時等同等に簡単にすること、フェイクニュース等への対応義務です。
違反した場合は、全世界での売上高の最大6%を課すという重い処罰が下ります。

これに対し、主要なビッグテックは以下のように回答しました。

Twitter 
この規制を詳細に検討し、オンラインの害へと対処する必要性と、オープンインターネットの保護とのバランスが取れた賢明で先進的な規制を支持するとコメント。

Google
この法律が全ての人にとって確実に機能するよう、残りの技術的な詳細を得るための政策立案者との協力を待ち望んでいるとコメント。

Amazon
オンラインサービスの信頼性を高める措置を歓迎するとした昨年のブログ投稿に言及。

Facebook、TikTok
コメントの要請に応じず

Facebookはここ数年、法律の規制により大きな打撃を受けていますが、今回の規制がどのような結果を招くのでしょうか。Metaへと社名を変更し、業態を大きく転換したFacebookが、今後メタバースのプラットフォームにおいて覇者となりビッグテックの座を維持できるのか、今後の展開が気になります。