<映画感想>『わたしを離さないで』
こんにちは。akiです。
毎日、夏空ですね。入道雲がもくもくしてます。
私は雲を見ながら、
雨が降るのかどうかばかり気にして、
ちょっとイライラしたりしてます(笑)
*
今日は、映画のお話です。
もう10年以上も前の作品ですが
感じたことをシェアしたいと思います。
カズオ・イシグロの小説を映画化した
『わたしを離さないで』です。
存在は知っていたものの
ちょっとミステリアスで
暗い雰囲気な感じがあって
敬遠してたんですよね。
上映したときは話題になりましたね。
日本でも、綾瀬はるかさんが主演でドラマ化もしてたんですね。
Disney +で配信しているのを知り、
映画を見てみました。
*
あらすじ
イギリスのある寄宿学校が舞台。
クローン人間として、ある目的をするために
生まれてきた3人の男女のお話。
クローン人間でも、普通の人間と全く変わりが無く
同じように言葉を話し、喧嘩もするし、恋愛もする。
唯一、違うのは、ある目的を持って生まれてきたこと。
感想
正直、1回見ただけでは内容が全て理解できませんでした。
解説を読みながら、なるほどと思って
やっと概要をつかめた感じです。
解説を書いてくださった方、ありがとう♡
1つ1つのシーンやセリフに深い意味があるのが
印象的で、それがわからないと、全体がつかめない
少し理解が難しいと感じる場面もありました。
そんな私でも
最後に流れる言葉が一番心に残りました。
クローンでも、普通の人間でも、
同じ人間なのに何の違いがあるの?
何でもっと自由に生きることを楽しんではいけないの?
という痛切なメッセージだったと感じます。
*
これってクローンの世界に限らず
全てにつながる気がするんですよね。
この地球にいるのは、みんな同じ人間で
心もあるんだけど、何かにつけて
私達は良くも悪くも区別をして
楽しんでいるところってあるかもしれません。
昔は肌の色など、目に見える、わかりやすいことで
差別をするという歴史がありました。
これもまだ依然として残っていると思います。
さらに、最近は「目に見えないモノ」でも
区別したがる傾向が強いと感じます。
例えば、同性愛などのLGBTの問題は
目には見えない、それぞれの性的嗜好によって、
区別したり、差別したりしていることが背景にあります。
苦しんでいる人もたくさんいます。
「みんな違って、みんないいんだよ」
という言葉に、みんなが賛同し
共感しているはずなのに、
いざ違いがわかると受け止めきれない。
クローン人間でさえも
何か違いを探しだして、区別しようとする私たち。
同じがいいのか
違うことがいいのか
人間社会の大きなテーマを
扱った作品だなと思います。
Disney +で配信中です。
良かったらぜひ見てみてください。
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