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<映画感想>『わたしを離さないで』

こんにちは。akiです。

毎日、夏空ですね。入道雲がもくもくしてます。
私は雲を見ながら、
雨が降るのかどうかばかり気にして、
ちょっとイライラしたりしてます(笑)

今日は、映画のお話です。
もう10年以上も前の作品ですが
感じたことをシェアしたいと思います。

カズオ・イシグロの小説を映画化した
『わたしを離さないで』です。

存在は知っていたものの
ちょっとミステリアスで
暗い雰囲気な感じがあって
敬遠してたんですよね。

上映したときは話題になりましたね。
日本でも、綾瀬はるかさんが主演でドラマ化もしてたんですね。
Disney +で配信しているのを知り、
映画を見てみました。

あらすじ

イギリスのある寄宿学校が舞台。
クローン人間として、ある目的をするために
生まれてきた3人の男女のお話。
クローン人間でも、普通の人間と全く変わりが無く
同じように言葉を話し、喧嘩もするし、恋愛もする。

唯一、違うのは、ある目的を持って生まれてきたこと。

感想

正直、1回見ただけでは内容が全て理解できませんでした。
解説を読みながら、なるほどと思って
やっと概要をつかめた感じです。
解説を書いてくださった方、ありがとう♡

1つ1つのシーンやセリフに深い意味があるのが
印象的で、それがわからないと、全体がつかめない
少し理解が難しいと感じる場面もありました。

そんな私でも
最後に流れる言葉が一番心に残りました。

私たちと私たちが救った人々に違いが?

映画「わたしを離さないで」より

クローンでも、普通の人間でも、
同じ人間なのに何の違いがあるの?
何でもっと自由に生きることを楽しんではいけないの?

という痛切なメッセージだったと感じます。

これってクローンの世界に限らず
全てにつながる気がするんですよね。

この地球にいるのは、みんな同じ人間で
心もあるんだけど、何かにつけて
私達は良くも悪くも区別をして
楽しんでいるところってあるかもしれません。

昔は肌の色など、目に見える、わかりやすいことで
差別をするという歴史がありました。
これもまだ依然として残っていると思います。

さらに、最近は「目に見えないモノ」でも
区別したがる傾向が強いと感じます。

例えば、同性愛などのLGBTの問題は
目には見えない、それぞれの性的嗜好によって、
区別したり、差別したりしていることが背景にあります。
苦しんでいる人もたくさんいます。

「みんな違って、みんないいんだよ」

という言葉に、みんなが賛同し
共感しているはずなのに、
いざ違いがわかると受け止めきれない。

クローン人間でさえも
何か違いを探しだして、区別しようとする私たち。

同じがいいのか
違うことがいいのか

人間社会の大きなテーマを
扱った作品だなと思います。

Disney +で配信中です。
良かったらぜひ見てみてください。











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