【宣伝会議賞】通過予想コピー公開 27.パナソニック
こんにちは、秋です。
こちらの記事では、第57回宣伝会議賞の「一次通ったのこれかもコピー」を公開しております。
それでは早速いきましょう、どん!
■今回の課題
この記事の更新もあと10回を切りました。
今日は、
28.パナソニック
課題は、
世界No.1長もち乾電池「エボルタNEO」の魅力を伝えるアイデア
募集ジャンル
キャッチフレーズ/テレビCM/ラジオCM
という内容でした。むむ。
■通過予想コピー
この課題で僕の結果は、
一次通過:2本
でした。
複数通過おうけい!
優先順位も中の中くらいにしていたので、人気の課題で2本通ったのは最低限いいんじゃないでしょうか。
(目指しているのはもっと上なのですが!)
今回も、良さそうだと思っていたコピーを何本か選んだので出してみます。
電池が切れた。子供の元気はまだ切れない。
結局、安い電池を月に3回買い替えた。
本当のお得とは、最後まで使える物を買うことです。
でんちからもち。
大きなのっぽの古時計が100年休まずに動いたのは、エボルタネオだったからかもしれない。
液もれがしやすい電池ですか?それはお目が他界です。
「電池 液もれ」で、画像検索しないでください。
液もれがしやすい電池ですか?それはお目が他界です。
は、完全なダジャレ。好きだなこのパターン。
さて、このエボルタネオはとにかく長もちというのが最大のウリ。
そこからどうやって訴求点を出すか、そしてどんな言い方でベネフィットを作るかが今回のカギでした。次のセクションで見ていきます。
■訴求点
パナソニックでは、「長もち」「防災グッズ」「いいもの思考」「値段高いけど実はお得」「液もれ防止」「ギネス認定」等のキーワードを出していました。
選出したコピーの切り口は、
・電池が切れた。子供の元気はまだ切れない。
・結局、安い電池を月に3回買い替えた。
・本当のお得とは、最後まで使える物を買うことです。
➡ 安い電池より質のいい電池を買った方が得です
・でんちからもち。
・大きなのっぽの古時計が100年休まずに動いたのは、エボルタネオだったからかもしれない。
➡ 長もち
・液もれがしやすい電池ですか?それはお目が他界です。
・「電池 液もれ」で、画像検索しないでください。
➡ 液もれは危ない
という感じで考えていました。
今回は絶対にやっちゃいけない禁忌の注意事項がありましたね。
オリエンにしっかりと、
「長もち」「液もれ」「単○形」など、漢字・ひらがなの表記統一に気を付けてください。
と書いてあるので、間違って「長持ち」とか「液漏れ」と書いて応募したらアウト。
噂によるとどんなに内容のいいコピーでも「長持ち」という表記だったら一次で落とされるとか落とされないとか・・。真相はどうなんでしょう。
そして一番の訴求点と言ったら、やはりギネスが認めた長もちパワーというところなんですが、ここで勝負するとなると完全に突き抜けた提案の仕方をしないといけない。
なので僕はこの切り口でも勝負しつつ、
防災グッズとしてもいいんです
安物を買うとかえって損です
電池の液もれってめっちゃ危ないんです
などの切り口で同じくらいの数を応募しました。
WHAT TO SAYの部分はたぶんよし。
でもこの辺りの切り口って皆さんも当たり前のように出されていると思うので、ここから上位にいくにはHOW TO SAYがキモになってくるんですよね。
特に乾電池なんていう今までさんざん出されつくした課題であれば尚更。
基礎の部分を守りつつ、技術の部分ももっと磨いていきたいです。
■こんなことしました
最後に、力を入れて取り組んだ点です。
パナソニックの課題では、
・実際にエボルタネオを使ってみた
・コピーライター養成講座基礎クラスの最初の課題を思い出してみた
ということをしました。
実際に使ってみるのは基本ですね。
(宣伝会議賞期間中の2か月では、違いよくわからなかったというのは置いておきます)
そしてもういっこは以前に通っていたCACの授業を思い出して原点に返ってみたということ。
この課題を取り組んでいる時、「防災グッズにもなるな」と思ったのですが、その時CAC基礎クラスで一番最初に出題された望遠鏡のコピーを思い出しました。
当時の僕は必死に、望遠鏡を使ったらこんなに良く見えるんです!という訴求点のコピーを書きまくっていました。
でも結果は惨敗。
この授業で教えてもらったのは、
望遠鏡という見えないものがよく見える機能はほとんどの人が知っているので、それを知っているのに買わない人達に、自分にも関係があるかもしれないと思ってもらうこと。
でした。
それを提案できて初めてコピーになるという講義だったと思います。
望遠鏡の課題でも防災グッズになるという切り口があったので、パナソニックの課題をやってる時にこの授業のことを思い出しました。
なので久々に昔書いたコピーを見て初心に返ることに。
長もちばっかり訴求してたらだめだなということを再認識して、まんべんなく100本を応募しました。
まあ、協賛企業賞もグランプリに輝いたのも、
どっちも長もち推しのコピーだったんだけどね!
でもこの2つは着眼点も言い方もほんと見事だった。
上位の賞を獲る作品は、実は訴求点はシンプルというジンクスの話も聞いたことがあります。
つまりは、受賞されるコピーは、切り口も言い方もどちらもレベルが高いということ!
そういうコピーを僕も書かないといけないってことですね!!!
次回は、課題29.pdcです。
※第57回宣伝会議賞では、全35課題3500本応募をしています。
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