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【宣伝会議賞】通過予想コピー公開 19.デンソー

こんにちは、秋です。

こちらの記事では、第57回宣伝会議賞の「一次通ったのこれかもコピー」を公開しております。

それでは早速いきましょう、どん!

■今回の課題

今日は、

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20.デンソー

課題は、
デンソーがQR コードの開発者であることを知ってもらうキャッチフレーズ

募集ジャンル
キャッチフレーズ

という内容でした。むむ。


■通過予想コピー

この課題で僕の結果は、
一次通過:3本
でした。

個人的には全35課題の中で1、2を争うくらい難しかった課題。

そのデンソーで3本通過は嬉しい。
でも正直いいコピーが書けた自信はなかったし、1次止まりで終わってしまったのはそこまでのレベルだったってこと。
今回もきちんと反省をしていきましょう。

まあまあいいかな~と思ったコピーをいくつか選びました。どん。

車を造った。QRコードを創った。新しい社会を作った。

問題。自動車部品メーカーであるデンソーは、何のコードを作った会社でしょうか?ヒント:ABCDEFGHIJKLMNOP STUVWXYZ

Yahoo!もGoogleも作れなかったコードを作った会社。

LINEからライフラインまで。

このエロ動画がすぐ観れるようになったのも、御社のおかげです。

デンソーの発見が、紙チケットの発券をなくしました。

あ、1本だけ、

車を造った。QRコードを創った。新しい社会を作った。
このコピーはちょっと勝負できるかなと思ってた。でも自信あるのはこれだけだし、もし通ってたとしても1次止まり。

あとはほんとにきついな~
100本のうちどの3本を選んでもらったのか全然わからない。

手応えのある課題ほど撃沈して、ノーマークだった課題が好成績。これは完全に宣伝会議賞あるあるですね。
喜んでいいのかどうか・・笑


■訴求点

デンソーでは、「デンソーがQRコードをつくった」「世界に大きな影響」「モバイルチケット」「正方形」「生活の中にある」「バーコードとの差別化」等のキーワードを出していました。
選出したコピーの切り口は、

・車を造った。QRコードを創った。新しい社会を作った。
・問題。自動車部品メーカーであるデンソーは、何のコードを作った会社でしょうか?ヒント:ABCDEFGHIJKLMNOP STUVWXYZ
・Yahoo!もGoogleも作れなかったコードを作った会社。
➡ デンソーがQRコードをつくった

・LINEからライフラインまで。
・このエロ動画がすぐ観れるようになったのも、御社のおかげです。
➡ QRコードは生活に密着してる

・デンソーの発見が、紙チケットの発券をなくしました。
➡ モバイルチケットもQRコードです。

という感じで訴求点を考えてたんですが、デンソーの課題、何が難しかったかと言うと、

「QRコードを開発したのは、デンソーです」
というコピーで、完結してるじゃん!!

という、こっからどう広げたらいいんや~と、訴求点の数を出す段階で苦労したところです。
(もちろんそれをわかりやすく一行で表現するのがコピーライターの役割なんだけどね!)

そもそもQRコードはどんな所で使われてるのか?
いや、そもそもQRコードとはどんな仕組み?
いや、そもそもQRコードの歴史とは?

というところから、公式サイトはもちろん、色んな資料文献を漁ってとにかくリサーチの作業にかなりの時間を費やしました。

宣伝会議賞期間中のTwitterで、

スクリーンショット (4814)

こんなツイートを発見。

模索してるな~
10月4日の深夜3時に、一人で頭を抱えてる姿が目に浮かびます(笑)


試行錯誤して出した訴求点は、
①デンソーがQRコードを作りましたというシンプル路線
②QRコードはこんな使われ方してますよという派生形路線

という、大きく分けてこの2つでアイデアを出していました。

でもこうやってじっくり考えても、どの訴求点のコピーが、そしてどの言い回しのコピーが選ばれたのは分かりません><

問題。自動車部品メーカーであるデンソーは、何のコードを作った会社でしょうか?ヒント:ABCDEFGHIJKLMNOP STUVWXYZ
のコピーなんか、ゴリッゴリの力技。
本当に苦しんでたんだろうな・・(笑)


■こんなことしました

最後に、力を入れて取り組んだ点です。

デンソーの課題では、
・デンソーで以前働いていた方のブログを見た

スクリーンショット (4815)

ということをしました。

「いや~ほんと難しいよ~~」
と全然ペンが進まなかったこの課題。

でも、ここで大事なのは、苦手意識を持っちゃいけないことなんですよね。

難しいという認識があると脳は考えることを辞めてしまう。

なので、「少しでもデンソーと仲良くなりたい!」と思って、何かお近づきになれる要素はないか探していると、以前デンソーで働いていた方が、どんな会社だったかを詳細に綴っている記事を発見。

そこには、どんな業務が行われたいたか、収入はどれくらいだったか、退職して外の世界から見たデンソーはどう映っているのか、などなどデンソーのことを殆ど何も知らなかった僕にはありがたい情報が凝縮されていました。

記事はかなりの文字量でしたが全て拝読。
結果、僕がこの記事を見て得ることのできた最大の収穫物は、


デンソーって、すごい会社なんだ・・!!


という尊敬の気持ちと、この課題のためになんとか良いコピーを書きたい!!と思わせてくれるモチベーションでした。

この記事を見て、直接コピーに繋がるクリティカルなアイデアが得られたかはわかりません。
でも、コピーライティングってやっぱり、気持ちをどう汲み取るかの部分がすごく大事だと思うんですよね。

デンソーは最後まで粘りに粘った記憶があります。
その結果が、1次はどうにか3本通過に繋がったのかもしれないです。


次回は、課題21.トクヤマデンタルです。
※第57回宣伝会議賞では、全35課題3500本応募をしています。

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