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受賞するためのアクションプラン~大喜利にしない編~【宣伝会議賞】

こんにちは。
5/25のSKAT発売まで毎日更新中、秋です。

今回は、noteをやってみて気付いた自分の「弱点」「長所」を元に、大喜利にならないようにするためのアクションプランについて触れていきたいと思います。

■この記事の目的

今回は、

コピーが大喜利にならないための意識整理

という記事です。
具体策は、まとめの項目に記載します。


■そもそも

面白いことを考えるのが好きなんです、ぼく。

人生のテーマは、
「自分のアイデアで、世の中を変える」
これは10代の頃からずっと変わっていません。

コピーを好きになったきっかけも、たった一行で世の中を動かせる壮大な可能性を秘めていると感じたから。

例えば、目の前で起こっている争いに対し、武力で制圧しようと思っても根本的な争いは消えない。
でも、紙とペンがあって、そこに書いた文字をその人たちに見せたら、その言葉を見て「争うという気持ちが消える」可能性があると思うんです。
かなり極端で抽象的な例だけど、きっとコピーにはこの力がある。アイデアと甘いものは世界を救います。

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で、僕はコピーだけに限らず、そういう面白いアイデアがだいたい何でも好きです。

その中の一つが大喜利。
12歳の時から独学でネタを書き始め、今も漫才やピンでステージに立つことがあります。完全に趣味ですが。

その面白い考えを活かしたいというのが、僕がコピーを書く方向性のベースです。

ただ、重要なのは、コピーライティングをするうえで、大喜利に寄り過ぎてコピーとして成立していなければ意味がないということなんです。

実務や公募のコピーを書いててその壁にぶち当たります。
そこで、この部分を整理する必要があります。


■オナニーであると気付く

どんなに、「面白いアイデアできた!」と思えても、コピーの場合それがクライアントの解決になってないとだめなんですよね。

大喜利は、

面白ければ実現性なくてもOK。むしろぶっ飛んでる方がいい。

コピーは、

実現性がないとだめ。でも、面白さも必要。

ここが大喜利とコピーを分けるラインかなと思ってます。

大喜利は一瞬で閃くことがあるけど、コピーはその商品情報や背景など様々なものを深堀していってアイデアに結びつけるイメージで、何も調べずに一瞬で閃くことはそうそう無い(ある人もいると思うけど)

そして書いてみたコピーも、それが自分の中だけの面白さになっていないかに気付くことが大事だと思います。これが見極める目というやつですね。

ちゃんとクライアントの為になってるか
ちゃんと受け手にベネフィットがあるのか
ちゃんと課題解決に沿っているのか

これをジャッジしないといけない。
僕の場合は、「面白い!」だけで終わっているオナニーコピーをたくさん応募していました。

そこで解決策です。
前回の、~余裕をつくる編~の記事で書きましたが、恐らく今年はだいぶ時間がある。

なので前回書いた「書くことを放棄」するを実行し、熱が冷めた状態で何度も見直す。これで今までよりだいぶ選ぶ目が改善されると思います。

宣伝会議賞だけに限らず、いいコピーを見る目を普段から勉強。
そしてコピーを書く時は忘れる時間をしっかりと設け、記憶喪失になった気分で自分の書いたコピーを見る。これを繰り返していこう。


■担当者になりきるごっこ

今年もういっこやろうと思うことがあります。
それが、「担当者になりきるごっこ」

例えばキッコーマンの課題があったら、勝手にキッコーマンの担当者になりきってお題を出す側になるんです。

イメージは、ロバート秋山が色んな職業のプロフェッショナルに憑依するアレです。笑

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僕も企業の担当者に憑依します。
そうすることにより、うちの会社は今、こんなことに困っていて、こんなコピーを書いてほしいんです!という気持ちになる。当事者に近付くわけですね。

実はこれ、2018年の宣伝会議賞で1回やったことがあります。
全54企業全ての担当者になりきりました。これだけに1ヵ月費やしました。

そしてその54人になりきったプレゼンを、レンタルなんもしない人さんをレンタルして聞いてもらったことがあります。

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僕はランダムで決まった企業順に、その企業の担当者になりきって、「レンタルさん、こういうコピー書いてください!」と力説しました。54人全員違うキャラになって。

結果、コピーを書く時間はかなり削られて応募数は2322本。
しかし、通過率だけ見れば2.15%と過去最高の結果に。既にアイデアが溜っていたのでコピーも書きやすかった。

担当者の気持ちに近づく。
そしたら大喜利ではなく、実際に使えるコピーを選ぶことができる。と思う。

今年は今までよりかなり時間があるので、この手法をまた取り入れてみようかな。


■まとめ

受賞するためのアクションプラン~大喜利にしない編~
の具体策としては、
・コピーとして機能する意識
・忘れて見直すの繰り返し

・協賛企業の担当者になりきるごっこをやる

こんな感じがいいかなと思います。

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憑依チャレンジ、がんばるぞ!

出した解決策が、大喜利っぽいな笑

今回の記事は以上です。
次回は、受賞するためのアクションプラン~一行を短く編~を投稿したいと思います。


第57回宣伝会議賞 全35課題まとめ記事は↓から
https://note.com/aki_____haru/m/ma1eaa82e42a3

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