『児童・生徒自殺最多514人』は異常であり非常事態だ!
2022年の自殺者は、2万1881人で
2年ぶりの増加だそうだ。(厚労省公表)
児童・生徒(小中高校生)の自殺者数は
統計のある1980年以来、過去最多の514人。
内訳は高校生が354人、中学生が143人、小学生が17人。
男子高校生が全体の4割を占めた。
自殺の原因や動機は学校問題が最多。
具体的な内容は
「学業不振」、「進路に関する悩み」、「学友との不和」
が目立った。
「家族関係」に苦しんだ子も多く
小学生を含めて「家族からのしつけ・叱責」があがった。
《3月15日、朝日新聞朝刊》
コロナ禍の三年間で、子どもたちの自殺者が
増えていることから、新型コロナウイルスが
影響しているとは思う。
ただ、ウイルスのせいばかりにするのは
どうだろうか。
あらゆることを、新型コロナの影響でって
片付けてしまってはいないだろうか?
まだ、ろくに生きていない子どもたちが
自ら死を選んでしまうっていう考えになることが
そもそも異常であるとオレは考える。
希望を見いだせないような世の中を作ってるのは
大人たちなんだと思うからね。
みなが、今の生活にいっぱいいっぱいになり
殺伐とした空気が漂っているよね。
他人のことに構ってられないっていう
余裕のなさが、子どもたちに伝わってるんじゃないか?
人は、絶望した時に死を選ぶのだろう。
希望がない世界にしたのは大人たち。
余裕がないから子どもを虐待したりするんだよ。
原因や動機からもわかるように
学業や進路の問題が上位にあがるってのは
受験戦争、学歴至上主義なんかで
子どもが疲弊しちゃってる。
その先には、バカみたいな就職活動が待ってる。
何処かに就職するのに、大学生は一年以上前から
就職活動をするようだが
これ自体がバカげてるとオレは思うよ。
大人になる前に朽ち果てちまうよ、これじゃ。
希望を見いだせる世の中にするのは
大人たちの責任。
これからの未来を生きる人たちが
やっぱり何より大切なんじゃなかろうか。
少子化対策の前にさ
未来ある命が失われるのは
本当に悲しいことだ。
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