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懐かしい響きの住所へのお迎え仕事

先日、懐かしい響きの住所への
お迎え仕事が入ってきた。

今は、地名が変わってしまったけど
昔住んでいたアパートの近くだ
ってのはすぐにわかったんだ。

その場所へと向かうと
幼少の頃の思い出が一気によみがえる。

オレが、小学校2年生までを過ごした地だ。

当時住んでいたアパートは無くなり
周りも新しい家などがあったりしたけど
変わってないなぁって思った。

お乗せしたお客様に色々話を聞いた。

オレが「タクシーのおじさん」って呼んでいた
おじさんの話をしたら、現在は86歳だそうだ。
お元気との事で、何だか嬉しかった。

子供だったオレから見て
「タクシーのおじさん」は当時もっと
年配だと思っていて、そう記憶していた。

もう、40年程前の事だから
あの時おじさんは40代だったんだ。
今のオレより若い(笑)

記憶違いだったんだ。

現代では考えられないかもしれないけど
子供だったオレは、タクシーのおじさんはじめ
近所のあらゆる家に訪問しては
上がり込んで遊んでもらったりしていた。

なかでも、タクシーのおじさんには
裏山に遊びに連れてってもらったりなど
本当によくしてもらった記憶がある。

そんな昔話を、お乗せしたお客様に話したら
懐かしんでもらえて、話が盛り上がった。

風景を見ると思い出すもんですね。

住んでいた人の名前とかが次々と出てきて
お客様が色々教えてくれた。

今の時代は、近所付き合いがあまりなく
自分の子供に、例え近所とは言え
勝手に訪問して、さらに上がり込んで
なんていうことは許さないだろう。

何とも寂しい時代になったなぁ。

って思うのと同時に
あの頃はいい時代だったんだと
つくづく思った。

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