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【コラム】産卵期アジングの極意(アプローチ編)

どうも、ぐっちあっきーです

筆者は
あまり産卵期(というワード)は
特段意識していなかったのですが
春に意識していたことは
結構ありました
それで最近
産卵期(というワード)を調べてみて
色々と思うことがあったので
記事を書いてみました

アジングをされた事がある方なら
「産卵期のアジングって
 低活性で難しい」
って思いませんか?
「産卵期とは…?」
みたいな記事はすでに
たくさんあるので

筆者のこの記事では
主にナイトアジングで
具体的に
「どうやって攻めたらいいの?」
という視点で
筆者のここ数年の経験を元に
書いていこうと思います

よろしくお願いします

1.産卵期とは?

(地域によって異なるが)
2~7月が多い(と言われている)
水温19~21℃くらい

①産卵期のアジの特徴

産卵期のアジは焦点が定まっておらず目も虚ろ…

②産卵前

産卵前荒食い
鯵の状態:とにかく魚体に栄養を確保し卵を成長させる
産卵前表層アミパターン-1
鯵の状態:消費エネルギーを抑える
産卵前表層アミパターン-2
鯵の状態:かなり魚体がよくなり卵成熟中

クリアブルー

③産卵中

産卵直前中層ステイ
鯵の状態:産卵直前

クリアブルー

詳しくはこちら

2.産卵期のアジが難しく語られる理由

① 産卵期のアジは体力を使いたくない(でも効率的に捕食したい)

※筆者の画力にはご容赦下さい(苦笑)

藻場やカケアガリ
スロープや船周りなどの
シェード(影)に
ステイ(密集)している
→流れてくるプランクトンを
省エネで捕食している
特に夜は
常夜灯の明暗部の暗に
タイトに張り付いていることが多い

アングラー側としては
・アタリが小さい
・口を使わない
みたいな表現

②魚の後ろにリグを入れたらどうなるか…?

筆者は、サイトでチヌやシーバスの後ろにリグを投げ込んで、魚が反転して食ってきたという経験はほぼほぼありません。特に春は

③魚が「口を使わない」というより「嫌がる」アプローチをしている

魚が見えていて
わざと暗い側(魚のしっぽ側)から
リグを通したことがありましたが
威嚇バイトみたいなのが
あったくらいで
集団ですぐに群れが
散ってしまいます
で、またシェードに
張り付くといったような感じ

潮上にみんな
頭向けているんですね
魚の頭の向きは大事

④アジングメーカーとしては「難しく」したい…?

フィールドスタッフさんとか
アジングメーカーの方々が
産卵期のアジ
知らないわけないんですよね
(今回引用させていただいたのは
クリアブルーさん)

シーバスのバチ抜けパターンも
同じだと思いますが
メーカーさんとしては
アジが『口を使わない』
『アタリが小さい』
だから
産卵期のアジングは『難しい』
ことにしたいのでは?

だから皆さんも
ジグ単やワーム
買ってね!
もっと単価の高い
感度(?)のいい
ロッドやリール買ってね!
ってことです
商売上手(?)ですね!

筆者は好きな分必要な分
買わせていただきます!

3.産卵期のアジへのアプローチ法

① 産卵前(ベイトパターン)のアプローチ法

オレンジ点線→常夜灯明暗部
赤斜線部→バイトゾーン
流れの向き:左→右

ベイトをチェイスして捕食するため、上から見るとアジのバイトゾーンが広い。

(筆者のリグ例)
0.8g~1.5gジグ単
2.5インチのストレートワーム
リフト&フォール

② 0カウント表層引き

産卵前に限らないのですが
アジがベイトを
「表層に追い込む」
という観点から
0カウント表層引き
も活性が高い個体が
食ってくるので
オススメです
上擦っている時は
実は手返しが早い

足場が低い所が
オススメ

③ 産卵中のアジへのアプローチ法

①「トレースコース」(引いてくるコース)を意識する
潮上→潮下
(軽量リグをプランクトンの塊に見せるため)
②「バイトゾーン」を意識する(キャストポイント)

③明暗部の明側ギリギリを引く
(暗部に入れない)

④魚がかかったら
すぐに群れから潮上に引きはがす

(プレッシャーを少なくするため)

産卵期はステイしているため、上から見るとアジのバイトゾーンが狭い。

(筆者のリグ例)
0.4gジグ単
1.5~2インチのリブが深いワーム
ドリフト
(巻いて止める、食わせの間)
または
0.8gジグ単
2~2.5インチのストレートワーム
ただ巻き
(たまにテンションを抜く
 食わせの間)

流れの向き:左→右

横軸で見ると、巻きの釣りは、バイトゾーンが広い(複数回ある)面の釣り。

意外に思うかもしれませんが
シャロー帯は
巻きの方が釣れたりします

暗い側に入れると、プレッシャーがかかる。点の釣り。

→ベイトパターンのアプローチでは
バイトゾーンが狭く
「再現性」が薄いため
アングラーは
「魚が口を使わない」
と感じる

魚の後ろにリグを入れている可能性も…これだとプレッシャーがかかる。

④ シェード(影)は常夜灯明暗部周辺ばかりではない

釣り人が多い地域では
常夜灯明暗部に対し
様々な方向に
キャストできない
ポイントもあるでしょう

そこで筆者がよくやるのが
岸壁やカケアガリに対して
(「垂直」ではなく)
「平行」に引いてくるやり方
水中にも様々な
ストラクチャー(障害物)があり
その周りに
「明暗部」(シェード)があり
アジも
タイトについているのです

カケアガリ周辺にプランクトンが流されてくることも…
ストラクチャーに対し、ルアーを平行に引いてくることでタイトについているアジに反応させることができる

これを意識してやるのと
秋のベイトパターンみたいに
なんとなく
扇状にキャストするのとでは
本当にアジの出方というか
反応が違う
というか出ません

やりこんだら分かりますが
初場所でもある程度
バイトゾーンが「見える」
予測できるのです

足元から2~3mに
カーブフォールさせ
岸壁のシェードに
張り付いているアジを
釣るやり方
30分でツ抜けしたことも
しばしば

産卵後(アフター)みたいな感じだったが
シェードにタイトについている
のは共通している

⑤外敵(シーバス・アオリイカ)が入ってきた時

産卵の有無に関わらず
外敵
・シーバス
・アオリイカ
・スナメリ
など
が入ってきた時
アジはシェードにタイトに
張り付く傾向があると
感じています

釣れないわけではなく
同様の方法で
筆者はかなり
釣っています

4.筆者の釣果実績

① 最湾奥の船周り(満潮潮止まり)

2020年の尺アジ

最湾奥でも釣れるのは
溶存酸素量が
高くなっているから
(冬~春)
満潮潮止まり(近く)は
プランクトンが流れてくるのに
効率の良い時間帯だから

産卵期でも再現性を掴み、釣ることができる

メバルプラッキングみたいな
出し方ですが
シェード(影)

明暗部の(暗に入れない)
は合致しているし
今振り返ってみると
アジの行動としても
とても理にかなっています

産卵期問わず
冬~春のポイントの選び方

② 初心者のビギナーズラックが起こる理由

(初心者は明暗部とか分からないので
とりあえず明るい所に投げて巻くから)

5.まとめ

実は
ベイトをサーチし撃っていく
秋の釣りと
産卵期でステイしている
春の釣りでは
視点を変えると
春の方がアジがいる場所を
絞りやすかったりします

船周りはロープが入ったりしているので
根掛かりや漁師の方の迷惑になるので
オススメはできませんし
筆者も釣り場は
釣り禁止になって
欲しくないので
最近は全然やりませんが

アジの産卵期の生態・行動を推察し
ブレイク周りや
スロープ
常夜灯明暗部でも
リグを通す向きや
魚がついている場所を予測し
意識して狙っていくことで
アジングがより深く
再現性がある楽しい釣りに
なると思います

・道具を買いまくる
→道具を消費するだけの
アジングになっていませんか?
・一ヶ所に通いまくる
→場所依存の
アジングになっていませんか?

その前に
いつものアジングにひと手間
意識してやってみてはいかがですか?

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

#釣りを語ろう #アウトドアをたのしむ #アジング #再現性 #アウトドア記事まとめ

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