見出し画像

学習生産性は"学習後"の行動次第というはなしー転用ー【ランタンnote】

(*ランタンnote毎日更新|18日目)

こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。

一回しか読まない1,500円くらいの本より、何十回と読み返す5,000円の本のほうが結果的に安いんじゃないかと気づきました。同時に今までで一番高かった本は大学で買わされた7000円くらいの本(3割くらいしか読んでない)であることを思い出しました。もっと読めばよかった。

今日は「学習生産性を上げるのはいつか?」というテーマで書いていきたいと思います。

学習生産性の計算式を確認しよう

学習生産性=パフォーマンス/コスト

コストは学習にかけた時間や労力、お金などです。
学習が終わった時点で確定します。

パフォーマンスは学習したことによって生じる様々な成果です。
こちらは確定しません。何度も何度も成果をあげることが可能です。

つまり、学習後のパフォーマンスを上げれば上げるほど、パフォーマンス1単位あたりのコストは下がっていきます。

学習生産性は、学習後の行動次第なのです。

学習後のパフォーマンスを上げる「転用」

パフォーマンス=質×量
この前提を考えれば、シンプルに学んだことを「使う回数」を増やせばパフォーマンスが上がります。

いろいろなシチュエーションで使えれば「回数」は自然と増えるでしょう。

学んだことを、いろいろなシチュエーションで使えるようにする。
それが「転用」「転移」と呼ばれるものです。

前田さんの『メモの魔力』を読んだ人は「転用」という言葉に聞き覚えがあるはず。

知識や技術、アイデアを、本来使われるシーン以外のシーンに応用していくのが「転用」です。

心理学的には「転移」という言葉を使います。
学校で習った数学を日常の中で利用していくのも転移です。

昨日、LearnTern(サイト)の方で「転移の3ルート」という記事をアップしました。転移先に応じた3つのルートがあるという話と、それぞれのルートを通れるようにするためのコツを紹介しています。読んでみて。

このnoteではもう少しシンプルに「アナロジー視点」を持ってみましょう。

転移を促すアナロジー視点

アナロジー(類推)も意味的には転移や転用とほぼ同じです。
ある事物から他の事物に特定の情報を適用すること。

その媒介となるのが「類似点」です。
アナロジー視点はこの「類似点」に敏感になる視点のことです。

このアナロジー視点を手に入れるためのアプローチを2つ、紹介します。

まずシンプルに「類似点」を探す癖をつけましょう。

「似ているものを知らないか?」
「知っていることで言い換えられないか?」

そんな問いを投げかけてみてください。

2つ目は学んだことを構造化しておくことです。
学んだこと同士を結びつけ、構造化していきます。

やり方としては「比較」と「集約」があります。
比較は「相違点」を明確にしていくこと、「集約」は類似点を明確にしていくこと。

比較・集約を概念間で行っていくことで、概念の輪郭が明確になって構造化されていきます。

たぶん「ふーん?」という感じだと思うのでやってみてください。
習うより慣れろ、感じろ、です。

今回は「学習生産性を上げる方法」として「転移を促すアナロジー視点」を紹介しました。

(昨日LearnTernの方でしっかりと転移について書いたせいで、微妙に筆が重い)
(じゃあ他のテーマを書けよ)

ではまた。

=========
「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
=========


学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。