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新しいことを始めるときに、意識していて良かったこと

知識があることで、結果が出るまで行動を続けられることが多かった。


目標を決めたものの、何をすればいいか分からない。

そう感じることって結構ありませんか?

私は、そう感じることが今でも本当によくあって、その度に見返している考え方があります。キリスト教徒がキリスト教を信仰し、その教えを心の拠り所としているように、私は「各分野の専門知識」を信仰しています。

専門知識っていいですよね。「これは自分が大切にするべき考え方だ」という軸ができて、「どうしたらいいのかな…?」って迷ったときの道しるべになるじゃないですか。

私は不器用な方なので、知識があっても経験が足りなければ、最初からうまくいくことはほとんどありません。たまに「えっ!?こんなに簡単なことだったの?」と驚くような結果を手に入れられることもありますが、ほとんどの場合は欲しい結果が得られていません。

(Excelなどの操作は本当に”知れば天国、知らねば地獄”ですよね。今まで2時間ほどかけていた作業が3秒で終わった時は、なんとも言えない気持ちになりました…笑)

知識や考え方を得るだけでは解決しませんが、それでもそれらを得ることはとても大切だなあと思います。少なくとも「何をすればいいのかな?」と考えて、足が止まってしまうという時間が少なくなるからです。

自分が信じている知識や考え方があると、「とりあえずこの考え方でがんばれば、何か次につながることが出てくるよな」と、少し気楽な気持ちで物事に向き合うことができます。その気楽さが、挑戦することのハードルを大幅に下げてくれるのだと思います。

だから、何か新しいことを始める時は、「3日間は調べる期間だ!」などと期限を決めた上で、本や音声教材を使って、できるだけ知識を頭に入れるようにしています。

そして、今まで集めてきた考え方の中で、最も自分に有効だったと感じる学びが、「目標達成のために、自分を変化させる4ステップ」というものです。今回はその内容を具体的に紹介したいと思います。

これは生活の中のどの状況、立場にある方でも共通している内容です。学校で良い成績を取るのも、仕事で売り上げを上げたり、お客様に感謝されることも。さらには、良い人間関係を築いていくことも同様です。

この4つのステップを普段の生活の中に取り入れるだけで、あなたが欲しい結果を得られる可能性はグンと上がります。

私自身、休みの日に1週間の自分自身を振り返ることが多いのですが、うまくいかなかったと感じることについては、4つのステップを順番にチェックしていくだけで「次はどうするか」が決まります。

では、その4つのステップとは何でしょうか?
それは、
Step 1. 目標を定める
Step 2. 見えない壁を見つける
Step 3. 証明済みの戦略を取り入れる
Step 4. 行動を取り続ける

というものです。

例がなければ分かりにくいと思うので、私の趣味であるランニング、その中でも「フルマラソン(42.195km)で完走する」という目標を達成するための話を例として挙げていきます。

私は走ることが好きで、7年前ぐらいにフルマラソンをシドニーで完走しました。これはとても素晴らしい体験で、今になってもゴールする直前の沿道の応援の光景をありありと思い返すことができます。

その頃は週に20km程度走っていましたが、今となっては2〜5kmほどです。

今の状態から「フルマラソンで完走する」ことを考えると、以前の経験を踏まえて半年ぐらい準備が必要だなと感じます。何も準備せずに走った場合、おそらく25Kmぐらいからずっと歩いているかも…

この状態の私がフルマラソンを完走するために4つのステップで考えてみると以下のようになっていきます。


Step 1. 目標を定める

ゴールをどこに置くか。それを具体的に設定するステップです。

もちろん完走することをゴールにしても良いのですが、
「走るからには4時間台でゴールしたい」という願望があります。
このステップでは、感情が「やりたい!」となっていることが大切なので、
目的地としては「4時間台でゴールする」の方が望ましいです。


Step 2. 見えない壁を見つける

見えない壁とは「ゴールに辿りつくのを邪魔する障害になりそうなこと」です。環境、時間、人のサポートはもちろんですが、心情的なもの(不安など)も含まれます。

様々な方とセッションをしてきた体感で言うと、「なぜかできない」という場合のほとんどは、心情的なものの中に隠されています。「なぜかやる気にならない…」という気持ちになっているのです。

さて、私の例で考えると、「4時間台でゴールする」となると、日常的に走っておくことで達成できそうです。これは根拠のない妄想ではなく、過去にフルを4時間台で走った時のことを思い出して想像しています。

その時のことから考えて、見えない壁として想定されるのは、「日常的に走ることをしなさそう」です。

仕事が忙しいと言い訳したり、家にいると走りに行くのが面倒になりそうだからです。「しそう」というよりも、過去実際にそういうことがありました。

「面倒になって始められない」というのが、マラソンだけでなく、仕事においても学ぶことにおいても、私の失敗パターンです。

このステップでは、私にとっての「面倒になって始められない」というような、その人にとって障害となるものを見つけ出しましょう。


Step 3. 証明済みの戦略を取り入れる

①他の人がうまくいった方法
②理論的にはうまくいく方法
③過去の自分がうまくいった方法

先ほど出てきた「面倒になって始められない」という見えない壁ですが、
ここでは「どう乗り越えていくか」を考えます。

私の場合、始めるために必要なのは「周りの人の目」です。自分の悪いところは見せたくないという気持ちがあるので、人の目があるところとそうでないところではパフォーマンスに大きな差があります。

ですので、人の目がある環境を作ってあげるとうまくいったことが多いのです。

それを踏まえて考えると、「一緒に走る仲間を集う」と良い感じがします。

さて、①と②から探す場合は、書籍やインターネットがオススメです。特にYoutubeなどの動画で見つけることができれば、行動するイメージがしやすくなるのでぜひ活用してみてください。

そして、これは頭の片隅に”絶対に”置いておいて欲しいことですが、これらはあくまで「うまくいく”であろう”」ものです。

それらを取り入れて初めから成功する保証は、残念ながらありません。ここで見つけた方法を軸として、今の自分に合うように実践を繰り返しながら修正し、その積み重ねで成功に辿りつくことがほとんどです。

方法として間違っていても良いので、まずは「第一歩を踏み出すための方法」を見つけましょう。完璧主義はこのステップでは必要ないのです。


Step 4. 行動を取り続ける

Step 3で見つけた方法を実践し、その反応を見ながら習熟していくステップです。このステップをうまく機能させるポイントは、「行動をし続けているか」と「適切な振り返りをしているか」です。

結局、頭で考えたことはやってみないと何も変わりません。そして、少しやってみて明らかに効果がなかったら、何か変化をつけることをしなければ良い結果はやってこないのです。

行動していく過程でまた新たな問題が出てくるので、それに対しても、この「4つのステップ」で対応していきましょう。

実際、私も「走る仲間づくり」をやって走ってきましたが、仕事のご依頼が増えたおかげで、一緒に走る時間をうまく取れなくなりました。今後、ここの対応を考えていこうと思います。


人は、新しいことをしようとすると必ず壁にぶつかるもの。

昔はそれが苦しくて嫌でしたが、常にこの4つのステップの考え方で動いていく内に、「壁があるから良い変化が生まれる」と思えるようになりました。

この4つのステップを使い続けることは、誰もが持っている”見えない壁”に対する捉え方を変えるチャンスにもなります。

「今までとは違う、新しい自分になれること」にワクワクしながら向き合える人になることができる。

もしあなたがそこに価値を感じられるのであれば、一度お話してみたいと思います^^


ここまでお読みいただいてありがとうございました!

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