インスタのタイムラインに流れるおすすめ投稿に殺されかける
インスタのタイムラインに流れるフォロー外アカウントの投稿。これになかなかやられている。
時に包丁のように、心をグサッと、殺しにかかってくるのだ。
アルゴリズムのバグなのか何なのか、私が普段絶対に見ないタイプの投稿が流れてくる。例えば、カップルが音楽に合わせて踊っている動画や、結婚式の写真、見ず知らずの赤ちゃんの動画など。
(いつも犬の写真ばかり見ているのに…)
「oh…」
朝起きたとき、仕事が行き詰まったとき、お布団に入ったとき。
一人のときに、そういった投稿を目の当たりにすると思わず声を出しそうになる。怖い映像を見た瞬間のような、サーっと胸の奥が冷える感じ。
ここで明言しておくが、私はそういった投稿を批判したいわけでも、排除したいわけでもない。SNSは各々好きに楽しむものなので、私は無の表情で下から上へスクロールするだけだ。
ただ、今の自分にとっては、
不意打ちでエンカウントする投稿としては刺激が強い。
心を殺されかける投稿には決まって、「分かりやすい目に見える幸せ」が写っている。それが自分にとってはきついことがあるのだ。
その根底には、恥ずかしながら、そういった目に見える幸せを何一つ得られていないなあ、という劣等感と羨望がどっしりと鎮座している。
もちろん、自分なりにご機嫌に暮らすことは意識している。ただ、それは質の良い文章が書けたとか、noteでいいねをたくさんいただけたとか、世間的にはささやかなもの。
心の柱がグラついているときにはすぐ「恋愛」「結婚」「出産」の幸せの波に飲み込まれそうになる。
「目に見える幸せにとらわれず、
人と比べず、自分なりのものさしで幸せを感じよう」
口で言うのは簡単。
けれども、実現するのは28歳の今からオリンピック選手になろうとするくらい、ものすごく難しくて、ほとんど不可能なんじゃないかと思っている。
ただ「こういったジメッとした感情に襲われるのはままあるよね」と、自分で自分を受け入れてあげることは意識していきたい。
そんな側面の自分も面白がってあげよう、と自戒の念を込めてこの文章を書いた。
ちなみに、私は「インスタは1日15分に制限する」ことで対応している。
(設定をいじる方法があるのかもしれないけれど、億劫でやっていない…)
おかだあきほ
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