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横隔膜ストレッチでどこでも快眠!高級寝具マニアの I さんの体験談

今回は、高級寝具が大好きなIさんとの出会いをもとに

  • 良質な睡眠をしたいのに、なかなかできない。

  • 自分に合ったマットレスや枕を常に探しているが見つからない。

  • 睡眠中も深い呼吸ができる体になりたい。

というあなたに向けて書いています。


はじめに 

Iさんは高級寝具マニア?

「本当の眠り」のような商品名の高級寝具がありますよね。
Iさんはそれが大変お気に入りです。

「○○年に買ったものも良かったけど、
△△年に買ったものはさらに良かった。
同じ商品なのに、年代によって仕上がりに違いがありますねぇ~」

と、まるで高級ワインを評しているように、
その高級寝具の違いを熱弁されます(笑)

そして、施術を受けられるのですが、

「これ(高級寝具)の上で施術をしてもらったら、寝ちゃうからね。
寝ちゃ、気持ちよさを感じられないからもったいない!」
とおっしゃって、あえて畳の上で座布団を枕に横になられます。

「これでOK!明初庵さんお願いします!」

と、施術開始するとおよそ10分で熟睡されます(笑)

まるでコントの様にこれが繰り返されます。


畳と座布団枕でなぜ熟睡?

高級寝具をいくつも購入されるIさん。
実は、眠りの質の悪さに悩まされていました。

しかし、私の施術途中から眠られ、
施術終了後も1時間ほどぐっすり。

その間、私は奥様とお茶を飲みながらお話をします。

「また、今回もねっちゃったぁ~~~。
なんだかもったいないなぁ~~~」

とIさん起床。
奥さんと私が笑う。
これも、いつものパターンです(笑)

そのうち、Iさんご夫婦より質問がありました。

「最近、出張先で寝て起きたとき、熟睡できている感覚があります。
明初庵さんから施術してもらってからです。
ベッドが変わったら熟睡できないものだと思っていましたが・・・
これは、何か体が変わったからなのでしょうか?」

というご質問でした。

「さすがですね。答えはその通りです。」
とお答えしました。


痛みや不調を解決するために、
身体の全体的なバランスを調整しますが、
それは睡眠にも良い影響を与えます。

身体のバランスの調整の仕方は、
これからもこのブログで紹介していきたいと思っていますが、
今回は

より良い睡眠に必要なこととは?

というテーマです。

さらに、このIさんにも寝る前に行っていただいた、
「横隔膜ストレッチ」
の方法もご紹介いたします。


明初庵の寝具・寝室は?

ところで、これを執筆している明初庵は、どんなところで寝ているの?
と思われた”ごく少数”の方へ、ご紹介いたします。

現在の理想形?です

部屋は4畳半の一間(押し入れを入れて6畳)。
10年以上使用しているマットレス。
枕は無くて、使い古しの毛布を三つ折りにしたものです。

マットレスは使用後は壁に立てかけて、畳は常に清潔にするように雑巾がけなどをしております。

枕を使わず毛布を使っているのは、寝返りがしやすいからです。

全身の痛みや喘息で悩まされ、
高級寝具が欲しくて買えなかった10年前・・・。
当時の私が今の私の健康体を見たらびっくりするでしょうね・・・。

ちなみに、昼寝をする時はマットレスも枕も無し。
畳に直寝です。

ウソの様ですが、大変快適です(笑)

手前味噌ではありますが、
身体のバランスを調整することで、
寝具にこだわらなくてもよい生活が、
私にも手に入りました。

良い睡眠のために必要な、寝具と、寝室環境と、横隔膜!?


寝具は高級である必要はありません。

もちろん、高級寝具はいいですよね(笑)
以下に利点をまとめます。

  • 寝心地が良い:高級マットレスは、睡眠中の身体を適切にサポートしてくれます。

  • 耐久性が高い:一般的なマットレスは1~3年ほどでへたってしまうものが多いとされていますが、高級マットレスの寿命は平均して約10年です。

  • 通気性が良い:湿度が高い環境でもカビやダニの発生を抑えることができます。

  • 健康への配慮:寝姿勢をサポートします。これにより、腰痛などの体調不良を引き起こす可能性が低減されます。

もちろん、一番大事なことは
個々のニーズや予算に応じて最適な寝具を選ぶこと
です。

一方で、調べてみると
「良質な睡眠のために、高級な寝具を用意する必要はないよ」
という主張をされている専門家も多くおられます。

松本美栄氏「寝具の値段と睡眠の質は比例しない」を一例として紹介します。

つまり、上記の高級寝具が持つ特性のうちのいくつかは、
別の方策で代用可能だという主張です。

シルクの肌触りを好む人もいれば、
清潔な木綿の生地を好む人もいます。

ベッドを好む人もいれば、
ベッド下が不衛生になりやすいことを嫌う人もいます。

私たち個々人の価値観に合わせていくことが大事ですね。


寝具以上に、寝室環境が重要です。

私はお客様に寝具について相談を受けたときには、
その寝室環境も確認するようにしています。

私自身がかつて喘息に苦しめられたとき、
寝室環境から改善して喘息発作を克服した経験があるからです。

以下に寝室に求められる条件を列挙します。
もちろん、全てが必要というわけではありません。
あなたが、寝室を見直すチェック項目程度にとらえてください。

  • 適切な温度:寝室の温度は、夏は約25〜27℃、冬は約15〜18℃が理想的とされています。

  • 静寂:睡眠中は40dBA (デシベルエー)以下の音環境が望ましいとされています。40dBAとは「市内の深夜」「図書館」「静かな住宅地の昼」と例えられます。

  • 適切な光照射:ブルーライトが減らせるような照明の配置やテレビやパソコンの設置を避けるなどの対策を行う必要があります。また、入眠前には、色温度の低い、赤みを帯びたやわらかい光で、照度は30ルクス以下の低照度の光がスムーズな入眠を促すとされています。

  • 空間:家具の配置などに不安な要素がないこと、ワークスペースとの兼用は避け、活動の場とくつろぐ場とを分けること。

↑このサイトの内容全てに賛同するものではありませんが、寝室についての考え方は大変参考になります。

いかがでしょうか?
ちなみに、私は皆さんの治療費を低く抑えるために
上記のような四畳半部屋で生活の全てを行っております。
「空間」の条件は永遠に解決できませんな(笑)。


なぜ?Iさんに横隔膜ストレッチ?

実はIさんには、先天性の内科疾患があります。

初回の治療時に軽く腹部に触れると、
内臓がかなり硬く動きづらい状態となっていました。

しかし、腹部から手で内臓治療は行いませんでした。

Iさんご自身が、
「お腹を押されるのはちょっと怖いです。ごめんなさい。」
というお気持ちを持たれたからです。

「いえいえ、大丈夫です!ゴッドハンドの私を信頼してください!」
と、平気で主張する治療家を
私は目指しておりません。

別の良い方法はないかな?
と考えます。

背中からの治療は
「気持ちいいですねぇ」
と良い反応でしたので、背中から内臓にアプローチするなど
いろいろな治療を行いました。

そして、改善された状態を維持するためにお願いしたのが、
横隔膜のストレッチです。

横隔膜が柔軟に、大きく動けることで
以下のような効果があるとされます。

  • 内臓を間接的に動かすことで、内臓が柔軟になる。

  • 内臓の血行の促進や基礎代謝が向上する。

  • 呼吸が大きくなることで、副交感神経系が優位となりやすく、よりよい睡眠にもつながる。


私はIさんの治療を通して、お体の個性を評価し、
これらの効果が十分期待できると判断しました。

横隔膜とは?少し解剖学を

では、そもそも横隔膜とはどのようなものなのでしょうか?
「筋肉である」ことをご存じですか?
私は医学の勉強をする前は、
「膜」
という名前であるため、
「筋肉だよ」
と教えられた時大変驚いた懐かしい記憶があります(笑)

では、まず呼吸するための筋肉を見てみます。

左:息を吸う時の筋肉
右:息を吐くときの筋肉

横隔膜は左右どちらの図に含まれるでしょうか?

答えは「左」の息を吸う筋肉です。

人間は、息を吸うと
胸が広がり
お腹が出ます
が、
そのお腹が出るのは主に横隔膜の動きによるものです

(余談ですが、右の図をみるとお分かりになるように、
息を吐く筋肉はお腹の筋肉を使うことが多いですね。
一時、呼吸で筋トレするムキムキのタレントさんがいた気がしますが、
吐くときに負荷をかけていましたので、なるほどなと思うわけです。)


下から横隔膜を覗いて見る
右の図の緑部分が横隔膜がくっついているおおよその場所

息を吸う筋肉の図を、下から覗いたものです。
横隔膜が見えますね。

よく見ると

が開いているのがお分かりになりますか?
この穴の中を、太い動脈や静脈、さらに食道が通過するのですね。
「穴が開いている筋肉」
なんて面白いですよね。

さらに、この筋肉が着く場所も面白いです。
左右の下の方の肋骨
さらに
背骨の腰の部分
です。

なんとなく、キャンプで張るテントのような形なんですね。

私が横隔膜のストレッチをお願いするとき、
この横隔膜が着いている場所
を利用します

横隔膜ストレッチ方法(動画)

動画中のポイントは以下の通りです。

  1. 座った姿勢

    1. 左右の肋骨の下の部分を手で押さえる。押さえ方はあなたがやりやすい方法でOK.

    2. 横隔膜の動きをイメージしながら深呼吸。

    3. 息を吐くときに、少し左右の肋骨を内側に引き寄せるイメージで優しく押す。

  2. 仰向けの姿勢①

    1. 肋骨のヘリの部分に指を合わせ深呼吸

    2. 息を吐いた時に、少し指をお腹の奥の方向へ優しく押す。

  3. 仰向けの姿勢②

    1. 腰骨の下に自分の手のひらや、丸めたタオルなどを入れ、腰が少し反る状態にする。

    2. 横隔膜の動きをイメージしながら深呼吸。

    3. 余裕がある人は、体を右や左方向に傾けて、横隔膜を左右それぞれストレッチする。


その後のIさん

Iさんは、横隔膜ストレッチを実践されることで、睡眠の質が向上してきたそうです。
ご自分の体が、高級寝具無しでも快眠できると実感されたことで、
「出張や旅行したときのストレスが、随分低くなりました。」
と嬉しいお言葉をいただけました。

疾患を抱えておられるため、普通の人以上に外泊に気を遣われるIさん。

高級寝具でなくてもよく寝れる体

は、Iさんにとって社会で活躍する上での大きな武器になったようです。

Iさんを見ていると、この仕事を選んでよかったなと本当に思います。

最後に

まとめです

  • 質の良い睡眠には、必ずしも高級な寝具が必要とは限りません。

  • 寝室も質の良い睡眠には重要な要素です。

  • Iさんに行っていただいた横隔膜ストレッチ方法をご紹介しました。


お話は以上です
最後までお読みいただきありがとうございます

私は文章にするのが苦手ですが、
できるだけ伝えたいことを書いてみました。
もし間違いや不明な点がありましたら、
ぜひコメントやメールで教えてください。
喜んで加筆修正いたします。

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Ksenia Chernaya: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4740510/

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