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【入社エントリ】「人生について考えること」を仕事にしました【スマートバンク】


はじめに

こんにちは、dayuです。

このnoteでは普段は日記を投稿しているので、今回はちょっと毛色の違う記事です。(今後も日記を投稿していきます)


10月より家計簿プリカB/43を運営する株式会社スマートバンクに、プロダクトデザイナーとして入社しました。

この記事では「入社エントリ」と称して、転職活動時から入社後1ヶ月間での気づきや思考をつらつらと書いています。

今年度入社したプロダクトデザイナーの2人が会社のカルチャーについて執筆しているので、会社の環境のことが気になる方はこちらもどうぞ👉

ここから入社エントリ🐤

0.簡単に自己紹介

改めまして、dayu (@aker_ue) と申します。
前職では新卒で入社した事業会社で6年半、主に物流業界向けのBtoB SaaSやスマートフォンアプリのUIUXデザイン、マーケティング、企画などを担当していました。


1. この会社を選んだ理由
~自分の人生さえも変えられる仕事ができるかもしれない~

デザイナーとして働き始めて7年目、ふとしたきっかけで転職活動を始めたとき、「いまと異なる環境でもいまと同じくらい熱中できるのか?」という不安がありました。

前職で物流ドメインに向き合い続けられたのは、トラックドライバーの親族の存在や、現場の方の顔を見て話を伺う機会があったからで、明確な課題(2024年問題)の存在も大きかったと思います。
物流業界で働く人へのリスペクトを強く持ち続けられていたと感じます。
(だからこそ有休消化期間中に鑑賞した「ラストマイル」はめちゃめちゃ胸が痛かった。。)

内定をいただいた企業の、それぞれの領域との向き合い方をひとつひとつ考えた時に、「金融」に向き合う自信は正直ありませんでした。
お金という抽象的でシステマチックで、ひとそれぞれ異なるものを、「ユーザーのために」というマインドで扱うのは、なんだか難易度が高そう。

そもそも自分のライフプランニングも漠然としているし、目標金額の貯金ができればそれで、あとは行き当たりばったりでも生きていける・・・。
というところで、お金に関する知識や解像度が乏しかったこと、深く考えるのを避けてきたことを自覚します。

そういえば、B/43のペアカードの存在が自分のお金との向き合い方をはっきりと変えてくれていたのを思い出しました。パートナーとお金についてスムーズに話せるようになったし、感覚を共有し合えるようになりました。

お金の話は人生と複雑に絡み合っていて、自分のことは結局一人で考えて、工夫するしかない。だからもやもやしたり、後回しにしてるのは当たり前なんだろう。
長い間そういうものだと捉えていたけれど、パートナーと感覚を共有できたように、実はもっとオープンなものだったのかもしれません。
もしかしたら自分では発明できないようなお金の付き合い方や向き合い方が、世界にはたくさんあるのかも。それは知ってみたいし、もっと考えてみたい。

「知らないなら知ろう」と思い始めると、次第に興味が湧いてくるもので、あれこれ考えたり調べたりしていくうちに、「金融」が一生向き合えるテーマのように輝いて見えてきました。
そして、無知を埋めていくためにサンプル収集や分析を通じて解像度を上げていくことが、自分の考えるデザインプロセスとの相性がとても良いと気づきます。

自分が有意義だと思えるデザインプロセスを踏んで、自分にとっても重要なことに取り組むことができる。これは真摯に向き合ってみたい、と強く感じるようになりました。

元々B/43のユーザーでもあり、職場環境も魅力的に感じていたのも事実だけれど、ここで働くことは自分の人生さえも変えることになるんじゃないか?と思えたのが、スマートバンクに入社を決めた一番の理由です。


2. BtoB→BtoCへの転向とその気づき
~それを望んだ人の背中を押せるものをつくる~

入社後、業界のインプットやデスクリサーチに多くの時間を割いています。
人々の生活に密接に結びついているからこそ法律が関わり、国が進める施策や調査が多いこと。調査プロセス自体は物流と大きな変化もなく、躓く感覚はありません。

でも実際に作業を始めるとなんだか上手く行かないことが多かったのです。
作業内容をチームに共有し、FBをもらったり議論した上で、また作業を進める。メンバーが言っていることは理解できるのに、やっぱりなにかが掴めていない、という感覚が1~2週間続きました。

この違和感はメンターとの会話の中で言語化に至ります。
そういえばBtoCプロダクトに本格的に携わるのは初めてだった、と。無意識にBtoBの感覚で向き合っていたことが原因のひとつでした。
汎用性を重視してしまい、ターゲットや目的が明確にならず、「ここで何が出来るか」がぼやけた設計になりやすい状態だったのです。

BtoCでは「誰に何が求められているか」を調査・分析し、明確に定義する。業務用ツールのように万人に使いやすいものを目指すのではなく、何かを成し遂げたい意思を持つ人のために道を整える。
「確実にその人の背中を押せるもの」を作っていくんだ、と思うようになりました。

初めてのBtoCに向き合う中で、学生時代から掲げていた「誰かの生活を少しでも豊かにできるデザイン」が、向き合う対象によって形や手段が変わることに気づいていく感覚があります。トライアンドエラーを繰り返す日々ですが、今はそれがとても面白いです。


おわりに

入社して1ヶ月、まだ目の前のことにがむしゃらな毎日ですが、日々得られる新たな学びにワクワクしています。

お金について考えることは、想像以上に「人の人生を考えること」だと実感しています。
自分の身体だけでは体験しきれない多様な人生のパターンやリアルな声をインプットして、そこから何ができるのだろうかと試行錯誤を繰り返しながら取り組む日々です。

この会社でデザイナーとして働くことで、これまで以上にデザイナーとして、ものづくりをする人間として、そして生活をするひとりの人間としても、成長できる手応えを感じています。
今後もより一層チームに貢献できるよう、精進していきます。


スマートバンクでは、デザイナーを積極的に募集しています。
カジュアル面談も実施していますので、ご興味あればお気軽にご連絡ください。


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