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転機は身近に落ちている【読書レビュー】角田光代 銀の夜

こんにちは!今日は角田光代さんの小説の読書レビューです。

35歳ってどんな年?

突然ですが、質問です。
35歳ってどんな年だと思いますか?

私の考える35歳は、

✔︎「若いから」と許されることが減ってきた
✔︎活躍している人の年齢を見るとたいてい年下

しっかりした大人になっているはずなのにまだまだ発展途上な部分が多い、それが35歳。

静かに葛藤しながら生きている

この小説に出てくる3人の女性も同じです。20年前の大活躍がなかったかのように、人生がうまくいかず葛藤していました。

今の生活に不満を覚えることもあって、でもそれは、あの頃の特殊な経験があって、私、ずっと思ってた…あんな過去がなければいいと思ってた

転機は身近に落ちている

最終的には3人がそれぞれ自分の人生の歩むべき方向を見つけて進んでいくのですが、さて その転機はどう訪れたのか?

意外かもしれないけれども、案外簡単なことでした。

・ちょっとだけ勇気を出して新しい場所に飛び込む
・身の回りにいる存在について考え直す

彼女たちはそれぞれ小さな変化を感じ、人生をリスタートさせました。

この本から学んだこと

劇的に大きな変化がなくても自分の小さな行動や視点の変化で人生って変わっていくんだなって気づかせてくれた一冊です。

私、興奮するようなことも、面白いようなことも、この先何もないと思ってたわ。でも違うかもしれないね。十代の頃とは種類が違うけど、でも面白いことや興奮することはこれからも現れてくるわね

読んでくださりありがとうございました。

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