脳を休めるプチウォーキングのススメ

 今日は集中力の取り戻し方について最近私が取り入れている方法について紹介したい。その方法とはプチウォーキングである。

 集中力というのは一般的には20分程度しか持たないという。私の場合は例えば読書であれば30分に一度5分から10分程度の休憩をいれて、それを3、4回繰り返すことを1セットとしている。1セット終えると長めの休憩をとる。30分から1時間くらいだ。この時間のセットの組み方はポモドーロ・テクニックというテクニックを参考に組み立てている。

その長めの休憩の時、集中力を取り戻す方法としてプチウォーキングを取り入れているのだ。

 人間の集中には実は2種類ある。焦点を合わせに行っている集中と、特定のものに焦点を合わせていない拡散型の集中である。一つのことに焦点を合わせているときと違って拡散型の集中のときは頭の中で検索や整理が行われているらしい。このあたりについては以下の記事に詳しく書いてあるので興味がある方は参照して欲しい。

『脳の専門家に聞いた「疲れ切った脳を休ませる」ベストな方法』

 そしてここで提唱されている脳のベストな休め方は、体を動かすことと視界を一点集中させないことだ。これを読んでウォーキング中毒の私は短時間のウォーキングを脳を休ませる時の手段として持ち込んでみることにした。

 私の場合は幸いにして大型の公園が近所にある。そこで近所をぐるっと回って2〜3kmを20分から30分程で戻ってくるようなコース設定をしてウォーキングをするようにしている。この1キロ10分のペースは若干負荷が発生する心地よいキツさのペースだ。ときにはこれに簡単なダンベルトレーニングを加えたりして1時間程度を過ごす。

 そして軽い運動のあと、コーヒーを入れながら呼吸を整えて次の本の続きを読むか、次の本に移るのだ。

 20分から30分というが軽さのポイントである。運動によって脳内でセロトニンが分泌されてやる気が出てくるのが大体最低で20分くらいの運動でも十分効果が得られるという記事を読んだことから、この距離、時間感を最小単位の運動として実行している。

 また、最近読んで知ったことだが、メンタリストDaiGoの著書の中では20分くらいのウォーキングはさらに脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質も分泌されると書かれている。これは脳にとっての栄養のようなもので、脳が成長しやすくなり、新しいことを学ぶ柔軟さが得られるというのだ。

『知識を操る超読書術』 メンタリストDaiGo かんき出版

 こうすることでスッキリとして一旦疲れた脳を休ませることができ、再度取り戻された周流力をもって次の読書に取り掛かるのだ。この方法はウォーキングだけだと疲れすぎないこともあり、一日に複数回繰り返すこともできることもあり、誰でも大変取り入れやすい方法だろう。自分ではかなり効果が出ていると思うのでお勧めである。

 現状私は余暇に読書やnoteを書くときに使っているリラックス方法なので、日頃の仕事の合間に1時間の休憩をちょくちょくと挟むのは現実的に難しいこともあるだろうから週末や休日に是非とも試してみて欲しい。

 余談だが、脳を休めるプチウォーキングの時の最近のBGMのマイブームはクラッシックだ。精神的に落ち着きを得ることもできている。

 皆さんが余暇をいっときを知的に充実した時間にしたいと思ったときにお役にたてれば幸いに思う。

終わり


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