【iOS】最速ストレスフリーのアイデアメモ術

【目次】
＜はじめに＞
＜最速＆ストレスフリーメモ術＞
＜画面で手順解説＞
＜最後に＞

＜はじめに＞

　一年程前、私は心療内科で処方されていた睡眠薬の副作用からくる記憶障害に悩まされていた。短期記憶を全く留めることができずに日常生活に苦労を強いられていた。

　その時から何事も書き留めておく為のありとあらゆる手段を試してみている。記憶障害が生活に支障を及さなくなった今もその習慣は続いている。

　今日ここに書き綴るメモ術はその中でも「最速」かつ「最もストレスフリー」な方法である。スマホを使ったもので私がiPhoneユーザーの為、iOSをつかった解説となるが、Androidにも類似機能はあるかと思うので応用は効くのではないかと思う。

　さてここからは本題に入るが、読者の皆さんはiPhoneの「音声入力機能」を使ったことはあるだろうか。いつも使っているよ！という方々はここでそっとこのページを閉じて頂いて構わないかもしれない。いや、さらに何か工夫が…？と期待して頂ければもう少し頑張って読んで頂ければ嬉しい。

＜最速＆ストレスフリーメモ術＞

　まずこのメモ術で使うアプリはiPhoneの標準アプリのメモアプリだ。そしてポイントは二つある。それはホーム画面上での配置と音声入力機能を使うことだ。

　これはいつ何時でも思いついたアイデアをテキストデータで気軽に留めておくことに特化した方法だ。そしてなによりもの特徴はストレスフリーなことだ。その分、精度は捨てているがこの際それは重要視しない。なぜなら人に見せるテキストデータを残す為のものではないからだ。あくまで後で読んだ自分がふと思いついたアイデアを記憶から引き出し死なせない為の手段だからだ。

　普通にフリック入力でぽちぽち打ち込めばいいじゃないかと思った諸君は騙されたと思ってちょっと練習してみて欲しい。大事なことだから二度言う。ストレスフリーなのだ。

　例えばウォーキングの最中のような外を歩いている時、道の隅っこに寄ってポチポチと携帯に打ち込むのと、歩きながら携帯のマイクに文章形式で言葉を吹き込んでいって済ませてしまうのでは、どちらがより億劫な気持ちと戦う必要もなく、サボるリスクが低く、手軽に手短にテキストデータを残せるだろうか。

　音声データ形式のボイスメモだと時間を使って聞き返す必要があるが、テキストデータになっていれば、一読して部分的にはコピペして使うことも可能だ。汎用性が高いデータとなって残ってくれるのだ。

＜画面で手順解説＞

　私の手順をスマホ画面を使って紹介する。

①まず特徴的なのはメモアプリの配置場所だ。画面の最下段のドック右側。親指が最も届く位置にある。電車のように目の前を過ぎ去ってしまうアイデアをいかに早くその尻尾を捕まえるかを追求した結果だ。この位置に配置したメモアプリを親指で長押しする。

②親指でメモアプリを長押しすると次の様に新規メモを作成するというウィンドウが出てくる。これが私の知る限りiPhoneで新規メモへの画面を表示するまでの最短ルートだ。

③新規メモのページが表示されたら、一番右下のこれまた右手親指が最も早く触れるところに出てくるマイクのマークをタップする。これで声を吹き込む為の音声マイクがアクティブになる。

④後は思いついたアイデアを声に出してマイクに吹き込むだけである。もし道を歩いている時であれば画面をいちいち見る必要はない。
　多少の音声誤認識は後で直せばいいし、なんだったら直さなくてもアイデアを思い出すには支障をきたすことはないはずだ。それよりよっぽど車に轢かれない様に周りをよく見るべきである。　
　ちなみに「カイギョウ」と言ってあげると改行してくれる。次の画面の書き込みは次の様に言葉で吹き込んだ結果だ。「オモイツイタラスグマイクニフキコンデメモヲトル　カイギョウ。」

　今の音声認識プログラムの精度はかなりのものである。男性の中でも声が低い方である私の声でもほぼほぼ正確に聞き取ってくれる。音声認識プログラムの精度が上がりやすい女性であればさらに誤認識は少なくテキストデータにしていってくれることだろう。

＜最後に＞

　いかがだっただろうか。普段から音声入力を使っている人にはなんて事のない記事だ。読んだ時間を無駄に使わせてしまって申し訳ない。

　だが、ちょっとしたアイデアでも貪欲に記憶に留めるためにメモアプリを貴重なドックのスペースを使ってこの位置に持っていっている人は少ないのではないだろうか。大したことはないことだが、アイデアを細々捕まえておくことを「サボりにくい」という効能が最大化される配置のアイデアのはずだ。

　そもそも現代の会社員はとにかくやることが多い。記憶障害になどならなくても健常な人ですら覚えておけるわけがないようなタスクに頭の先まで浸かって日々を過ごしている。つまらないうっかりミスや忘れ事は貴重な我々の時間を最も無駄に奪っていくものだ。

　気が緩んでちょっとサボったことでうっかり忘れるなんて時間がもったいない。気が緩んでたってサボらずさっとメモできる秀逸な手段として、日々たくさんのやらなければならないことに追われている私達の味方にしたい。

　ここまでこの記事を読んで下さったことに感謝をしつつ、読者の皆さんの沢山の素敵なアイデアに溢れたより良い未来を願い筆を置く。

終わり