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【お金について考えること2019】①機械がライバルの仕事はするな ②労働の対価が分かっていないバカへ ③我々は不景気を知らない

今回のかきあつめのテーマは「お金」。2019年の年末時点でお金についてボンヤリ考えたことを、3項目について述べていくことにした。

いろいろと強めに書いたところもあるので、ボンヤリと読んでいって欲しい。

お金を稼ぎたいなら『機械がライバルになる仕事』は選択しないようにしよう

あなたが今後お金が稼げる仕事をしたいと思うのなら、「これは本当に機械でできない仕事なのか?」と考えなくてはならない。なぜなら、これからの仕事は『機械がライバルであるか否か』で格差が生まれるからである。つまりは、機械がライバルである仕事においてだと、賃金が機械にひっぱられてしまうのだ。

人は製造やサービスにおいても、戦い方では機械に勝ることが多い。機械ではできない精度やサービス内容を突き詰めることで、今後の機械化社会を生き残ろうと考えている人も多いだろう。もちろん選択肢として否定はしないが、「お金を稼ぐ」という観点では得策ではない。なぜなら機械には技術革新が発生するからである。

機械がライバルである仕事は、今はまだ人の方が機械よりコストが低いかもしれない。だがそれが逆転する日は必ず来て、賃金はピークを迎える。戦い方によっては一部の人間が賃金を上げるかもしれないが、不景気と同時に一気に機械レベルまで下げられる。

あなたが「お金を稼ぎたい」と思うのなら、機械と同じ土俵で戦ってはならない

サラリーマンがお金で支払われる対価は①労働量②責任量のいずれか

だいぶ前の話だが、40歳ぐらいの事務のお姉さんが「(上司と)同じ仕事をしているのに私の給料が低いのはおかしい」という愚痴を聞いたことがあり、悲しくなった記憶がある。何が悲しかったかと言うと、その年齢になっても対価としてのお金の仕組みを分かっていなかった(上司と同じ仕事をしていると思っていた)点である。

彼女からしたら上司と自身は同じ作業量の業務をしているように見えたのだろう。事実、作業量と勤務時間はほとんど同じだったと推測する。だが、彼女と上司には明らかな責任の有無があった。その部署の業務に何らかの問題があったとき、その責任をとるのが上司であるということを、彼女には認識できていなかったのだ。

一般的なサラリーマンが給与としてもらう金額は、基本的に①労働量の対価か②責任量の対価、もしくはその掛け合わせである(あと、業種によってはインセンティブ)。

たまに「責任のある立場になりたくないけどお金欲しい」と言っている輩にあって「バカだなぁ」と思う。「責任を負え。もしくは長時間働け。」と。

責任の負えない人間に、企業は金などやらない。

景気とは波だ。不景気はいずれくる。

景気とは波であり、良いときもあれば悪いときもある。良いときも悪いときも、ずっとは続かない。これは筆者より若い20代の読者に言いたい内容なのだが、『(実感は薄いかもしれないが)今がいい時代である』ということを意識した方がいい。景気とは「気」なのであまりネガティブなことを言いたくはないが、あえて警告をしよう。

特に現在40代前半の超就職氷河期を経験した方なら身にしみていると想像するが、我々その下の世代は不景気の怖さを知らない。不景気の最大の不幸は、個人の才能や努力が時代に影響されてしまう点である。

不景気になると、世の中から仕事が減り、優秀な人間であってもいい仕事につけないような世界になる。働き方もガラリと変わり、今は「働き方改革」と進められていることも、「ヌルいこと言ってんじゃねぇ」と後退する可能性もある。

今現在40代の不景気を生き抜いてきた『ガッツがある世代』は大丈夫だろうが、その世代を上司にもつ我々『不景気を知らない世代』が不景気に直面した時、これまでとのギャップにはたして耐えられるだろうか。もしかしたら、次の不景気で世界の風潮がガラリと変わる可能性もあるのでは、と思っている。(まぁこれまでの世代と同様に乗り越えていくのだろうが。)

次の不景気がどのレベルのものになるかは分からないが、2008年のリーマンショックレベルの不景気は来てほしくないと思っている。景気の良い悪いは必然だとしても、行政の力で最悪の事態は抑えて欲しい次第だ。

2020年もお金と労働について考える1年でありたい

そんなこんなで、2019年版をまとめてみた。今回は「お金」に対する漠然とした内容をまとめたが、来年以降は具体的な科学技術やビジネスについて書いくつもりだ。

2020年も新たなビジネスの創出や、技術革新がでてくるだろう。常にキャッチアップしていくように、頑張っていきたい。

記事:アカ ヨシロウ
編集:円(えん)
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